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外出時に「防災グッズ」持ち歩いてますか?もしものために…今から始められること

年始に発生した能登半島地震を機に、防災意識を高めた方も少なくないのではないでしょうか。“備え“が必要なシーンとして、家だけでなく、外出先もあげられます。東日本大震災の発生から13年目を迎えるこの時期に、「外出時の防災グッズ」について考えてみませんか?

外出時になにかしらの防災グッズは携帯してる?

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まず、20~50代の男女445人にアンケートを実施。「外出時に防災グッズを携帯していますか?」と聞いてみました。その結果が次の通りです。

はい・・・71人(16.0%)

いいえ・・・374人(84.0%)

日々、防災に対する意識は高まっているとはいえ、外出時に防災グッズなどを携帯しているという方は15%ほどと、まだまだ少ないことがわかりました。

それでは、「はい」と答えた方々は、どんな防災グッズを持ち歩いているのでしょうか?

持ち歩いている防災グッズは?

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複数回答形式で持ち歩いている防災グッズを選んでもらいました。携帯率の高い順に並べたのがこちら。

  • マスク・・・38人(53.5%)
  • 現金・・・34人(47.9%)
  • ミニライト・・・31人(43.7%)
  • モバイルバッテリー・・・30人(42.2%)
  • ばんそうこう・・・28人(39.4%)
  • メモ・ペン・・・28人(39.4%)
  • ウェットティッシュ・・・27人(38.0%)
  • 消毒液・消毒シート・・・20人(28.2%)
  • 生理用品・・・17人(23.9%)
  • 常備薬・・・16人(22.5%)
  • 栄養補給食・・・14人(19.7%)
  • ホイッスル・・・14人(19.7%)
  • 持病や処方薬などを記したもの・・・9人(12.7%)
  • ハブラシ・・・8人(11.3%)
  • 携帯トイレ・・・8人(11.3%)
  • アルミブランケット・ポンチョ・・・3人(4.2%)
  • その他・・・4人(5.6%)

マスクや消毒液などの衛生用品は、ここ数年のコロナ禍を経て、携帯することが習慣化したという人も多いのかもしれませんね。その他、モバイルバッテリーやステーショナリーは仕事などでふだんから使うシーンがあるアイテムと言えますね。

一方で、笛や携帯トイレのように、おもに有事の際にしか使わないようなアイテムを備えている人はそう多くないよう。そんな中、所持率が約44%と3番目に多かったのが「ミニライト」です。停電して辺りが暗い、夜道を歩かねばならないといったときに役立つアイテムです。

100円ショップなどで手の平サイズのものが気軽に購入できるので、探してみるといいかもしれませんね。

100円ショップ『キャンドゥ』の「アルミボディLEDライト」(110円・税込)。持ち歩きやすいサイズ感です。
別売の単3形乾電池1本を入れ、暗い部屋でスイッチを入れてみると……十分明るい!

なお、持ち歩き用の防災アイテムを選ぶ際のポイントとしては、こんな声が聞かれました。

「軽くてコンパクトなもの」(26歳女性/学生・フリーター)

「コンビニ等ですぐに買えるものは防災グッズから外して、量を減らしています」(50歳男性/その他)

「2~3日は過ごせることを考えてアイテムを選ぶ」(22歳女性/その他)

「気に入って愛着を持って使えるものを入れる」(33歳男性/金融関係)

毎日持ち歩く荷物ですから重くなるとやはり辛いもの。そこで、多くの方が軽くかさばらないものを選んだり、アイテムを厳選している様子がうかがえます。

「新しいものが出たら注目し、適宜追加や交換をしている」(57歳男性/その他)

「ビニール袋に入れて、濡れても大丈夫なようにしています」(57歳女性/その他)

「定期的にチェックし使えるか確認している」(52歳女性/公務員)

また、便利な新商品が出たら取り入れるなど、かばんに入れっぱなしではなく、定期的にアイテムをチェックしているという人も。少なくとも、緊急時に使えなかった!というリスクは軽減できそうですね。

防災グッズを持ち歩かない理由は?

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次に、今回の調査で多数派だった「防災グッズを持ち歩いていない」方の理由も見ていきましょう。

「カバンに入る隙間がない。重たくなるのが嫌だ」(58歳男性/金融関係)

「家には用意してあるけど、常に持ち歩くのは荷物が多くなるのでしていない」(53歳女性/主婦)

「車で移動することが多いので、防災グッズは車内に置いてあるだけ」(56歳男性/その他)

「何が必要か分からないから」(47歳男性/その他)

「用意しようと思いつつ、つい後回しにしてしまう」(25歳女性/主婦)

「そもそも防災グッズを持ち歩くという概念がありませんでした」(33歳女性/その他)

荷物が重くなるのが嫌、ついつい後回しにしてしまうなど、共感せずにはいられないような声ばかり。なかでも特に目立ったのは、「何を持ち歩けばいいかわからない」という声でした。

話題となった警視庁の「防災ボトル」などを参考に!

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「何をどうすれば?」という方におすすめしたいのが、2022年に警視庁警備部災害対策課がX(旧Twitter)で発信して話題となった「防災ボトル」。ウォーターボトル(容量約500mlのもの)に次の防災グッズ10個をまとめて持ち歩きセットにする、というアイディアです。

  1. ホイッスル
  2. 圧縮タオル
  3. エチケット袋
  4. ミニライト
  5. ビニール袋
  6. 常備薬
  7. ばんそうこう
  8. アルコール消毒綿
  9. ようかん
  10. 現金

いざという時、助けになりそうなものが揃っています。しかも、コンパクトで水が侵入しにくいというのもいいところ。実際に、「my防災ボトルを用意しました」と写真付きで投稿する人も多く見かけました。

アルコール除菌シートなど常に持ち歩いているものは除いて、他のアイテムを追加するなど自分なりにカスタマイズするのも◎! 編集部スタッフの中には、「使い捨てのコンタクトレンズがあると安心だな」といった声も聞かれ、ないと困るものから考えてみるといいかもしれません。筆者は、液体歯磨きなどの口腔ケア用品を入れたいなと思いました。

中身がつぶされにくいウォーターボトルですが、かさばりそう……と思われる方は、以前『kufura』でご紹介した、軽量&スリムなメッシュケースなどを活用するのもおすすめですよ。

除菌シートなど6点がセットになった、いちばんコンパクトな『無印良品』の「いつものもしも携帯セット」。
一見、ただのキーホルダーにしか見えないからさりげなく持ち歩ける!effe(エッフェ)の「お守りホイッスル」

もっと手軽に用意したいのなら、持ち歩き用防災セットを購入するのも手。以前kufuraでご紹介した『無印良品』の「いつものもしも携帯セット」は、買ったらそのままカバンに忍ばせておくだけと手軽です。

また最近は、“いかにも”なものではなく、普段使いできるようなデザインの防災アイテムも充実してきています。“これなら持てそう”というもの1つからでも、バッグに入れてみてはいかがでしょうか。

 

災害発生時、どこで被災するかわからない私たち。外出時の“もしも”に備えて防災力を高めておきたいものですね。

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