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あれ何だっけ?…はこれで解決!40〜50代に聞く「もの忘れ対策」としてやってよかったこと

加齢とともに増える「あれ、何だっけ?」というもの忘れ問題。みなさんも身に覚えがないでしょうか?

『kufura』が40~50代の女性164人を対象に行ったアンケート調査では、実に7割以上が「もの忘れが増えた実感あり」と回答しており、そのために大小のトラブルを経験した人もいるようです。

自分が困るだけでなく、まわりに迷惑をかけるおそれもあるうっかりミスはできるだけ避けたいところ。そこで、今回は同アンケート調査で寄せられた“もの忘れ対策としてやってみてよかったこと”をご紹介します。

メモ帳を活用する

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「忘れてもいいように必ずメモ帳に書くようにしている。そうすることで目の前の1つのことに集中できるようになって物事の効率も上がる」(41歳/デザイン関係)

「買い物しなきゃならない時は都度メモに書くようにしています。こうすることでスムーズに買い物が出来るようになりました」(49歳/主婦)

「うっかり忘れてしまうことの防止のためにベッドの横にコルクボードを置き、忘れたら困るものをメモしたり、光熱費などの支払い用紙を画鋲で刺したりして、すぐに目に入るようにしている」(48歳/主婦)

「思いついたことや用事をスマホで一元管理する。メモ帳などを持ち歩いてみたこともあるが、肝心のそのメモをなくしてしまうことが多かったため」(42歳/主婦)

「リビングだけに掛けてたカレンダーをトイレにも追加した。日程を書くのは面倒だけど、予定などみんなが忘れなくなった」(43歳/主婦)

「メモは置き忘れることがあるので、手に書く」(41歳/総務・人事・事務)

今回のアンケートで、もの忘れ対策として多くの人が実践していたのは“何でもメモすること”。紙の場合は手書きすることによって記憶に残りやすい、スマホなどデジタルの場合は一元管理しやすいなど、それぞれメリットがあるので、自分にとって使いやすいツールを活用するとよいでしょう。

また、せっかくメモしてもその存在自体を忘れてしまった……なんて残念なことにならないよう、紙のメモを常に目につく場所に貼っておいたり、スマホの通知機能を使ったりすると、よりいっそう効果的です。

人名忘れを予防するアイディアも

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「人の名前は語呂合わせなど覚え方を自分の中で作った」(47歳/総務・人事・事務)

「頭の中で人名クイズをする。しないよりはましな気がする」(35歳/その他)

「名刺の裏に特徴を書いて覚えるようにしています」(50歳/総務・人事・事務)

「あの人とか抽象的な言い方をしないで、なるべく固有名詞で話すようにしている」(47歳/主婦)

筆者の場合、スポーツ観戦が趣味なので、有名アスリートと結びつけて覚えるようにしています。たとえば、架空の事例ですが、“スレンダー女性ながら豪快なホームランを放つ大谷さん”のように連想ゲームをすれば絶対に忘れません。

また、挨拶したり話しかけたりする際、なるべく相手の名前を声に出すのは、もの忘れ予防だけでなく、印象アップにもつながりそう。「誰でしたっけ?」なんて失礼をやらかさないように、いろいろ工夫したいところですね。

自分のしようと思ったことを声に出してみる

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「『マスクマスク』、『紙袋、紙袋』など小声で繰り返して家の中を移動する」(54歳/その他)

「『~を取りに行こう』と声を出しながらやるようになったら、忘れることが減りました」(48歳/技術職)

「口に出して行動しています。指さし確認もしています」(52歳/その他)

今回のアンケートで“もの忘れが増えたと実感した瞬間”について尋ねたところ、「ものを取りに行こうとして部屋を移動した瞬間、何が必要だったのか忘れる」系のエピソードが続出。そんなうっかりを予防するには、自分のしたいことを声に出すのがおすすめです。一説によれば、ただ頭の中で思うだけよりも、声に出すほうが脳への意識づけになり、記憶が定着しやすいともいわれています。ただつぶやくだけで、「あれ、何だっけ?」と家の中を何度も往復する無駄を省けると思えば、やってみない手はありませんよね。

なるべく頭を使う

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「脳トレのパズルやクイズに取り組んだ。楽しく暇つぶしもでき、ど忘れも多少減ったように感じる」(53歳/主婦)

「一日の出来事を夜に思い出してみると何を忘れたのかそこで思い出せることもある」(52歳/主婦)

「40歳過ぎから、芸能人やスポーツ選手の名前が思い出せなくなってきたが、すぐにスマホで調べないで思い出す努力をする」(47歳/その他)

脳みそも筋肉と同じ。使わなければ衰える一方ですが、鍛えることによって能力を維持したり向上させたりすることは期待できるようです。「年齢のせいだからもの忘れは仕方ない」と諦めるのではなく、ちょっとした空き時間に脳トレを試してみてもいいかもしれません。

生活習慣の改善を図る

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「睡眠をしっかり取る」(43歳/その他)

「EPA&DHAサプリを飲む。心なしか集中力が増した気がする」(57歳/主婦)

「運動と糖質制限」(47歳/その他)

“何事も体が資本”といいます。もの忘れが増えたのは、加齢のせいだけではなく、疲れやストレスがたまっているサインかもしれません。頭脳パフォーマンスをアップさせるには、食事や睡眠といった生活習慣の見直しも重要だといえるでしょう。また、程度によっては“もの忘れ”ではなく“認知症”などの病気が原因であるケースもあります。疑われる場合は受診を検討してみてもよさそうです。

 

以上、“もの忘れ対策としてやってみてよかったこと”をご紹介しました。うっかりミスは誰しもやりがちとはいえ、予防できるならするに越したことはありません。「最近、記憶力が落ちたな」と実感している人も「まだ大丈夫!」な人も、ぜひご参考にしてみてはいかがでしょうか。

中田綾美
中田綾美

成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。

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