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もらって困った「入学祝い」気持ちはすごくありがたいんだけど…

子どもの成長は早いもので、気づけば身近なところで卒入学が行われています。毎年のように入学祝いを贈っているという方もいるかもしれませんね。
そこで今回は入学祝いをテーマに、子どものいる20〜50代の男女109人に「もらってありがたい反面、困ってしまった入学祝い」を伺いました。せっかくお祝いするのであれば、相手に気を遣わせないようなものを贈りたいものです。

サイズや趣味が難しい…「洋服」

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「洋服。サイズが逆に大き過ぎてすぐに着ることができなかった」(40歳女性/その他)

「少し大きめサイズの服。残念ながら、その年のシーズンには大きく、一年保管していたら翌年には小さくなっていて、袖を通す機会なく過ぎてしまった。リサイクルショップで売った」(42歳女性/その他)

「洋服は趣味が合わないものをもらったら着せるのが嫌なので、本当に困りました」(53歳女性/主婦)

いくらあっても困らなそうなお洋服ですが、もらう側からすると負担になっていることも往々にありそうです。子どもの成長に応じた洋服のサイズ選びは意外と難しく、小さいのはもちろん、大きくてもすぐに着ることができず、思い出した頃にはサイズアウトしているという結末も。また子ども自身も好き・嫌いはありますから、着たくないとなるとタンスの肥やしになってしまいます。

せっかくだけど使えない…「学校で使うもの」

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「文房具セット。学校指定のものではなかったので持って行けなかった」(53歳男性/総務・人事)

「キャラクター系の文具、学校の校則で持って行けない」(48歳女性/総務・人事)

「学校で使うエプロン。サイズが合わない。デザインが子どもの好みではない」(47歳女性/総務・人事)

学校で使うものだからと贈ったものの、学校によっては使用するものに決まりがあるので、残念ながら使えないというケースも。文房具は家や塾などで使用することもできるいっぽう、鉛筆や消しゴムが不要なほど溜まっていくというのもあるあるです。

定番品かと思いきや…「万年筆」

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「高級な万年筆。年配者にしたら定番かもしれないが、使わないし、その金額を出すなら他の物が欲しかったと思った」(48歳女性/主婦)

「万年筆。我が家で使う人がいないので、知人にあげた」(57歳男性/研究・開発)

卒入学のお祝いの品として、万年筆を思い浮かべる人も少なくありません。しかし実際には万年筆を使う機会はそうそう無く、使用する機会なく困ってしまうという声が上がりました。いいものなだけに、もらった側としても心苦しく感じる様子が伝わってきます。

ぴったり合わせるのは至難の業?「靴」

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「靴。サイズが合わなかったので、しばらく放置して捨ててしまいました」(49歳女性/その他)

「運動靴。サイズが合わなくて、処分してしまった」(28歳男性/研究・開発)

「靴。サイズが合わなかった」(33歳男性/研究・開発)

「靴。サイズが小さく、足に合わなかったので、しまったままです」(46歳男性/総務・人事)

靴は洋服よりもサイズ合わせが難しいかもしれません。同じサイズであっても、足の幅や高さが違うと履けなかったり、履き心地も実際に履いてみないとわからなかったり、ぴったり足に合う方が珍しいでしょう。

読んでくれたらいいけど…「本」

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「子どもが読まないジャンルの本。分厚かったので場所もとるし、こまりました」(30歳女性/主婦)

「百科事典。そのまましまってあります」(57歳女性/総務・人事)

「そんなに知らない親戚からもらった本の全集?みたいな大量の古い本。新品でもないし置く場所も困ったので祖母の家に置いた」(39歳女性/公務員)

たくさん本を読んで欲しいと思う親御さんは多いと思いますが、ちょっと迷惑に感じてしまうケースも。本は知識の宝庫かもしれませんが、読まなければ宝の持ち腐れ。また全集のように量が多いと置き場所に困ってしまうこともあるようです。

絶対に困らないものといえば?その他の回答

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「図書カード。できれば現金がよかった」(50歳女性/主婦)

「現金が多かったのでとくに困ったことはありませんでした」(43歳女性/その他)

「現金を頂くことが多いので困ることはありませんでした」(59歳女性/総務・人事)

生々しいとは思いつつも、やっぱり現金は汎用性が高く、もらって嬉しいものです。金額に悩んでしまいそうですが、親族であればもちつもたれつの関係、お互いに現金のお祝いがいいかもしれません。

 

あくまで気持ちの方が大事なお祝いですが、贈る側はやっぱり喜んでもらいたいと思っていますし、贈られる側はいただいたものを有効に使いたいと思っているもの。今後、贈り物を検討する際の参考になれば幸いです。

沖田かへ
沖田かへ

2級建築士、照明コンサルタント、FP、心理カウンセラー資格など所持。2人目出産後、大好きな子どもたちと少しでも長く時間を過ごせるよう、フルタイム勤務からライターに転身。夏はキャンプ、冬はスキーと、家族でアウトドアなライフスタイルを送る。取材記事を中心に、日常生活を今より快適に過ごすためのコラムを発信していきます。

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