子どもの「将来就きたい職業」
それでは、子どもが将来就きたい職業のTOP3を紹介します。
<男の子>
3位・・・運転士・運転手
2位・・・警察官
1位・・・スポーツ選手
1位は「スポーツ選手」でした。同社の調査開始以来22年連続で1位という、男の子に大人気の職業です。
ですが、比率は2007年をピークに減少傾向にあり、逆に今年人気が浮上してきたのは「ユーチューバー」(初のトップ10入り)や「宇宙関係」(宇宙飛行士など)で、「宇宙関係」は過去最高の11位となりました。
ちなみに1位の「スポーツ選手」は、どんなスポーツが人気なのかというと、サッカー、野球に続き、ラグビーでした。ラグビーは、昨年来の盛り上がりを受けて、子ども向けのスクールが活況ということもあり、なりたいスポーツ選手として急浮上したのではということです。
<女の子>
3位・・・看護師
2位・・・芸能人・歌手・モデル
1位・・・ケーキ屋・パン屋
女の子の1位は、こちらも男の子同様、22年連続で「ケーキ屋・パン屋」でした。
全体の26.0%と絶大な人気で、2位以下を大きく引き離しました。「ケーキ屋・パン屋」の中でも特に人気の職業は「ケーキ屋」「パティシエ」で、1位の8割を占めました。
今年は、3位の「看護師」をはじめとする、「保育士」「医師」「教員」「警察官」といった、子どもたちにとって身近な職業が比率を伸ばした、ということが特徴です。
「看護師」が、過去最高タイの3位に返り咲いたことからもその様子がうかがえます。
親が願う「子どもに就かせたい職業」
ちなみに親御さんたちが望む子どもに就かせたい職業は、下記の通りとなりました。
<男の子>
3位・・・会社員
2位・・・医師
1位・・・公務員
<女の子>
3位・・・薬剤師
2位・・・公務員
1位・・・看護師
男の子のランキングでは、毎年3位内をキープしていた「スポーツ選手」ですが、今年は初めて4位となりました。
男女ともに、トップ3の結果から、安定感のある職業が親御さんの人気を集めました。
あなたのお子さんが将来就きたい職業はランクインしていましたか?
ママ・パパ世代には、馴染みのない職業が入っていたり、人気の度合いが異なっていたり、驚きもあったのではないでしょうか。そんな、時代の流れを象徴する「2020年版 新小学1年生の“将来就きたい職業”」。子どもと一緒に将来についてのお話をするきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
【調査概要】
調査対象:2020年4月に小学校に入学する子どもとその親
調査方法:〈クラリーノ〉製ランドセルを購入した方にアンケートを実施
2019年7月~2019年12月のインターネット回答分から有効回答を抽出
有効回答:子ども4,000名(男女各2,000名)、その親4,000名
※ 子どもの調査は1999年から2020年まで通算22回目、親の調査は1992年から2020年まで通算29回目