<今回の片付け・まとめ>
コジマさんの約10か月におよんだ“サステナブル=持続可能”な片付けへの挑戦は、ついに今回が最終回です。
この数回は、洋服、特に「洗たく物」の片付けをどうするか、で試行錯誤してきたコジマさん。
前回(連載第18回「洗たく物の片付けが苦手すぎて……」)、の連載で「洗たく物はたたまない!」というルールを決めて数週間。一人ぐらしの頃から、なんと15年間片付くことがなかった「塚(洗たく物を取り込んだまま片付いてない、洋服の山)」が、ついになくなったのでした!
「たたまない」という方法を、この連載で紹介して以来、コジマさんのところには友人や知人たちから「私もそうしてるよ!」という声も届いていたそうで。
それまで「洗たく物は、取り込んだらたたむのが当たり前」と、どこかで固定概念があったけれど、自分が使いやすいルールにしてしまうのが、結局は一番なんですよね。
コジマ家では、片付け用にカゴを用意。取り込んだ服を、カゴにそのまま入れる服、ハンガーのままラックにかけちゃう物、靴下や下着など引き出しに入れる小物、と3パターンにざっくり分けて収納する、という方法に。
ちなみに夫は服が少ないこともあり、日常服はカゴ2つで上手に整理しています。
思えば連載スタート時はかなりカオスだったコジマ家。
玄関やゴミ置場、キッチンと、少しずつ、でも着実に片付けをこなしてきて、今やかなりスッキリ整った家になりました。
……そうなってくると、驚いたことにコジマさんの目が肥えてきたのです。
吊るしてあるバスタオルや、いただきものの紅茶が放置されてるのを見ると、もっとこうすればキレイになる!という「片付けたい」ビームが、目から出るように。
今までなら、散らかってるところをむしろ見ないようにしていたというのに、なんという違いでしょう!成長したなー。
正直なところ、この連載をするまでは「片付けをマスターするには、生まれ変わるほどの修行をしなくちゃ」と思っていたコジマさん。
でも、わかったんです。
必要なのは「モノの住所を決める」というシンプルなルールだけ!
それを忠実に守りさえすれば、サステナブルにずーっとキレイを保てる。
そんなほのかな自信が芽生えたコジマさん、これからも「サステナ片付け」を続けていけそうです!
(完)
◼️この連載をまとめた単行本が、秋には刊行予定です。お楽しみに!
編集/松田紀子
コジマ マユコ
マンガ家。北海道出身の30代。夫と二人暮らし。マンガ好きとして幼少期をすごし、現在はwebを中心に、自分の経験をもとにしたエッセイ漫画・ストーリー漫画を発表しています。受賞歴はコミチ×withnews『学校がしんどい君へ』大賞ほか。コレが記念すべき初連載です!
(twetter:@cotori9)