「白髪染めをどれくらいの頻度で行っていますか?」
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まず、白髪染めの頻度について尋ねたところ、次のような結果になりました。
第1位:白髪染めをしていない・・・100人(38.5%)
第2位:1カ月に1回・・・44人(16.9%)
第3位:2カ月に1回・・・23人(8.8%)
第4位:3カ月に1回・・・21人(8.1%)
第5位:1カ月半に1回・・・18人(6.9%)
第6位:3週間に1回・・・16人(6.2%)
第7位(同率):2週間に1回・・・10人(3.8%)
第7位(同率):1週間に1回・・・10人(3.8%)
ちなみに、筆者の場合、理想のペースは毎月だけど、お財布や時間の都合でそれは叶わず、だいたい2カ月に1回。分け目でごまかせそうならもう1カ月粘る……という状態です。なので、今回のランキングの上位に「1カ月に1回」「2カ月に1回」「3カ月に1回」が並んでいるのには共感します。
他方、ランキング圏外の少数意見では「2~3日に1回」「毎日」という人もいました。白髪の量やライフスタイルによって、染めるペースは大きく違うことがうかがえます。

「白髪染めをどのような方法で行っていますか?」
null続いて、具体的にどのような方法で白髪染めをしているのか尋ねたところ、大きく分けると“自宅派”、“美容院派”、“自宅・美容院の併用派”の3タイプに分かれました。
自宅派・・・67票

「カラートリートメントで毎日少しずつ」(57歳/主婦)
「1週間に1度、白髪用カラートリートメントを使用し、常に白髪が目立たないようにしている」(68歳/その他)
「1カ月に1回自宅でヘナ染めをしている。時間はかかるが家の雑用をしながらできるしお金もかからない」(48歳/総務・人事・事務)
「生え際だけ1カ月に1回ぐらいを目安に自宅で染めている。ほぼすべてのメーカーの白髪染めを使ってみて、自分にぴったりのものが見つかった。染まりにくい髪質なので美容院でやっても多分うまくいかないと思う」(68歳/総務・人事・事務)
「3カ月に1度くらいの頻度で、自宅で市販の白髪染めを使用して全体を染めている。美容院だと時間がかかって腰が痛くなってしまうが、自宅だと自分のペースで短時間でできて楽」(54歳/主婦)
「家でドラッグストアで買ってきた安い白髪染めを使用。汚れてもいい前開きの服に着替え、白髪染めを塗ったら100均で買ってきた使い捨てのヘヤーキャップをかぶり放置。用事や好きなことをして時間が来たら風呂で洗い流す」(58歳/主婦)
今回のアンケートで最も多かったのは、自宅で白髪ケアを行う「セルフ派」。プロの仕上がりも魅力的ですが、自宅ケアには代えがたい大きなメリットがあります。まず、煩わしい予約は不要で、思いたったらすぐ白髪ケアができるのが魅力。カラー剤を塗布した後の放置時間も自由に使えるなど、自分の都合を最優先できるのがうれしいポイントです。
自分に合った市販の商品で美容院に通うよりもコスパよく、白髪の目立たない状態をキープするようにさまざまな工夫を凝らしている様子がうかがえました。
美容院派・・・45票

「白髪染め専門店で、4週間に1度の割合で染めてもらっている。専門店のおすすめ頻度でやれば目立ちません」(46歳/総務・人事・事務)
「美容院で1カ月に1回くらいのペースで染めている。毛量がかなり多いく毎月カットする必要があるのでそのタイミングで」(49歳/その他)
「2カ月に1回、美容院で白髪染めをしてもらっている。市販のものは頭皮によくないといわれたので、使わないようにしている」(51歳/その他)
「3カ月に1回美容院で白髪染めをしてもらっている。セルフは面倒だし、うまく仕上がらなさそうなのでやっていない」(52歳/主婦)
「大体3カ月に1回くらいの頻度で美容室でカットと白髪染めをしてもらう。 その間に白髪が目立ってきたらヘアバンドやカチューシャ、帽子で隠すようにしている」(56歳/その他)
筆者自身も美容院派に一票を投じたいところ。何度か市販の白髪染めに挑戦してみたものの、不器用なせいかどんなに入念に作業したつもりでも染めムラができてしまいます……。そして、何よりストレスなのは、セルフケアの後始末。手や爪、そして浴室についた染料がなかなか落ちず、「この手間と時間を考えたら、仕上がりもきれいな美容院のほうがトータルで見てコスパが良いのでは?」と早々に見切りをつけ、以来ずっとプロにお任せしています。
併用派・・・29票

「自宅でカラートリートメントは2日おき。セルフ染めは月に1度。美容院は3カ月に1度」(51歳/主婦)
「1週間に1回自宅で白髪染めをして、ときどきカラートリートメントで色を補う。美容室は3カ月に1回ぐらい。自宅染めで上手に隠せなくなった頃、きれいにリセットするために行く」(52歳/その他)
「3~4カ月に1度、美容院で全体を染めてトリートメントもしてもらう。生え際だけ1カ月に1回くらい市販の白髪染めを使う」(61歳/デザイン関係)
「冬は寒いので、美容院で染めるが、夏は自宅で染める」(65歳/主婦)
今回のアンケートでは、美容院とセルフケアを上手に組み合わせる「併用派」も目立ちました。数カ月に1度は美容院で全体をきれいに染めてもらい、その間は自宅で部分染めやカラートリートメントを重ねてつなぐスタイルです。美容院代を節約しつつ、気になる部分だけ手軽にカバーすることで常にきれいをキープできるといったメリットがあり、まさに美容院とセルフケアのいいところどり。負担と満足度のバランスをとる現実的な選択肢だといえそうです。
白髪染めとひと口に言っても、美容院に通う人、自宅で工夫する人など、そのスタイルはさまざま。大切なのは自分が無理なく続けられる方法を見つけることで、美容院派もセルフ派も、どちらが正解というわけではありません。白髪との付き合い方は、ライフスタイルに合わせて選ぶのが一番で、まさに“その人らしさ”が出るところ。今回のアンケート結果もぜひご参考にしてみてくださいね。

成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。