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2歳から参加OK!生の落語を親子で楽しめる、三遊亭わん丈さんの「親子落語会」に行ってみよう

今、空前の落語ブームです。もちろん昔から根強い「落語ファン」はいましたが、TOKIOの長瀬智也さんが落語家を演じたドラマ『タイガー&ドラゴン』(2005年)以降、それまで落語になじみがなかった人たちにも、どんどん広がってきたように思います。

放送中の大河ドラマ『いだてん』でも、落語家が大切な役どころを担ってますよね。そんな中、自らも2児の父である若手噺家・三遊亭わん丈さんが『親と子のための落語会』を8月7日に開催します! 小さな会場で、すぐ目の前でプロの芸を堪能できる貴重な機会。ぜひ夏休みにお子さんと一緒に「生の」落語体験、してみませんか。

夏休み、子どもの遊び場を探していたら、ぜひ「親子落語会(8月7日)」へ!

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三遊亭わん丈さんは、年間1,000席もの高座をつとめる、今大人気の若手落語家さん。元ロックバンドのヴォーカルという異色の経歴でも話題です。

「夏休み中、子育てで大変な方たちの少しでもお役に立てればと思ってこの会を企画しました。私も2歳と0歳の二人の子どもの父親ですので、いつもこういう遊び場を探しているんです。椅子席はほぼなしで座敷なので、お子さまもくつろぎやすいかと思います。夏休みのお子様の遊び場をお探しの親御さんたちに、ぜひお越しいただければと思っています

また、わん丈さんは全国各地の学校や保育園などに呼ばれて、子どもを相手に落語を演じることも多いそう。

「よく出前寄席でお邪魔する保育園の先生から“落語を聞くようになってからうちの園の子どもたちが話し始めるのが4カ月ほど早くなった”と言われたことが御座います。数十分の間、生で黙ってお話を聞くというのは、小さいお子さまには意外とない時間かもしれませんので、この機会に是非ご体験してみてください」

演目は『死神』と『拝啓 浦島太郎さん』

今回の演目は、古典落語「死神」と、わん丈さんが作った新作落語「拝啓 浦島太郎さん」の二席です。

「子どもに『死神』!?と思われるかもしれませんが、経験上、小学2年生以下のお子さまには人情噺を聞いての感動の泣きはもちろん、滑稽(こっけい)噺を聞いての笑いもなかなか伝わりません。笑いというのは『自分の中の常識とのズレ』で起こるものなので、まだたくさんの常識に触れていないお子さまには笑いの種類が少ないのです。

その中で、大人も子どもも近い感覚で感じられるのは『怖さ』だということがわかってきました。しかも普段、大人の方にやっているのとほぼ同じように演じても、お子さまにも楽しんで頂けておりますので、保護者の皆様も楽しんでいただけるのではないかと思っております。

自作の新作落語『拝啓 浦島太郎さん』は、ゴミのポイ捨てはいけない、ということだけわかって頂ければと思ってやりますので、こちらも2歳からなら、なんとなくわかるかと思います」

わん丈の親と子のための落語会(8月7日)

落語とワークショップ
会場 :番衆亭(東京都新宿区新宿 5-10-10 2階)

出演:三遊亭わん丈

<朝の部>

開場 10:45 開演 11:00 終演 11:45
休憩なし

<昼の部>

開場 14:15 開演 14:30 終演 15:15
休憩なし

・2歳から小学6年生まで(必ず保護者同伴)は無料
保護者は500円

チケット予約はこちら(要予約)wanjo.yoyaku@gmail.com

朝か昼、どちらの会をご希望かをお書きください。料金は当日お支払いになります。

会場は椅子はほぼ御座いません。桟敷にザブトンです。食べ物は禁止、小さなお子さま用に飲み物だけは可能としますが、くれぐれも会場にこぼしたりしないようお願い致します

・簡単な「ついたて」はありますので、オムツ替えぐらいはして頂けるかと思いますが、普段からお子さまのご利用を考えているというスペースではありませんのでその他のフォローは難しいかと思います。ご了承ください。

「小学生はまだ落語を観る機会が少しはあるかもしれませんが、今回は2歳から参加可能にしております。この時期が親御さんは一番大変かと思いますので、ぜひ私のできる範囲で場所を提供したい、という思いがありました。小さいお子さまが泣いたりもあるかもしれませんし、騒いだりもあるかもしれません。そこまで集中して楽しめるかはわかりませんが、ひとつの遊び場として、親子で落語を経験してみてください」

父親らしい目線で、子どもたちを楽しませてくれる三遊亭わん丈さんの親子落語会、ぜひご予約の上、お出かけください!

三遊亭わん丈

1982年12月1日生まれ。滋賀県大津市出身。

20歳から7年間ロックバンドのヴォーカルとして福岡を中心に活動。2010年東京に訪れた際に寄席で落語に魅せられ、すぐに上京、滋賀県初の江戸落語家となる。独演会には初心者からマニアまで様々な客層が詰め掛ける。年間約1,000席の高座をつとめ、その日の客席を見て自由自在に古典落語、新作落語を操る、現在の若手ブームを牽引する落語家の一人。

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