今回は173人の20代〜40代既婚女性に、用意しておくと平日夜に助かる“半作り置き料理”とその調理法をうかがいました。
女性たちが実践している簡単な“半作り置き”テクニックをご紹介します!
テクニック1:野菜・根菜をカットして冷凍庫へ
null多くの主婦が実践していたのが、野菜のカット&保存。とくに根菜は、冷凍することで「火の通りがよくなる」「甘味が強くなる」という声もありました。
「玉ねぎをみじん切りや薄切りにしておく。サラダにしたり、お味噌汁、ハンバーグ、ハンバーグソース、スープなどどのようにでも調理できるので」(36歳・主婦)
「みじん切りにした玉ねぎを炒める。平らに均して、冷凍保存しておき必要な分を割って使う。ハンバーグに入れたり、カレーに入れたり、味噌汁に入れるとコクが出る」(40歳・総務・人事・事務)
「下ごしらえ済みの冷凍根野菜は、生より煮えるのが早い」(40歳・総務・人事・事務)
「玉ねぎをみじん切りにして冷凍しておく。チキンライス、オムレツ、ハンバーグなど、いろいろ使えるし、冷凍したほうが甘みが強く出ておいしい」(43歳・主婦)
テクニック2:肉に下味をつけて「焼くだけ」にしておく
null続いては、肉に下味をつけ“焼くだけ”にしておくテクニック。人気が高かった調味料は、塩麹、料理酒、ヨーグルト、バジルソースなど。冷蔵庫や冷凍庫の中である程度寝かせておくことで、リーズナブルな価格の肉をジューシーに仕上げられるようです。鶏肉・豚肉・牛肉それぞれの“半作り置きテクニック”をご紹介します。
(1)鶏肉
「鶏モモ肉を塩麹でもんで置いておき、お肉が柔らかくなって焼くと、味付けをあまりしなくてもジューシーなモモ肉焼きができる」(29歳・主婦)
「鶏肉を切って、バジルペーストと混ぜ合わせたものを冷凍しておく。朝、冷蔵庫に移し、夜それを焼いて夕食に」(43歳・主婦)
「鶏肉の味付けをビニール袋内でしておいて、冷蔵庫に冷やしておく。お酒を入れておけば、柔らかく調理できる」(29歳・その他)
(2)豚肉
「豚肉に、ヨーグルト、味噌を混ぜたものをジップロックに入れて揉み込んでおく。あとは、食べたい時にフライパンで焼くだけ」(43歳・主婦)
(3)牛肉
「生のステーキ肉を、市販のつけ置き用のたれの入った密閉袋に入れて冷蔵庫で寝かし、食べる際にそのステーキ肉を焼くと、とても柔らかく、味も良くしみ込んで仕上がる」(38歳・その他)
テクニック3:下ごしらえしたひき肉を使いまわす
nullひき肉料理のメリットは、“いろんな料理に使いまわせる”という点です。例えばハンバーグのタネを多めに作って保存し、肉団子やメンチカツに変身させるといった声がありました。家庭料理は、忙しいとどうしてもワンパターンになりがちですが、毎日のメニューにメリハリを与えてくれそうですね。
「ミートソースを圧力鍋で作っておく。パスタ、ドリア、野菜の重ね焼きに使える」(27歳・公務員)
「余ったハンバーグはパン粉をつけて冷凍。次回そのままメンチカツに」(44歳・その他)
「そぼろ。先に作っておけばあとはご飯を炊いて炒り卵を乗せればそぼろ丼があっという間に完成するから」(41歳・主婦)
「ひき肉に塩胡椒、醤油少々を味付けして炒めて冷凍しておくといろんなアレンジができる」(46歳・主婦)
「そぼろと豆腐を炒めたもの。ご飯に混ぜても、麺類のトッピングにもできる」(43歳・総務・人事・事務)
テクニック4:野菜をカット&マリネ
nullカット野菜を浅漬けにしたり、マリネ液に漬けて冷蔵庫で寝かせておくことで、夕方取り出して仕上げをするだけで副菜として食べられるので便利。マリネしておいた野菜をポテトサラダやマカロニサラダの具に使ったりと、副菜づくりの時短にもつながるようです。
「きゅうり、なすなどを塩辛くならない程度に浅漬け状態にしておく。そのまま食べてもいいけど、サラダに使ったりサンドイッチの具に使う」(47歳・主婦)
「ゆでたもやしに三倍濃縮麺つゆと砂糖を入れて一晩つける。次の日ごま油を入れておつまみもやしのできあがり」(37歳・主婦)
「豆もやしをゆで、醤油と鶏ガラスープの素で和えておく。ちくわやカニカマ、しらすなどをいれて、変わり種ナムルがすぐ作れる」(32歳・主婦)
「パプリカを酢漬けして簡単ピクルスを作っておく」(27歳・営業販売)
野菜を飽きずに食べられるマリネやナムルは、夏の疲れを癒してくれそうですね。
以上、“半作り置き”のテクニックをご紹介しました。
ちょっとした段取りで料理はグンとラクになります。1度に何種類もの食材をカンペキに作り置きするのはまとまった時間を要しますが、“半作り置き”なら実践しやすいのではないでしょうか。