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大人になって再会!育児中ママの「感動した絵本」を大調査

幼い頃に読んでいた本に再会すると、いろんな気持ちが押し寄せてきますよね。子どもに読み聞かせをしながら、懐かしくなったりセンチメンタルになったり。また、大人になったからこそ行間に隠された深い意味を知ることもあるのではないでしょうか。

今回は、216人の子育て中の女性に大人になって再会して感動した絵本・児童文学のエピソードについてうかがいました。

読みながら泣けてくる…特に人気のあった定番の3冊は?

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皆さんからたくさんのエピソードが寄せられましたが、まずは、複数の票が集まったスーパーロングセラーの3冊をご紹介します。

(1)『100万回生きたねこ』

100万回死んで、100万回生き返る不死身のねこ。誰も愛さず強い自分のことが大好きだったねこが、1匹のめすねこと出会い“愛”を知っていきます。ラストに涙を流す人が続出!

「子どもの頃は、どら猫の話としか思ってなかったが、大人になって読むと愛について描かれていた」(36歳・技術職)

「すごく心に響いた。最期は最愛の人の隣でというロマンチックな終わりとは大人になってから知った」(25歳・主婦)

(2)『泣いた赤おに』

人間と仲良くなりたい心優しい赤鬼の幸せのため、自分を犠牲にする友人の青鬼。青鬼が残した手紙のシーンでは、子どもと一緒に泣いてしまうと言う声もありました。

「青鬼の気遣いの細やかさに初めて気づき、子どもに読み聞かせながら嗚咽が止まらなくなった」(43歳・ 主婦)

「友情の素晴らしさが心にしみる」(44歳・主婦)

(3)『はらぺこあおむし』

いつもお腹を空かせたあおむしが、いろんなものを食べて、美しい蝶に変身するストーリー。日本での初版は1976年。エリック・カール氏の色鮮やかな貼り絵が特徴的で、40年にわたってその時代の子育て世代に絶大な人気を誇ります。

「子どもの頃にどぎつい色に虫の顔が怖くて良さが分からなかったけれど、子どもに読み聞かせると、一生懸命覚えて曜日や食べ物の名前を言えるようになりました」(38歳・主婦)

まだまだある!大人になって再会して感動した絵本&児童書

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みなさんから寄せられた絵本のエピソードはまだまだありますよ! 子どもの頃と違う視点で読めるようになった本、子どもの教科書で出会った物語、大好きだった本に再び巡り会ったエピソードをたっぷりご紹介します。

子どもの頃と違う視点で読めるようになった絵本

大人になると、感情移入の対象が変わることがありますよね。違う視点から読んで、昔から知っている児童書で新しい気づきが得られたという声もありました。

『ちょっとだけ』

「母になり、親の目線で改めて読むと泣けた」(27歳・公務員)

『赤毛のアン』

「子どもの頃はアン目線で読んでいた。親になってから改めて読んだ時、マリラ目線で読み進めていてマリラの気持ちになって、アンを想う親心に号泣してしまう」(48歳・主婦)

『はじめてのおつかい』

「主人公の女の子をわが子に置き換えると泣ける!」(31歳・主婦)

『かぐや姫』

「玉の輿にのるよりも、育ててくれた両親の側に居たいという強い気持ちを貫いた女性の思いに、改めて、自分を産んでくれた両親に感謝の思いを伝えたくなったし、胸が熱くなりました」(34歳・主婦)

『ムーミンシリーズ』

「幼いころは、ムーミンたちに訪れる日常のあれこれや冒険にただわくわくして読んでいたが、大人になってから読むと哲学や人間の本質に触れるような内容が多く、また違った目線で読めた」(29歳・主婦)

『銀河鉄道の夜』

「何度読んでも、その時の心情で解釈の仕方が違ってくるのが面白いと思う」(40歳・主婦)

子どもの国語の教科書で再会して…

昔、勉強していたころには気づかなかったけれど、国語の教科書には泣ける話が多いんですよね。子どもの音読を聞きながら、登場人物の気持ちを想像して胸が熱くなったという声が多くありました。

『ちいちゃんのかげおくり』

「小さい頃に読書感想文を書いた作品で思い出のある本だったのですが、今は小学生の国語の本に載っていて、子どもとじっくり読んで胸が締め付けられた」(43歳・主婦)

『スイミー』

「マグロに兄弟を食べられてもスイミーが強く生きていく姿に感動した」(36歳・主婦)

『一つの花』

「小学校の国語の教科書に載っていた。なんでおとうさんは出征のときゆみこにコスモスの花をあげたのかわからなかったが、子どもの国語の教科書に載っていたのを読み返してやっと意味が分かった」(45歳・主婦)

自治体や学校によって採用している教科書の種類は異なりますが、他にも国語の教材となっている『ずーっとずっとだいすきだよ』や『スーホの白い馬』などがあがっていました。

子どもの頃に大好きだった本に再び巡り会って感動!

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絵本を手にとってワクワクした思い出。自分が読み聞かせる側になると、幼い頃のワクワクがよみがえりますよね。子どもが同じ本を好きになってくれて嬉しいという声もありました。

『しろくまちゃんのほっとけーき』

「自分も保育園で読んでもらっていたのを思い出してうれしくなった。とくにほっとけーきが焼けていく描写のところが好きだったので、娘もそのシーンの擬態語に興奮して、マネしたりしていたのは感動した」(43歳・主婦)

『どうぞのいす』

「自分が小さい頃読んでいた絵本。最近子どもが偶然図書館で見つけて懐かしさのあまり借りました。うさぎさんの優しさと同じような子に育って欲しいなーと感じました」(35歳・主婦)

『バムとケロシリーズ』

「私が小学生の頃一番好きだった絵本を小1の娘が初めて学校から借りてきた。“これ好きなんやって! 読んでみ!”と言われた時に昔を思い出して、嬉しくなりました」(31歳・主婦)

 

以上、今回は大人になって再会して感動した絵本のエピソードをお届けしました。

時が経つと、違った読み方ができようになるのが本の醍醐味。子どもにとっても、今はピンとこなくても、将来何かの“気づき”を与えてくれる存在になるのかもしれませんね!

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