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みんなが日傘を使うように!「長く厳しくなった夏」に、自分や家族を守るために変えたこと

気象庁が発表した「向こう3か月の天候の見通し」によれば、9月と10月を中心に暖かい空気に覆われやすく、全国的に気温が高くなる見込みとのこと。今年の夏は全国各地で猛暑日が続出していましたが、厳しい残暑はまだ続きそうです。

近年、猛暑日が増加傾向にありますが、皆さんのライフスタイルに変化はありましたか?

今回は、451人の男女にアンケートを実施。長く厳しくなった夏から自分や家族、家を守るために、新たに始めたことについて聞いてみました。

電気代より体のほうが心配だから…「エアコンの利用頻度」を上げた

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まず、エアコンの利用方法・利用頻度に関する回答です。

「以前は、扇風機メインでエアコンはここぞ!と言う時に使うとか、エアコンは何時間までと決めていたけれど、今年は、制限をゆるくしている。エアコン時間を長くとっている」(55歳女性/主婦)

「エアコンと扇風機をこまめに使う」(42歳男性/技術職)

「以前は電気代節約のために夜はタイマーでエアコンをかけていたが、今は一晩中つけっぱなしにしている」(52歳女性/総務・人事・事務)

「エアコンを2階の寝室にも2つ追加した」(68歳男性/公務員)

猛暑から身を守るためにエアコンの利用頻度が上がった、という声が多く寄せられました。例年、電気代の節約や快適な室温を維持するためにエアコンの利用を控えめにしていた回答者もエアコンの稼働時間が増えたと実感していました。

部屋を「効率よく冷やす」ための電化製品・グッズを購入

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エアコンの利用頻度が上がったという声に加えて、効率よく部屋を冷やすための工夫をしているケースもありました。

「サーキュレーターを買い足して家全体にエアコンの冷気がいくようにしました」(50歳女性/総務・人事・事務)

「庭側の窓一面にサンシェードを張った。これだけでだいぶ涼しい。エアコンの設定温度や風量を弱くしても充分冷えるようになった」(53歳女性/主婦)

「遮熱性のあるカーテンにしたら、部屋に入る日差しが抑えられるようになった」(41歳女性/総務・人事・事務)

回答には、室内の空気を循環させるサーキュレーターや扇風機のほか、窓から差し込む直射日光を遮るサンシェードや遮熱カーテン、つる性の植物の“グリーンカーテン”などがあがっていました。部屋を涼しく保つためにさまざまな工夫を凝らしている様子が伝わってきます。

直射日光から身を守る「日傘」「帽子」の活用

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直射日光を避けるためのアイテム利用に関する回答です。

「とにかく日よけを徹底する。場合によっては日傘を差す。直射日光が当たらないだけでも疲れ方などが全然違う」(58歳男性/その他)

「帽子や日傘を使用した。紫外線対策と暑さ対策に効果的です」(52歳男性/営業・販売)

「子どもでも、外に出るときは日傘を用意して暑さ対策をすること」(43歳女性/主婦)

同じ気温の日でも、日向と日陰で体感温度は異なります。帽子で頭部を覆ったり、日傘で日陰を作ることで、屋外を歩く際の負担軽減につながるようです。

「活動時間・活動内容」を変える

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暑いからと言って、全く活動しないわけにはいきません。活動時間・内容を変えることで、体力を維持している人もいました。

「超早朝に外活動して後は室内にいる」(68歳女性/その他)

「早寝早起き。朝は涼しくて、活動しやすいからです」(66歳男性/総務・人事・事務)

「休日は映画館に行く。趣味も広がって涼しく過ごせる」(53歳女性/公務員)

「朝の涼しい時間に子どもと公園を散歩する。いつまでもゴロゴロしないで動くので、その後の行動にも移れるので宿題に手をつけやすくなった」(44歳女性/その他)

「夜にウォーキングをする」(49歳男性/その他)

1日の中で比較的涼しい日の出前・日の入り後に散歩やジョギングを取り入れたり、屋内の趣味を作った、という声がありました。

「涼&冷グッズ」を利用して快適性アップ

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“涼”や“冷”をもたらすグッズ活用に関する回答です。

「首に冷たいリングをつけること」(44歳男性/金融関係)

「ネックアイスリングを買った。体の火照りが抑えられる気がする」(32歳男性/総務・人事・事務)

「冷感シーツや枕カバーを使う。ひんやりして少しでも気が楽になる」(53歳女性/金融関係)

「アイスノンを利用して涼しく寝る」(66歳女性/会社経営・役員)

「子どもが屋外のスポーツをしているが、水筒とは別に、体の冷却&飲料用に凍らせた500mlペットボトルを持たせている」(42歳女性/パート勤務)

外出時のアイテムは、首回りを冷やすアイスリングや、凍らせたペットボトル飲料、持ち歩きできる扇風機が人気でした。快適に眠りにつけるよう、涼感素材の寝具を活用している人も。

暑さ対策の基本「こまめな水分補給」の徹底

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こまめな水分補給は、暑さ対策の基本ではありますが、忙しいとつい後回しにしがち。習慣化の工夫が大切であるようです。

「のどが渇いていなくても水分をこまめにとる」(42歳女性/総務・人事・事務)

「家族とお互いに“水飲んだ?”と声を掛け合うこと。自分1人だとつい忘れてしまうので”そうだね、よし飲もう”と同じタイミングで飲むことも」(55歳女性/その他)

「夜でも簡単に水分補給ができるように水を枕元に置く」(55歳男性/営業・販売)

「例年より水分を多くとるようになって、塩分チャージのタブレットもよくなめている」(59歳女性/主婦)

のどの渇きを感じたときには、すでに体内の水分が不足していると言われています。のどが渇く前に飲む、家族に声かけをする、飲み物を手の届く場所に置く、水分と一緒に発汗で失われた塩分を適度に摂取するといった声がありました。

「食事内容」に気を付ける

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暑さで疲れると、食欲が減退しがちです。暑さに負けぬよう「しっかり食べる」という声が多く寄せられました。

「食事・水分をしっかりとる。暑くても食べられそうな物をしっかり食べるようにしました」(39歳女性/その他)

「お肉をよく食べるようになったら、体力がついてきた」(57歳女性/総務・人事・事務)

「三食、野菜を必ずとるようにしている」(45歳男性/企画・マーケティング)

「夏バテに良いとされる食材や料理を増やした」(41歳男性/その他)

「涼しい家で過ごしている時は常温のお茶を飲むようにしている。冷たいものを飲み過ぎると内臓を冷やし良くないので」(44歳女性/主婦)

炭水化物、野菜、タンパク質をバランスよく摂取することを心がけたり、食欲が落ちたときには栄養豊富でのどごしの良い食材を選ぶなどの工夫が、暑さによる疲れからの回復を早めてくれそうですね。

 

以上、今回は暑く厳しくなった夏を乗り切るために新たに始めた取り組みについてのアンケートをご紹介しました。

厳しい暑さから身を守るためにはお金も手間もかかりますが、“必須コスト”とみなしている方が多いことがうかがえます。

今年の残暑は長引きそうですが、日没時間が1日ごとに早まり、草むらでは秋の虫が鳴き始めています。もう少し暑さ対策を続けて、屋外で気持ちよく活動できる季節の到来を待ちましょう。

北川和子
北川和子

自治体HP、プレスリリース、コラム、広告制作などWEBを中心に幅広いジャンルで執筆中。『kufura』では夫婦・親子のアンケート記事やビジネスマナーの取材記事を担当している。3児の母で、子ども乗せ自転車の累計走行距離は約2万キロ。地域の末端から家族と社会について日々考察を重ねている。

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