「気になり始めたとき」がタイミング
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現在、『貝印』のウェブサイトで見られる『FIRST SHAVE BOOK』。
昨今、「キッズ脱毛」という言葉も聞くようになりました。“初めてのカミソリ”を学べる『FIRST SHAVE BOOK』も手がける『貝印』によると、子どものムダ毛処理はいつからOKという明確な基準はないのだとか。
また、学校で習うわけでもないため、「お子さんが気になり始めたときに、大人が剃り方を教えてあげるとよいと思います」と、『貝印』マーケティング本部広報宣伝部・吉川未紗さんは言います。
ムダ毛のお手入れ、どうすればいい?
null「カミソリで剃ると体毛が濃くなる」という疑問もありますが、それはNO。剃ったときに毛の断面が見えることで勘違いする人がいるそうです。また、毛抜きなどで抜く方法もありますが、どちらがいいのでしょう?
剃る? 抜く? それぞれのメリットとデメリット
剃る
メリット:脱毛よりは安価で処理が可能。
デメリット:正しい処理をしないとカミソリ負けなどをする場合も。
抜く
メリット:毛抜きさえあれば処理が可能。毛抜き以外にも、ワックス脱毛や光脱毛などもある。
デメリット:肌への刺激が強い。また、毛を抜きすぎると埋没毛の原因になる。
とくに初めての毛の処理におすすめなのは、カミソリで剃ること。「部位や個人差によりますが、1週間に一度を目安に剃ります。まず親御さんが子どもに剃り方を教えつつやってあげて、慣れてきたら自分で処理できるよう、ステップを踏んであげてください」

基本の剃り方

ムダ毛が気になる部位【中高生女子・20〜30代女性】(画像提供:貝印)
『貝印』の調べによると、やはり自分の視界に入りやすい腕やひざ下が気になるという子どもが多いそうです。そこで、「腕・スネ」の基本的な剃り方を教えていただきました。

腕は肩から手の甲に向けて剃ります。(画像提供:貝印)
- 泡だてた石鹸や、シェービングクリーム・ジェルを肌に塗る。
「カミソリと肌の摩擦を軽減し、うるおいを与える役割があります。石鹸はボディソープでもよいですが、これらには汚れを洗浄する成分が入っているので、どうしても乾燥しやすくなる。とくに乾燥肌の場合は、クリームやジェルがおすすめです」 - 毛の流れに沿った「順剃り」でなでるように剃る。
「毛の流れに逆らう『逆剃り』は根元まで剃れますが、肌への刺激がどうしても強くなります。カミソリ負けを起こしにくい『順剃り』で、なでるように優しく剃りましょう。どうしても気になる場所は、そこだけ『逆剃り』を1度だけしてみて」 - 剃り終わったら石鹸やクリームなどを毛とともにしっかり洗い流す。
- 体を拭き、乳液やクリームなどで保湿する。
おすすめツール




吉川さんによると、毛を剃ると一口にいっても、ツールを部位で使い分けたほうがよいそうです。「一般的に、体はより広い範囲を剃りやすいT字がよいといわれています。凹凸がある顔の場合は、小回りの利くフェイスガードのついたL字のカミソリがおすすめです」。
また、カミソリは2週間に一度(14回使用)を目安に、替刃することもおすすめしているのだとか。「やはり剃り心地がよいほうが、肌への影響も穏やかです。定期的に刃を替えていただき、使用後は水気を拭き取り、洗面所で保管していただくとよいでしょう」。
お子さんが「気になる」と打ち明けてくれたとき、その気持ちに寄り添えるように。大人は正しい知識を身につけて、そのときに備えませんか?
【取材協力】
貝印

朝ランが日課の編集者・ライター、女児の母。目標は「走れるおばあちゃん」。料理・暮らし・アウトドアなどの企画を編集・執筆しています。インスタグラム→@yuknote