窮地に陥った、大阪発“福を呼ぶ”おやつ「なにわちょろけん」
null数年前、大阪旅行をしたときに出会った「なにわちょろけん ちょろけんぴ」。あまりのかわいさに即買い! 以来、毎夏大阪に行くたびに買っていたお気に入りのお土産でした。
ところが今回の自粛に伴い、販売先であるお土産屋さんが休業になったことにより、存続の危機を迎えています。このお菓子の長年のファンだったので、何とかできないものかとインスタグラムで購入を呼びかけたりしていますが、
“ちょろけん”とは何か?ゆるキャラ?
私も初めて見たとき「この“ちょろけん”って何? 新しいゆるキャラ?」と思っていました。お菓子の缶の中に説明が入っているのですが、ちょろけんはまさに“元祖ゆるキャラ”。
江戸時代に大阪で流行した門付け芸(かどつけげい。大道芸の1つで各家をまわり、玄関先で芸を演じることで、その家に福をもたらすといわれた)のキャラクターでしたが、明治以降廃れ、姿を消しました。
ただ、“本物のちょろけん”はかなり強烈なビジュアルのため、一創堂の店主が現代風にかわいくアレンジしたのがなにわちょろけんです。
福を呼ぶ“ちょろけん”。まさに“悪疫退散”のご利益がありそうですよね!
食べ終わったあとの缶は、お弁当箱として再利用!
そして食べ終わったあと、缶は絶対に捨てないでください~!「ちょろけんぴ」の缶の方はサンドイッチやちらし寿司、炊き込みご飯、おにぎりを入れるのにぴったり!家族3人分くらいの量が入るので、ピクニックや遠足のときにいいですね!でも今は外出できないので、“おうち弁当”を作るときに使っています。
そして、「ちょろけん飴」の缶はドーナツを入れるのにジャストサイズ! ただドーナツを出すよりもこうした方が楽しいですよね!
ぜひ食べ終わったあともこうして“なにわちょろけん”を楽しんでみてください。
創業63年!三重県湯の山温泉の名物「湯の花せんべい」
nullこちらももうずいぶんと前から缶のデザインにほれ込んで、何度もリピート買いしているお菓子です。驚いたのですがこの缶、グラフィックデザイナーが手がけたものかとずーっと思っていたのですが、今回、製造・販売を手がける「日の出屋製菓」さんにお聞きしたところ、なんと今から60年以上前に創業者と当時の印刷担当者がデザインしたものだそう!
ピンクを基調にしたところといい、この配色といい……1950年代のものとは思えないモダンさですよね。食べ終わったあと、私は文具入れに使っています。
中にはほの甘い炭酸せんべいが入っていて、子どものおやつとしてもぴったり。他県の炭酸せんべいと違い、「湯の花せんべい」は程よく卵が使われており、あとはでんぷんを使わず、小麦粉・砂糖・塩・水・重曹に米粉をブレンド。高いパリサク感を実現しています。
限定の“寅さん缶”もチェック!
今も高い人気を誇る映画「寅さん」。シリーズ第3作目である「フーテンの寅」(1970年)は、「湯の花せんべい」がある湯の山温泉が舞台でした。
去年12月にシリーズ50作目になる“寅さん復活作品”「お帰り寅さん」が公開されたのを機に、コラボレーションが実現! 葛飾区柴又にいる、寅さんの妹“さくら”が湯の山温泉を旅する寅さんを想うというコンセプトで描かれたイラスト。「黄昏れ寅さん」「寝そべり寅さん」「御在所を見上げる寅さん」の3種類があります。
<お得情報>
オンラインでの注文に限り、全国送料500円キャンペーン実施中。(北海道・沖縄は700円)
http://www.sonomanma.co.jp/shop.php?shop=C0002224&name=index
千葉房総の知る人ぞ知る名品!“ミッフィーサブレ”
null実はこれ、キャラクターマニアたちの間では大人気の商品! ただ、本当に「オランダ家」さんでしか買えないため知らない人も多いのです。でもこのかわいさ! 「取り寄せてでもほしい!」と言う人がいるはず。
私もどうしても欲しくて、以前、友人たちと何人かで“まとめ取り寄せ”をした1人です。
缶のかわいさだけじゃありません。中のパッケージにもミッフィーが描かれているし、中のサブレももちろんミッフィー型。
最近、家で時間ができた上の娘(17歳)がこのミッフィーサブレにレモンシュガーのアイシングをして“洋服”を着せてアレンジしています(笑)。
もちろん食べ終わったら、ランチボックスとして再利用。サンドイッチを入れるのにちょうどいい高さなんです。
いかがでしたか、お取り寄せスイーツ。
おうち時間のちょっとした彩りになってくれつつ、地域貢献もできる……とはいえ、この有事に荷物を運んでくれる宅急便屋さんがいてこそ楽しめるもの。
だから私はときに届いたおやつを“おすそ分け”しています。
でも何よりも1日も早くコロナウイルスが終息し、観光地が復興しますように……!
撮影/中田ぷう
※掲載商品はすべて中田さんが個人的に購入されたものです。
※価格はすべて税込みです(編集部調べ)。
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