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私にも当てはまる…!? 「貯金が得意な人、苦手な人」の特徴を専門家が分析

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働く主婦にとって、節約・貯金は重要な課題です。

家事に仕事に忙しい中で、なんとかして多くのお金を貯めようと工夫している方も多いのではないでしょうか。そして、貯金の多さは、必ずしも収入額には比例しないようです。同じ水準の収入でも、より多く貯めている人とそうでない人がいます。

その違いとはいったい何なのでしょうか?

これまで数多くのお金の相談に乗ってこられた経済コラムニストの大江英樹さんにうかがいました。

ケチすぎるのは逆効果?貯金が苦手な人の特徴

大江さんによると、貯金が苦手な人によく見られる特徴は以下のとおり。

  1. 夏休みの宿題を最後の1週間でやるタイプ
  2. 節約好きすぎる人
  3. 自分の頭で考えようとしない人
  4. 頑張った自分へのご褒美が口癖

「まず1は、今が楽しければいい!というタイプです。行動経済学では“時間割引率が高い”というのですが、同じ価値のモノでも、将来より現在手に入れることを重視する人です。

貯金という行為は、今我慢して将来のために備えるもの。将来の楽しみを我慢できずに今楽しんでしまうというタイプの人は、なかなかお金が貯まらないと言っていいでしょう。意外と世の中にこういう人は多いものです」

2は少し意外な印象です。節約大好きな人は、多く貯金しているイメージですが、なぜでしょうか?

「メリハリのあるお金の使い方ができる人はいいのですが、何にでもケチケチしすぎな人は要注意。

こういう人は、本当に必要なモノでもお金をかけようとしません。それなのに、優先順位の低いものにはポンと大金をはたいたりする。

先日テレビを見ていて面白いなと思ったのが、節約大好きな主婦の方が生保の個人年金にはお金をかけている。これは最悪なパターンです。

それに、節約はストレスも溜まりやすい。ダイエットと同じで、あまり我慢ばかりしすぎるといつかリバウンドしてしまう可能性も。ムリな節約でストレスを溜めるより、本当に必要なものにはきちんと投資して無駄な支出を削った方が良いです。

無駄な支出の典型的な例が保険。金融商品の場合は何百万単位でお金を使うことになるので特に慎重になるべき。条件がよくても、簡単に信用せずに必ず裏があると疑うようにしましょう。

何が必要で何が無駄なのか見極められない、という人もいるでしょう。いい見極め方法は、モノやサービスが“良いか悪いか”で判断しないこと。

今どきは、ほとんどの物・サービスが“良い”に決まっている。それよりも、“必要か、不要か”で考えてください。もし、それがなかったらどうなるか……と考えた時に、たいして困らないようであれば買わないようにしましょう」

ご褒美は自分への言い訳!?

3はどういう意味でしょうか?

「人から言われたお得情報をすぐ鵜呑みにしたり、人から言われた通りにやるのは危険。他人にとっては良い情報でも、自分には当てはまらないかもしれないし、必要ないかもしれない。

それに、うまい話には裏があるもの。一見有利な情報でも、常に疑う習慣を身につけることです」

最後の4は、ギクッとした人が多いのではないでしょうか……。

「これは言い訳として便利な言葉ですよね。本来だったら、ただの衝動買いとして考えるべき。人間誰でも失敗はあるのだから、たまに衝動買いしてしまうのはある程度は仕方がありません。

もしやってしまったら、あまり自分を責めすぎずに、反省すればいいだけ。そして、原因と対策を考える。そうすれば、同じ失敗はしなくなります。

ところが、“ご褒美”と表現すると、浪費や衝動買いを正当化しているので、同じ失敗を何度も繰り返すことになるのです」

貯金が得意な性格の人は存在するのか?

では、反対に貯金が得意なタイプの人はどんな性格をしているのでしょうか?

「はっきり言って、そんな人はいません(笑)。人間は本来、貯金が苦手な生き物。将来の為に今我慢するというのは、誰にとってもあまり面白いものではなく、ストレスが溜まる行為です。

むしろ、貯金が得意な人間はそもそもあまりいない、という前提で考える方がよいでしょう。

いちばんいいのは、常に見えないところにお金をおいておくこと。会社員なら給与天引き、自営の場合は自動引き落とし。

年金や退職金も同じですね。在職中に給与に退職金を上乗せして受け取れる“退職金前払い制度”というものがありますが、人間は手元にあると気が緩んで使ってしまうものなのであまりよくないと思います。

意識的に頑張らなくていいように、貯金を仕組み化することがポイントです」

 

「貯金が得意な人、苦手な人の特徴」でしたが、いかがでしょうか?

無理なく貯金できる仕組みを模索したいですね。

 


【取材協力】

大江英樹(おおえ ひでき)・・・経済コラムニスト。野村證券で25年間にわたって個人の資産相談業務に関わった後、確定拠出年金の運営管理業務に携わる。40万人以上の確定拠出年金加入者に対して投資教育を提供してきた。長年にわたる投資教育の経験から資産運用の基本や行動経済学、シニア層のセカンドライフプランにも詳しく、独立後は、企業の従業員向け研修や執筆などを中心に活動している。『お金の常識を知らないまま社会人になってしまった人へ』(PHP研究所)、『老後不安がなくなる 定年男子の流儀』(ビジネス社)など著書多数。

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