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春の疲れ、たまっていませんか?「魔法の胸ひらき」が肩こり&腰痛にいいんです

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ママたちにとって、何かと落ち着かない新年度のスタートも一段落。連休も超えたこの時期は、疲れが一気に出るときです。

疲れが肩こりや腰痛として表面化している方におすすめしたいのが、「魔法の胸ひらき」。理学療法士で骨盤底筋トレーナーの田舎中真由美先生(たやなかまゆみ)にお聞きしました。

マッサージはリラクゼーション…本当に改善したいなら「胸を開いて」!

そもそも現代人は肩こり・腰痛の原因になる“前かがみの姿勢”でいる時間が長い、と田舎中先生は言います。

「スマホを見るとき、家事をするとき、仕事でパソコンに向かうとき、人は常に前かがみの姿勢になりますよね。そのうえ春は園関係、学校関係の書類が大量にあり、ものを書く=前かがみの姿勢でいる時間がさらに増えるため、肩こり、腰痛になりやすく、悪化しやすい季節です」(以下「」内、田舎中先生)

まさにそう! 普段はパソコンでちゃちゃっと書けてしまうものが、園関係・学校関係の書類は“手書き”のため、首がこり、肩がはり、腰も痛くなったというママたち、たくさんいらっしゃると思います。

そのためマッサージ店に駆け込むという人も多いはず。

ところが田舎中先生は「マッサージはあくまでもリラクゼーション。根本的な改善にはあまりなりません」と言います。

「なぜならコリによる痛みというのは、その部分の筋肉が硬くなっていることから起こる症状です。だからもんでも効果はそれほどなく、“胸をひらくこと”で改善が期待できるんです」

椅子に座りながらでOK!気づいたときに胸ひらきを

誰でもいつでもできる、椅子に座りながらの基本の「胸ひらきストレッチ」

“胸をひらく”?

よくわからないのですが、胸をひらくってどういうことなのでしょうか?

「人は正しい姿勢でいるとき、胸をひらいているんですね。逆に前かがみでいるときは胸が閉じてしまっているということです。ですから、胸をひろげると姿勢そのものが正され、肩こりや腰痛の改善につながるんですね。

より深くしっかりと呼吸することができるので、酸素が体中に行き渡り、気持ちや思考も前向きになるんですよ」

いちばん簡単な「胸ひらきストレッチ」

(1)椅子に浅く座り、しっかりと足の裏を床につけます。

(2)背筋を伸ばし、おろした両手を気持ちいい範囲で後ろにそらします。この状態を10秒キープ。

そしてキープしながら腹式呼吸を繰り返します(腹式呼吸とは鼻から深く息を吸い入れ、ゆっくりと口から吐き出す。息を吸い込む際は、おなかの中に空気を入れて膨らまし、吐くときはおなかの中の空気をすべて出し切る気持ちでへこむまで吐く)。

「“たったこれだけ!?”と思うかもしれませんが、日中、気づいたときにこの“基本の胸ひらき”をやっておくと、夕方の疲れが違いますし、序々に肩こり、腰痛はもちろん、首こりも改善されていきますよ。下腹に当てた手で、おなかが膨らんだり、へこんだりしているかしっかり確認しながら腹式呼吸をしてください」

目覚めが変わる!朝の「寝ながら胸ひらき」

そしてぜひ、疲れたママに田舎中先生がおすすめしたいのが、朝の「寝ながら胸ひらき」。

「朝、目が覚めたらいきなり起きるのではなく、布団の中で胸ひらきを行ってから起きると全身にしっかりと酸素が行き渡り、血のめぐりもよくなって、すっきりと起きることができます。

まず、寝た状態のまま、軽くひざを立てます。

両手を下腹に当て、腹式呼吸をします。腹式呼吸で息を吸ったときに、しっかりと胸を開いてくださいね」

 

さぁ、次回は、万年肩こり&腰痛持ちなうえ、ぎっくり腰&首体質、反り腰のライター中田ぷうの、それらすべて改善した「魔法の胸ひらき」発展編をお送りします!


【取材協力】

田舎中 真由美先生

理学療法士・骨盤底筋肉トレーナー。高齢者の尿失禁予防に携わっていたが、自身の出産を機に妊娠・出産は女性の体が大きく変わるターニングポイントであると実感。

年を重ねると生じる腰痛や膝・股関節などの整形外科的な問題もこの妊娠・出産時の体の変化が関与しているのではと考えるようになり、より早期に女性の体を予防・改善できるよう現在は産婦人科医院においても産前産後の女性の腹部・骨盤の機能回復のための運動指導に携わっている。

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