ページをめくる楽しさがあるから…「小説、漫画」
null「小説。暇なときにゆっくり場所を考えずに読みたい」(38歳/主婦)
「小説・漫画。前のページを読み返しながら読みたいから」(25歳/コンピュータ関連技術職)
「小説・漫画。実物を集めて並べるのがいい」(20歳/学生・フリーター)
「漫画。紙をめくるのが好き。本棚に並べたい」(38歳/営業・販売)
「本。電子機器だと目が疲れる」(25歳/その他)
「辞書。自分で探して見つけた方が記憶に残るし、覚えていられる期間が長く感じるし、めくっているときに段々と答えに近づくワクワク感が楽しい」(24歳/総務・人事・事務)
「紙じゃないと落ち着かない」と最も多く寄せられた回答は、小説や漫画でした。「読み返したい」「本棚に並べたい」という“ファン心理”的な理由や、長時間にわたって楽しむものなので「目が疲れる」といった意見も多くありました。
ページをめくって読み進めていくというのも、本や漫画ならではの醍醐味ですよね。重いしかさばるという声もありますが、分厚い本には分厚い本の楽しみがあるものです。
切り抜きたい・見やすいから…「雑誌、チラシ、新聞」
null「料理雑誌。自分で作って、改善点を直接書き込みたいから」(22歳/学生・フリーター)
「雑誌。切り抜きたいから」(47歳/その他)
「チラシ。インターネットの画面より見やすいからです」(31歳/その他)
「新聞。長年の習慣で全面が見えないのは嫌」(42歳/会社経営・役員)
雑誌や新聞については、見やすさのほかにも「切り抜きたい」「書き込みたい」といった意見が寄せられました。レシピに付箋を貼って自分なりの書き込みをしたり、雑誌をスクラップしたり、自分なりのカスタマイズのために紙を利用している人も多いようです。
書き込みたい派がいっぱい!「手帳、家計簿」
null「手帳。書き込みたい」(36歳/学生・フリーター)
「手帳。書き込まないと不安です」(48歳/コンピュータ関連以外の技術職)
「家計簿。全て自分の手書きの方がやりがいがあって好き」(27歳/その他)
「手帳。データが消えてしまうと困るから」(25歳/営業・販売)
手帳や家計簿については、手で書くという行為に意味があると考える人が多いよう。また、雑誌同様紙のほうがカスタマイズがしやすいという意見や、「データが消えたら困る」という意見も。
マネー関係の大切な書類は紙がいい!「給与明細、通帳」
null「請求書。パッと見て分かるから」(30歳/その他)
「確定申告!なんとなく、便利なのはわかっているけど、書いて郵送しないと不安」(36歳/主婦)
「契約書。手元に残らないような気がして不安になる。いつもファイリングしている」(32歳/デザイン関係)
「通帳。店舗持たない銀行の通帳がないのは怖い」(40歳/主婦)
「給料明細。紙で残してる方が昇級額が減額が分かりやすい・転職した時に何かと助かる」(27歳/主婦)
請求書や通帳、給料明細などマネー関連の書類は、「紙じゃないと不安」という声がいっぱい。紙の書類なら、いざというときにすぐに手元に出して確認できるという安心感があるようです。
手で書く温かみが欲しい…「その他の意見」
null「勉強するときに取るノートやメモ。パソコンだと記憶に残らない。手書きだと頭に残るから」(23歳/学生・フリーター)
「母子手帳。手書きだからこその良さがあるから」(28歳/主婦)
「手紙。その人の字で気持ちが伝わるから」(29歳/総務・人事・事務)
「日記。書くことでスッキリする」(30歳/その他)
「子供の配布物、お知らせなど大事なことは目につく場所にはっておきたいから紙がいい」(36歳/コンピュータ関連以外の技術職)
「婚姻届。電子化だと味気無さ過ぎるし、重みが感じられないから」(48歳/主婦)
その他の意見として多かったのは、手で書いた文字は「思いが伝わる」というもの。それぞれの人柄が表れる手書きの文字に、良さを感じる方も少なくないようです。また、「書くことで頭に残る」「スッキリする」と感じている人も多いよう。書くことは、情報の整理だけでなく、自分の気持ちの整理にも一役買っているのかもしれませんね。
今回のアンケートでは、20代や30代の若い方でも「紙じゃないと落ち着かない」と感じるものがたくさんあるということが判明しました。年齢に関わらず、どんなにIT化が進んでも、紙として残っていくものはあるのかもしれませんね。