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【福袋】お得だから「買う」? 不要だから「買わない」? それぞれの意見を聞いてみました

年始の風物詩といえば「福袋」。お得感やワクワク感が魅力ですが、一方で「中身がわからないから無駄」と考える人も少なくありません。

そこで『kufura』では、20~60代の男女457人にアンケートを行い、どのくらいの人が福袋を購入するのかを調査しました。さらに、福袋を「買う派」と「買わない派」の意見をそれぞれまとめました!

福袋を購入する人は少数派!?

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【あなたは福袋を買いますか?】

買う・・・27.4%(125人)
買わない・・・72.6%(332人)

福袋を購入するか聞いたところ、「買う」と答えた人は27.4%とやや少ない傾向に。「買わない」という人が72.6%を占めており、全体の約7割の人が福袋を購入しないことが分かります。福袋を買うことに対する関心や需要は薄れてきているのかもしれませんね。

福袋を「買う」と回答した人に、どこの福袋を購入するのか教えてもらうと、以下の福袋に人気が集まりました。

人気の福袋の「ジャンル」は?

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食品・飲食系の福袋

イオン/イズミヤ/カルディコーヒーファーム/スターバックス/ミスタードーナツ/カレーハウスCoCo壱番屋/モスバーガー/サブウェイ/サーティワン/ルピシア など

人気だったのは、食べ物や飲み物に関連する福袋。特に『イオン』などスーパーで販売される福袋には、食品がたっぷり詰め込まれており実用性も◎。コーヒーや世界のお菓子が楽しめる『カルディ』の福袋は、多くの人が抽選に参加したり、初売りの際は店舗に行列ができるほどの人気なのは皆さんご存知の通りです。

また、『マクドナルド』や『スターバックス』、『ミスタードーナツ』など飲食店の福袋を楽しみにしている声も多くありました。ギフト券やグッズが入っているタイプもあるので、お得感も増しますね。

『ミスタードーナツ』の2025年福袋は、ポケモンが描かれたオリジナルデザインのグッズがセットになった『とびだせ!ミスド福袋 2025』。12月11日(水)から予約開始、12月26日(木)から数量限定で順次発売。

アパレル系の福袋

ユニクロ/アディダス/ナイキ/靴下屋/ライトオン/ジェラート ピケ など

ファッションアイテムの福袋を挙げる人もいました。

特に、『ユニクロ』や『アディダス』、『ナイキ』など、スポーツウェアや日常着に使えるアイテムが詰まった福袋は、多くの人が購入しているようです。各ブランドの公式ECサイトや直営店で販売されたり、小売り店などが独自に年始に準備するケースもあるので、気になる方はチェックを。

『ユニクロ』はオンラインも見逃せません。

好きなブランドや百貨店の福袋

自分の好きなブランドの福袋を楽しみにしているという意見や、三越伊勢丹や阪急百貨店、西武百貨店など百貨店で販売される福袋をチェックするという声もありました。

百貨店の福袋は、衣料品から化粧品、お菓子まで多彩な内容が揃うため、毎年早くから注目が集まります。

その他にもさまざまな福袋が人気!

また、アーティストの福袋やキャラクターもの、コスメ系の福袋など、特定のジャンルに特化した福袋も人気でした。秋葉原のジャンク品の福袋や、手芸や裁縫関係のアイテムを詰め合わせた福袋などを挙げる人もいましたよ。自分の趣味にぴったりの福袋は魅力的ですよね。

続いては、福袋を買う派と買わない派、それぞれの意見を紹介します。

お得!楽しい!「福袋を買う」派の意見

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お得に買い物ができる!

「好きなブランドでお得に買えるのが良いなと思ったから」(35歳男性/その他)

「最近は事前に中身が分かるものが多いので、しっかり吟味すれば絶対に損はしないお得な買い物ができると思うから」(36歳男性/学生・フリーター)

「定価で買うよりお得だから」(49歳女性/総務・人事・事務)

「必要なものが入っていればお得であるし、定価では買えないようなものも入っているから」(68歳女性/総務・人事・事務)

「お菓子屋の福袋はハズレが無いから。衣類は色やサイズが合わないものがあるが、お菓子は最低でもすべて食べられるので物凄くお買い得。値段も安いから」(61歳男性/営業・販売)

福袋の最大の魅力は、通常価格よりも大幅にお得になる点です。ブランドや店舗によっては、中身の総額が購入価格の倍以上になることも。普段は手が出ない高価な商品を手に入れるチャンスと考える人も多いようです。食べ物や飲み物系、日用品などの福袋の場合は、すぐに生活に役立ち、お得感が強いとの声もありました。

新しいものと出会える

「お得だし、自分では選ばないような新しい出会いがあるかもしれないから」(65歳女性/その他)

「お祭り気分と掘り出し物が手に入る可能性があるので」(52歳男性/営業・販売)

「意外な掘り出し物が見つかる」(57歳男性/金融関係)

福袋には、自分では普段選ばない商品が入っていることも多く、「新しいものを試すきっかけになる」というポジティブな意見がありました。福袋をきっかけに新たなお気に入りを見つけたという人もいました。

お正月の恒例だから

「買って後悔する事も多いのですが、お正月になると買わずにはいられなくなります。これを買わないと正月ではないと感じます」(53歳女性/その他)

「毎年の恒例行事である」(48歳男性/学生・フリーター)

「ある意味お正月の楽しみ。子どものころの福袋は何が入っているか明らかにされていない楽しみがありましたが、最近のはどの系統のものが入っているのか、サイズまでわかるようになっているので無駄にならない。デザインの好き嫌いはありますが」(69歳男性/その他)

毎年の恒例行事として、お正月ならではのイベントとして楽しんでいるという意見もありました。新年の運試しの意味も込めて購入する人もいるようです。

晴れ着で福袋購入、昭和から続く華々しいスタイルです。

ワクワクするから

「お得なのもありますが、何が出るか分からないガチャ的要素も楽しい」(31歳女性/その他)

「何が入っているかワクワクするからです」(58歳男性/学生・フリーター)

「年に一度のお楽しみ&お祭りなので」(41歳女性/主婦)

「福袋を買う人たちや売り場の活気が好きだから」(35歳女性/その他)

「何が入っているかわからない」というサプライズ要素を楽しむ声も。「ガチャガチャや宝くじのような感覚」「開ける瞬間がたまらない」という意見もあり、家族や友人と一緒に開封するのが毎年の楽しみという人もいます。

では、「福袋は買わない」派の意見もみていきましょう。

使わない、好みじゃない「福袋は買わない」派の意見

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中身がわからないし無駄遣いになる

「何が入ってるかわからないものに金は出せない」(59歳男性/コンピューター関連技術職)

「中身がわからないものにお金を使いたくない」(60歳男性/その他)

「欲しいものがなかったらお金がもったいないから」(54歳女性/金融関係)

福袋の醍醐味でもあるのですが「何が入っているかが分からない」という点で、リスクを感じる人が多いようです。自分の好みや必要な物が入っていないことも多いため、損した気分になることも。必要ないものが多く入っている福袋に対してはお金を無駄にしていると感じるという意見もありました。

不要なものを増やしたくない

「いらないものが入っていることが多いから、物を増やしたくないことも一因」(69歳男性/その他)

「欲しいと思う物がなければ、結局お金の無駄だし、いらない物が増えるだけ」(62歳女性/主婦)

「今まで買った事があるが、なかには不要なものもたくさん入っていて、もう買うのはやめた」(58歳男性/その他)

「以前買ったときいらないものばっかりだったので無駄に感じたためです」(54歳男性/その他)

福袋の中身は基本的に選べません。そのため、「自分の好みに合わないものばかりだった」「使わないものが溜まってしまう」といった失敗談が多数。特にミニマリスト志向の人々には、無駄な買い物と感じられることが多いようです。最近では“中身が見える福袋”も増えています。これなら無駄を減らしつつ、お得感を味わえるかもしれません。

本当に欲しいものを買いたいから

「自分の欲しいもの以外は手元に置いておきたくないタイプなので。福袋は結局いらないものも入っているし、欲しいものを単品で買った方が最終的にはお得かなと思うから」(29歳女性/その他)

「自分で本当に必要だと思う物を最小限の価格で買うように心がけているから」(66歳男性/その他)

「自分の好みのものをお金を出して買いたいから」(49歳女性/主婦)

「自分の欲しい物だけを買えばよいから」(55歳男性/総務・人事・事務)

「安くても、結局使わないものを買うのは意味がない」との意見も。特に、自分の欲しい商品がはっきりしている人にとっては、福袋よりもセールや単品購入のほうが効率的ですね。普段から利用しているブランドや店舗の福袋なら、失敗のリスクは減りそうです。コスメや食品など消耗品の福袋は、実用性が高いためチャレンジしてみてもいいかも!?

何が入っているかわからないところが、福袋のだいご味。

「お得感やワクワク感を楽しみたい派」と「自分に本当に必要なものだけを選びたい派」、どちらの考え方も理解できるのではないでしょうか。福袋を購入しようか迷っている人は、アンケートに寄せられたコメントを参考に計画をたててみてはいかがでしょう。

ナカムラミカ
ナカムラミカ

エディター/ライター。大学在学時からライターとして活動、気付けばもうすぐフリーライター歴20年。webサイトや書籍の編集・ライティングなどを担当。料理と暮らしまわりの手仕事が趣味。根っからのインドア派だが、3児の母となりアウトドアの楽しさにも目覚めたところ。

 

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