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「住まい問題」賃貸か購入か田舎か都会か?子育て世代も今から考える「ママトモ同志 #61」

コミック連載『ママトモ同志』第61話!

定年後は移住、二拠点生活……そんな夢を抱く人は、決して少なくはありません。でも現実の住宅問題で一番悩ましいのは、マンションの価格高騰! 子育て世代にとっては、子どもの学区のこともあり、賃貸・購入問題は悩みの種。中古マンションを買っても30年後にはどこに住む?とか考えだすと、賃貸でいっか……とか思ったり。悩ましいものです。

田舎から都会へ

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賃貸か購入か

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山田シャルロッテです。

みなさまの住宅に関するこだわりは、どこでしょうか?

◆持ち家派?賃貸派?

ひと昔前の日本は持ち家派が圧倒的で、ある程度の年齢を超えても賃貸住宅に住んでいる人=経済的に厳しい人、というイメージがありました。しかし現在では、ライフスタイルに合わせて住みかえる自由度の高さを重視する、などの理由から、積極的に賃貸住宅を選ぶ人も増えてきていますね。

◆戸建て派?集合住宅派?

昔は「戸建てが高価なので集合住宅を選ぶ」というケースが多数だったのが、これも現在は「セキュリティ」「ミニマム化」などの検討事項が増えて、悩ましい。そうした面で「じゃあ、マンションに」と即決できるかといえば、集合住宅は古くなってからの出口が見えにくい、という問題も。集合住宅の修繕や建替えに関して、2026年4月1日から区分所有法が一部改正される予定ですが、それでも、さまざまな決めごとに関しての多数決決議では、基本的に「全体の5分の4以上」という割合がほぼ据え置かれ、実現のハードルがだいぶ高そうです。

◆田舎派?都会派?

筆者は田舎で育ったので、これに関しては1本目のマンガに書いた通りだと想っております。いっとき「年をとったらのんびり田舎暮らし」が流行りましたが、基本、田舎は不便ですから、田舎で暮らすためには「健康でフットワークが軽いこと」が、つつがなく生活するための大前提です。田舎暮らしがしたい方は、若く健康なうちの移住をおすすめします。

……と、選択肢が現代的に複雑化している中、筆者は可能な限り「賃貸+マンション+都会」という住まいを選択すると思います。便利な場所が好きなのと、住環境を変えることも好きなので。「高齢になると賃貸住宅が借りにくくなる」という話も聞きますが、これからの高齢化+少子化社会に合わせて、そうした向きもだんだん変わるだろう、と楽観的に考えています。

山田シャルロッテ
山田シャルロッテ

ライター&イラストレーター・漫画家。1児を高齢出産後、都内で子育て中。
仕事をしながら子どものお稽古事やスポーツ活動の委員、PTA活動などもけっこう参加するので、ママ友多数。

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