そんな中、目をつけたのはアイリスオーヤマの『サーキュレーターアイ』。
上下左右に首振りができて、さらに音声操作もできるタイプを選びました。18畳まで使えるのに想像していたよりもコンパクト。使いたい部屋にサッと持ち運びできちゃいます。
迷いに迷ってゲットしたからには、正しく使いこなしたい!
そこで、サーキュレーターを種類豊富に取り扱っているアイリスオーヤマさんに、サーキュレーターと扇風機の違いや詳しい使い方を教えていただきました。(以下、太字はすべてアイリスオーヤマさんのコメント)
サーキュレーターと扇風機の違いって?使い分けは必要?
null正直、サーキュレーターと扇風機の違いがよくわからず、どちらも風を送る家電という意味でひとくくりにしていた私。アイリスオーヤマさんによると、
「生み出される風の質が違うため、用途も異なります!」
とのことで、イラスト付きで解説してくれました。
<扇風機>
風の質:広がりながら進むやさしい風
用途:風に直接当たって涼をとる
<サーキュレーター>
風の質:直線的により遠くまで届く強い風
用途:部屋の空気を循環させる、換気を促進させる。
ちなみに、サーキュレーターで扇風機のように涼をとるのはNGですか?
「問題はありませんが、サーキュレーターの風は直接人に当てることを想定していないため、扇風機と比べて強い風です。最近は、涼をとる目的で使用されることも多い為、リズム風や弱風を工夫しています」
私がゲットした『サーキュレーターアイ』はリズム風運転のモード搭載で、風量の切り替えも5段階で調整可能。扇風機を持っていないので、エアコンをつけるほどではないけれどちょっと涼みたい時に使えそう!
エアコンと一緒に使うと節電になるって本当?
null「アイリスオーヤマの応用研究部によると、エアコンで28度設定+サーキュレーターを使用した場合、エアコン26度設定と同じ体感温度というデータがあります。
一般的にエアコン1度下げると10%の省エネ効果があるといわれているため、2度下げると20%の省エネ効果があるということになります」
電気代については地域によって異なるので一概には言えないとのことですが、今年の夏は家にこもってエアコンをフル稼働させる機会が増えそうなので、この省エネはありがたいです。
冷房効率を上げるには置き場所が大事!
「冷房と併用する場合は、エアコンを背にするように床と垂直方向にサーキュレーターを設置すると、床にたまった冷気が循環し、部屋全体が涼しくなります。首振り機能を使用いただくとより効果的です」
「2つの部屋が続いていて片方にはエアコンがない……そんなお部屋の場合もこの置き方が使えます。冷房の設定温度を低くしても、冷気がうまく届かない場合にぜひ試してみてください」
とりあえず空いてるスペースに首振りモードで置けばいいよねと思っていましたが、決まりがあるとは! 暖房と併用する場合は、暖かい空気は上にたまる性質があるので、天井に向けて設置するのが正しい使い方だそうです。
ウイルス問題や部屋の熱気を解消したい! 換気するなら置き場所はどこ?
null「サーキュレーターは後ろから取り込んだ空気を前方に出すので、窓を開けてベランダや室内の窓際に向けて置き、室内の熱のこもった空気を外に出しましょう。
その際、首振りはさせないのがベター。このように配置すると、部屋の中の空気を窓の外に出しながら、窓の外の空気を効率よく室内に誘導し、スムーズな換気が可能です」
窓に向かって置くとは、全く知らなかった使い方です!
ウイルスが気になって、これまでよりマメに換気している我が家。このテクニック、ぜひ試してみたいです!
窓を閉め切っているときや、窓が無い部屋の空気を循環させたい場合は、置きかたが違うそうです。
「窓が無い部屋の空気を循環させたい場合は、天井にむかって風を送ります。空気が循環し、部屋の空気の温度が少なくなります」
朝起きたときなど、エアコンをつけるほどではないけれど、空気をすっきりさせたいときに使えそうな技ですね。
寝苦しい夜、ダイレクトに体に風をあてたくない時は?
nullエアコンをつけっぱなしで寝ると翌朝だるさを感じてしまう私。我が家には扇風機がないので、サーキュレーターでしのげないでしょうか? 直接体に風がかかるのは苦手なのですが…。
「風量を調節して、首振り機能を使うことをおすすめします。直接風が当たるのが苦手な方は、壁に向かってサーキュレーターを置くことで空気の流れを作り、間接的な風を当てることができます。ベッドでも布団でも、使い方は変わりません」
あえて壁に風をあてるという使い方、さすがプロの教えです! サーキュレーターって、こんなに細かいニーズにも対応してくれるんですね。
夏のびしょ濡れ子ども服を乾かしたい。扇風機よりもサーキュレーターがいいの?
null「どちらを使用しても問題ありません。ただし、アイリスオーヤマのサーキュレーターは風を集中させるようにドーム型形状のスパイラルグリルを用いているので、従来の平面状グリルと比べて、風をより中心に集めて直進性を高めることで、さらに遠くまで風を送れる仕様です。
洗濯物を狙い打てるので、早く乾かすことができます。また、扇風機に比べて風が遠くまで届くので、衣類にまんべんなく風を当てることができます。上下左右の首振り機能を使用すると、より効果的です」
また、
「タイマー機能がついているサーキュレーターなら3~4時間の設定で乾き、乾浴室乾燥機よりも節電になります」
という家計にありがたい情報もいただきました。
子どもの水遊びが盛んになる夏は、びしょ濡れの水着や服を翌朝まで持ち越したくないので、サーキュレーターがあればその日のうちに洗濯&乾燥ができますね。これからは衣類乾燥は寝ている間にサーキュレーターお任せしたい!
使い方や効果を詳しく教えていただき、扇風機とサーキュレーターの違いって何? サーキュレーターって本当に必要?と思っていた自分が恥ずかしい!
この夏、我が家ではサーキュレーターが大活躍しそうな予感。“サーキュレーターのある暮らし”については、またレポートする予定です!