この連載では、2017年1月に女の子を出産し、育児まっただなかの犬山紙子さんと、先輩ママ、独身女子などいろいろな立場から「妊娠・出産・育児」にまつわる話をしていきます。
【今回の会議参加者】編集K(8歳女&4歳男の二児の母)、編集S(独身)、ライター北川和子(9歳&7歳&0歳の三男の母)
育児中のみなさんに聞きました!「どうやってストレス解消してますか?」
null思い通りにいかないことが多く、どうしてもストレスレベルが上がりやすい育児期。自分のためだけでなく、子どもやパートナーに優しい気持ちで接し続けるためにもストレスを発散する機会は必要ですよね。
今回は、育児中の方々から募った「人におすすめしたいストレス解消法」を一挙にお届け。犬山紙子さんをして「全ての回答を紹介したい!」と言わしめた皆さんのストレス解消法は?
ママのストレス解消が家族円満のカギ!みんなの発散法は?
null自分にごぼうび「美味しいものを食べる」
「アルフォートファミリーパックの一気ぐい。好きな漫画の好きなところだけを読み漁る」(26歳 / 長女1歳1カ月)
「精神年齢を子どもと同じところまで下げて、誰にも見せられないような変顔をして変な動きをし、子どもと一緒に無邪気に遊んでは泣いては笑う、あとはおいしそうな甘いものをスーパーで見つけては買って毎日食べる」(39歳 / 子1歳半)
―好きな菓子を買い置きしておくと、超絶忙しい時間も「後で絶対アレを食べて一息つくんじゃ!」と歯を食いしばって乗り切れる(北川)
貴重なプライベート空間「お風呂」
「ぜいたくな湯量のお風呂にあおむけになって沈み、脱力する。無になれるのでおススメです!」(39歳 / 長男14歳 ・次男12歳)
「どうしようもなくストレスが溜まった時は浴槽に浸かりながら、パートナーへの育児の不満を念じながらお湯をひたすら叩くとスッキリしました」(34歳 / 長男7歳・長女2歳)
―わかる~!家族が寝たあとのお風呂は、家の中でリラックスできる貴重な空間(編集K)
仲間と悩みを共有「ツイッター」
「ツイッターの育児アカウント作ってとにかく仲間を作ること。愚痴も息子自慢も聞いてくれる友達を持つこと、子どもと離れて自分のためだけの時間を持つこと」(27歳 / 長男0歳)
―数あるSNSの中でもツイッターって、悩みをシェアしやすい気がする!(犬山)
達成感を味わえる!「ものづくり・料理」
「手芸、掃除、プランターで野菜作りなど完成してビフォー・アフターが解る事をする。プランターで野菜作りは食育にもなるので親子で出来て1番オススメかも」(36歳女性 / 長男3歳)
―みんなで共同作業して、楽しみを共有するのって楽しそう。今年はゴーヤを枯らさない!(北川)
自宅で1人祭り!「歌う・踊る」
「スマホで好きな音楽流して1人カラオケ大会。時には子守唄にもなるし表情筋のエクササイズにもなるしオススメ」(29歳 / 子6ヶ月)
―育児中は自由じゃないことも多いけど、限られた時間の中で楽しめる術が身についた気がする(犬山)
家の外に出て「人と会う」
「とにかく気の会う友だちと遊びに行ってお互いほめ合い、全肯定し合う。休みの日にスーパー銭湯に行き、帰りはマッサージをしてもらい、帰って来るの最高」(30歳 / 長男小3・長女5歳・次男4歳)
―大人になるとあんまりほめてもらえないから、お世辞とわかっていてもほめ言葉はメッチャ嬉しい!(北川)
最近いつ大笑いした?「笑う機会を増やす」
「娘の変な写真(変なタイミングで写った写真など)に全く関係ない変な文章を添えて夫に送りまくることです。口が半開きの写真と一緒に“饅頭うめぇ”と添えて送ったり。娘は可愛いし、本当にそんな事を言ってそうで思わず笑ってしまいます」(33歳 / 長女6カ月)
「笑うこと。お笑いDVDでもバラエティでも映画でもなんでもいい」(38歳 / 長男1歳0ヶ月)
―まだ子どもがしゃべれないうちは、ほほえむことはあっても、大笑いすることってなかなかないから、笑いの機会を持ちこむのって大切かも(編集K)
涙活で心を洗う「泣く」
「自分の自治体がやっていた『ママケアデイサービス』というのがなかったら自分はうつになっていたと思う。あと、辛くなったら浜文子さんの『抱きなさい、子を』という詩を読んで泣いてる」(34歳 / 長男1歳)
―ドラマや映画を見ておいおい泣いた後はなぜかスッキリ。最近とみに涙もろくなりハッピーエンドしか見れないけど(北川)
貴重な1人時間「子どもの昼寝時間に好きなことをする」
「理由のよく分からない泣きの時には抱っこしてあやしつつも、自分の好きな動画を観て楽しむこと。エルゴ抱っこでバランスボールでポヨンポヨンしながら観ているとわりとすぐに赤ちゃんも寝てくれました」(38歳 / 長女2歳・長男7ヶ月)
―赤ちゃんがなんで泣いているのかわからないときは辛い。でも、寝かしつけた後にやりたいことができたときの嬉しさよ(犬山)
めったに行けないから…「エア旅行」
「たまには贅沢して高いもの食べます あとグーグルアースでハワイ行きます。楽しいです」(31歳 / 長女 1歳4カ月)
ときめきで元気に!「好きな芸能人に癒される」
「好きなアーティストのMVを見る」(34歳 / 長女1歳10ヶ月)
―気軽にライブに行けないから、リビングで思い切りうっとりするとその日の自己嫌悪やイライラが昇華される(北川)
自分らしさを取り戻す「美容」
「月1の美容院と、マツエク。完全一人になれる時間が、自分を身綺麗にしてくれる時間になるから」(46歳 / 長男4歳)
―私も産後、オシャレしたくてたまらなかったなぁ。あと、プチプラのドラッグストアコスメを買って試す時間は至福(犬山)
今日のストレスを明日に持ち越さないために…
null犬山紙子:おお!これぞ“生きた情報”。ありがたいですね。今回ご紹介したのはほんの一部だけど、もうぜーんぶ紹介したいくらい!
北川和子:デジタルの文字から1人1人の顔が思い浮かぶような感じ。子どもを寝かしつけて、バラエティ番組とか好みのイケメンが出ている作品見ながら食べるカロリー高い菓子の味は最高。その日の苦労が報われます。
編集K:私も子どもが小さくて自由に出かけられないときは、食べ物でストレス発散していました。お取り寄せスイーツにノンカフェ飲料から、ます寿司まで(笑)。でも、それもあの頃の自分には必要なものだったと思う。
犬山紙子:ストレス解消は、自分のためのみならず! 何か自分に合うものが1つでもあれば、皆さんにもどんどん試してみて欲しいと思います。
イラスト/犬山紙子 構成/北川和子