「very funny」は面白くない時に使う表現!?
“funny”の意味はみなさんもちろんご存知、“面白い”という意味です。この“funny”に“very”がついたら当然「とても面白い」という意味になりますよね。しかし本当に面白いことが起きた時、「very funny」という表現は使わないのです。
「very funny」を使うのは、面白くない話やつまらない冗談を聞かされた時。たとえば次のような場面で使われます。
Dave: You clean up nice today. You’ve got a date? (今日は珍しく綺麗だけど、デートでもあるの?)
Jessica: Very funny.(笑えないわよ)
上の会話のように何かをからかわれたり、悪い冗談を聞かされた時に、あえて皮肉を込めて「very funny」という言葉が使われます。
本当に面白い時はなんて言ったらいいの!?
「very funny」に皮肉が込められていることがわかった今、本当に面白いことが起きた時になんて言ったらいいのかわからなくなってしまいますよね。
同じ“funny”でも使い方によっては本当に面白いことが起こった時にも使うことができます。
ただ純粋に「面白い!」と伝えたい時は次のような表現を使ってみてください。
That’s funny!(面白いね!)
That’ so hilarious!(それ本当に笑える!)
You are so funny!(あなたって本当に面白いわね!)
同じ“funny”でも前後にくる単語次第では全く違う意味になってしまいます。「very funny」は直訳すると「とても面白い」という意味ですが、本当に面白いことが起こった時に「very funny」を使うことはまずありません。「very funny」と聞くとほとんど皮肉にしか聞こえないので、間違えないよう注意していきましょう。
以上、「very funny」の正しい使い方についてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
単語自体は非常に簡単ですが、皮肉な意味が込められているということについては意外と知られていないですよね。
面白い話を聞いた時に思わず「very funny!」と言ってしまいそうですが、それでは「面白くない」と皮肉を込めて言っているようなもの。
非常に誤解されやすい表現になりますので、ぜひ注意してみてくださいね。
2016/2/27 BizLady掲載
執筆/コバヤシ リホ