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毎日の寝かしつけにお疲れ気味…先輩ママに「子どもを早く寝かせる工夫」を聞きました

1日の疲れをとる睡眠は、誰にとっても大切なもの。子どもならなおさらです。でも親の配慮をよそに、子どもがなかなか寝てくれないというのはよく聞く悩み。

ちなみに米国睡眠医学会は、子どもが心身機能の回復や成長に必要な睡眠時間として、1〜2歳児は11〜14時間、3〜5歳児は10〜13時間、小学生は9〜12時間、中学・高校生は8〜10時間を確保することを推奨しているそう。皆さんのお子さんの睡眠時間はいかがですか? 

平日の朝に家を出る時間はそう動かせないとなると、きちんと睡眠時間を確保するにはやはり「早く寝かせる」というのが基本となりますね。『kuhura』では小学生以上の子どもがいる女性48人に、「子どもを早く寝かせるためにしている工夫」についてアンケートを行いました。いろいろなアプローチ方法があるようです!

スマホやタブレットの使用の制限

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まずは現代の子育てとは切っても切り離せない「スマホ・タブレット」との付き合い方について。

寝る前はネット利用を禁止」(35歳/会社経営・役員)

スマホにロックをかけて、21時以降の使用をできなくしている」(41歳/主婦)

「平日はタブレット〇時間まで、と制限する」(43歳/学生・フリーター)

「夜8時半以降はタブレット禁止、寝る布団を自分で準備させて寝るモードに持っていかせる」(40歳/その他)

「子どもが中学生の頃は、夜ふかしして朝起きられなくて機嫌が悪かったり、学校に遅刻したときは夜のスマホの時間を決めて電源を落とすように設定してました」(47歳/主婦)

寝る前は子どもにとっても自由時間となるので、スマホやタブレットを手に取る機会も多くなります。が、目から入る光が脳を刺激したり、興奮するような内容の動画を見たりすることで睡眠の質が悪化するのではという懸念もあります。また、なかなかやめられず寝る時間が後ろ倒しになることも。

夜の利用を一切禁止する、使用時間を制限する、時間を決めて使用可とするなど、家の事情に合わせたそれぞれの対策をしているようです。

帰宅から布団に入るまでを時短に!

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帰宅後にすぐ風呂・食事ができるように、作り置きなどをしている」(40歳/その他)

「習い事から帰ってきたあとすぐにお風呂とご飯が済ませられるように、タイマー調理の活用や食べやすいメニューの工夫をしている」(54歳/主婦)

「とにかくやることは早く終わらせて早く布団に入れるよう段取りをつけている」(45歳/営業・販売)

現代の小中学生は、塾や習い事や部活で、帰宅時間が遅くなることもしばしば。帰宅してから布団に入るまでの時間をどう短縮するかが勝負です。

朝に夕ご飯の下準備までしておく、便利な調理家電を活用する、などの手順の効率化が子どもの睡眠時間を守っている! 家族の努力に頭が下がります。

部屋を暗くするなど、快適に寝る環境作り

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部屋を暗くして寝やすい環境にしていました」(63歳/主婦)

早めに部屋を暗くする」(52歳/主婦)

早く電気を消して遅くまで起きていないようにした」(60歳/主婦)

就寝前にバキッと明るい明かりを浴びると睡眠の質が低下する、夕方から段階的に部屋の照明を暗くしていくことで、眠りまでの流れをスムーズにすることができるなど、睡眠と照明の関係は深いと言われます。

また、毎日の流れを決めておくことで、暗くなった→寝る時間、と体に習慣づけることもできそうですね。

寝る前の時間をルーティン化する

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夕食から寝るまでにやることを一連の流れにしていた」(53歳/主婦)

「早めにお風呂や夕飯を済ませて寝るまでのステップを習慣づけしている」(43歳/主婦)

「夕食が終わったら、少し休憩してすぐに歯磨きをさせる習慣をつけていた。そうするとすぐに自分の部屋に行って寝ていた」(50歳/主婦)

「寝る前の2時間前くらいにお風呂に入らせる」(54歳/コンピューター関連技術職)

寝る時間を決めたら、それに向けて夕ご飯やお風呂の時間も決めてしまい、毎日同じように過ごすことが習慣になれば寝るまでの流れがぐっとスムーズに。また、寝る1~2時間前に入浴すると眠りに入りやすくなるという説からか、寝る時間とお風呂の時間をセットで設定しているという意見もちらほら見られました。

子どものタイプによる可能性があるのと、根気が必要かもしれませんが、ルーティン化が成功すればかなり親の手間を減らすことができるかも。

そのほかにこんな意見も!

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早く寝かせるために、放課後に運動させる。運動すると疲れて眠くなるから」(55歳/主婦)

公園で思い切り自由に遊ばせる」(69歳/主婦)

朝早起きさせると夜は起きてられないようで寝る」(58歳/総務・人事・事務)

「明日の朝ごはんのリクエストをしてもらう。翌朝を楽しみに寝るようになる」(53歳/主婦)

「宿題など終わらなくても朝早く起きてやれば良いと言っている。夜早く寝る方を優先」(48歳/その他)

「◯時までにタスクを終えてお布団に入れたら、◯円お小遣いをあげる、とご褒美制度を導入していた」(45歳/主婦)

「むりやり寝かせようと思わない。親がイラつくと子どもも寝なくなる」(49歳/総務・人事・事務)

放課後に遊んだりスポーツの習い事をさせたりすると、身体的な疲労から夜には自然に眠くなるので、とにかく体を動かす、疲れさせる!というのはシンプルな良い方法。そのほかにも、子どもの生活や性格により、親子間で様々な工夫をしている様子が見て取れます。

子どもの年齢によっては親が干渉しにくくなることもありますが、小さいうちは親が寝る時間を決めて誘導する必要があります。我慢の時期かもしれませんが、しっかりと睡眠をとって次の朝を迎えることで、発達や成長を助け、楽しい毎日を過ごすことができます。

子どもの寝る時間に悩む人がいたら、ぜひみなさんの意見を参考にしてみてくださいね。

【参照】厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド 2023」

川崎さちえ
川崎さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイドとして、NHK「あさイチ」、フジテレビ「ノンストップ」などの情報番組に多数出演。『節約の達人 川崎さちえの ポイ活+クーポン+メルカリ スマホでおトク術』(インプレス)などの著書や、記事の執筆も手がける。

2003年、夫が子育てをするために、突然会社を辞める。翌月からの給料が0円になり、家にいながら、しかも空いた時間でできるオークションを開始する。ネットオークション歴20年以上、フリマアプリ歴10年以上の経験で培った独自の効率的な利用方法を発信し、オークションやフリマアプリの魅力を伝えている。

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