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暑い日の葬儀でも…涼しく見送るための「夏の喪服」選び方ガイド

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35度を超える猛暑日が当たり前のように続く日本の夏。暑い時期の葬儀では、夏用の喪服を用意すると涼しく過ごせます。葬儀・お墓・終活ビジネスコンサルタントの吉川美津子さんに、夏向けの素材やデザインなどを教えてもらいました。

暑い時期は、無理をせずに夏用の喪服を用意

冬用とは何が違う?夏用の喪服を用意しておくべき理由

喪服は肌の露出をなるべく控えるようにデザインされています。けれど、夏の気温は年々上昇。しっかりした素材の黒ずくめの喪服を着て長時間過ごしていると、体調を崩してしまうことも考えられます。

無理をせず、夏の葬儀には夏用の喪服で参列するとベター。遺族となった場合は、新盆を迎える際に必要になることもあるので、夏用を1着用意しておくと安心です。

 

夏の喪服に替える時期やタイミングは?

オールシーズンタイプの喪服もありますが、近年の夏の暑さを考えると現実的には3シーズン対応と考えたほうがいいでしょう。暑さが厳しくなる7月ごろから夏の喪服に替えると快適に過ごせます。

コーディネートを工夫すれば夏用の喪服に

夏だけのために一式そろえるのが大変であれば、喪服のジャケットを夏用に替えるだけでもOK。喪服のジャケットにはたいてい厚手の生地が使われていますが、夏はレースやシフォンなど風通しのいい素材のジャケットがそろっています。さらに、ジャケットの下には黒のカットソーを着用すると涼しく着られます。

胸元が気になる場合は、カットソーの襟ぐりにレースを縫い付けて露出を抑える方法も。参列する立場なら、喪服のスカートやパンツにブラックシフォンのブラウスを合わせた略喪服のコーディネートもおすすめです。

夏の喪服スタイル例4つ

(1)シフォンorレース素材のジャケット+ワンピース

手持ちの喪服ジャケットを夏用にチェンジ。

(2)シフォン素材のチュニック(丈が長すぎないもの)orブラウス+スカートorパンツ

略喪服に。黒色のスカートやパンツに風通しのいいシフォンのトップスを合わせます。

(3)ジャケット風のレース素材などのブラウス+ワンピースorスカート、パンツ

ボタンが大きく、ジャケットのように見えるデザインのブラウスをトップスにすれば、アンサンブルやスーツのような装いになります。

(4)夏用の喪服ワンピース

ジャケット不要で準喪服の装いができるブラックフォーマルです。ボレロと一体となったアンサンブル風のデザインもあります。

夏の喪服を選ぶときの注意点とポイント

露出が多くなりがちな夏の喪服…半袖は避けて

夏の喪服で注意したいのが袖丈です。葬儀の場ではノースリーブ、フレンチスリーブは避けます。ブラックフォーマルの中には半袖もありますが、喪服であるなら五分丈程度にするのがマナー。どうしても半袖しかない場合は、参列者の立場なら着用してもいいでしょう。

スカート丈も短くなりすぎないように注意します。葬儀は立ったり座ったりする動作が多く、会場によっては正座をする場合もあります。正座をする可能性も考えて、座ったときにひざが隠れるくらいの長さを選ぶようにしましょう。

涼しく過ごせるデザイン、素材を選ぶのもコツ

夏の喪服選びでは通気性を考慮するのも大切です。襟元や袖口が詰まっていてサイズにゆとりがなく、ぴっちりしたデザインだと、熱がこもって暑くなってしまいがち。ほどよいゆとりがあり、裾や袖口などが広がった風通しのいいデザインを選ぶと涼しく着こなせます。

胸元が気になる場合は、レースやシフォンを使った立ち襟の喪服を探してみるのもいいでしょう。できるだけ透け感を抑えたいのであれば、ガーゼ調素材、麻を使った喪服もあります。

このほか、最近は接触冷感素材を使っていたり、吸湿速乾・消臭加工などが施された機能性の高い喪服も出ています。

できれば1着で済ませたい!オールシーズンOKな喪服の選び方

オールシーズンOKな喪服のタイプ

オールシーズン対応を謳っている喪服は、ワンピース・アンサンブルもしくはスリーピースタイプ(ジャケット・カットソー・スカート)が一般的。ワンピースやカットソーの袖丈が五分~七分丈、もしくはシフォンやレース仕様になっていて、暖かい季節はジャケットを脱いで着用します。

このほかワンピースorスカートに、素材や袖丈の異なるジャケット2着がセットになっているタイプ、ジャケット・スカート・パンツの3点セットタイプなどもあります。

シワにならない素材は必須、内ポケット付きも便利

喪服の素材はシワになりにくく、しっかりした厚さのあるものを選びましょう。

また遺族となって葬儀を手伝う場合は、各方面に連絡をするためスマートフォンが必須となります。メモもすぐ取り出せるように、ジャケットに内ポケットなどがついたタイプを選ぶと便利です。

 

長く着られるように、リボンなどの飾りが取り外せるタイプも

喪服はしょっちゅう着るものではありません。数年ぶりに着用してみると、当時はよかれと思って購入したデザインが似合わなくなっていることもあります。

そこで最近では、リボンやコサージュ、つけ襟が取り外しできる喪服も増えてきました。ウエストもゴムタイプなど、オールシーズンかつ長い期間着られるような工夫がなされています。

 


 

【監修】

葬儀・お墓・終活ビジネスコンサルタント

吉川 美津子(きっかわ みつこ)

大手葬儀社、大手仏壇・墓石販売店勤務を経て、専門学校にて葬祭マネジメントコース運営に参画。現在は葬儀・お墓・終活ビジネスコンサルタントとしての活動に加え、医療・介護と葬送・供養の連携を視野に葬送・終活ソーシャルワーカー(社会福祉士)としても活動している。

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