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胸にせまる回答も…「40代でしておけばよかったこと」50代・働く既婚女性のホンネ

子どもの手が離れはじめ、仕事は守りの姿勢に入り、「このまま年を重ねていくのかな」とボンヤリ感じ始める40代。同時に、親の介護や子どもの進路、老後の資金など、様々な不安と向き合う世代でもあります。

40代を過ごしている最中は、人生の“傾向と対策”をすっかり心得ているつもりでも、50代になってみると、「40代でやっておけばよかった!」と感じる事柄がかなりあるようです。

『kufura』では、50代の働く既婚女性84人に「40代でやっておけばよかった」と後悔していることについてうかがいました。

40代に残した後悔キーワードは「健康管理」「親孝行」「お金」!

50代女性の後悔は、大きく分けて「親孝行」「老後資金」「健康管理」にまつわる回答が多く見られました。

50歳を過ぎるということは、親が70代~90代になるということ。「親がまだ元気な40代のうちにもっと親孝行をしておけばよかった」という声が多く聞かれました。

「親孝行。高齢になって心配が増えた」(50歳/その他)

「親孝行」(55歳/主婦)

ある時点で親子の立場が逆転し、これまで多くのことを助けてもらってきた親を、助ける番になります。とはいえ、親孝行をしたくても、自分の生活に追われ、もどかしい思いをしている方も多いのではないでしょうか。

健康に気を配っておけばよかったという声も…

50代は、健康不安に直面し始める年代。これまで多少の不摂生は平気だったのに、50代では少しずつ“老い”を実感する女性も少なくないようです。

「規則正しい生活をすればよかった」(57歳/その他)

「健診。つい後回しにしたが、50代になり手遅れがあってはと不安になる」(56歳/主婦)

「運動習慣」(51歳/その他)

適度な運動と、規則正しい生活は、40代のうちから実践しておきたいものです。

子どもが巣立ち、老後の不安が覆い始めるとお金の後悔が…

そして、お金にまつわる後悔も。

40代~50代の子どものいる家庭では、高等教育などでお金がかかり、老後資金まで貯蓄しておく余裕などないかもしれませんが、それでも「もっとうまくやりくりできたのでは?」と悔いる声が聞かれます。

「資産作り」(52歳/営業・販売)

「貯金。年金が減らされ支給年齢もあがっている」(53歳/その他)

年金で悠々自適という未来はあまり期待できないからこそ、40代から手を打っておくべきなのかもしれません。

さらに、こんな声も。

「勉強しておけばよかった。たくさんお金を脅し取られた」(52歳/主婦)

いったい、何があったのでしょうか……。

 

子育て、友人、夫婦関係…人間関係を悔やむ声

そして、40代での人間関係や子育てについての後悔を抱えている人もいました。

「友達をたくさん作ればよかった」(53歳/主婦)

「舅、姑中心の旅行ばかりだったのを後悔している。わが子ともっと楽しめる時間を別につくればよかった。息子のほうが早く亡くなるなんて、人生に順番なんてないと思い知った」(53歳/その他)

胸が張り裂けそうな回答です。

新しい出会いが減り、突然の別れがやってくる。大切な人が増えれば増えるほど、別れが怖くなりますね。

 

50代の働く既婚女性が「40代でやっておけばよかった」と後悔していることについてお届けしました。

40代では身近な人間関係を温めながら、お金も含めた老後のことを少しずつ考えていくべき、という教訓が得られたのではないでしょうか。過去に悔いを残しながらも「50歳過ぎてからが楽しいのよ」と、言える女性になれたらいいですね。

 

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