1:まずはサイズ選びから! 普段Mサイズの人もときにはSサイズを
服を選ぶときはいつも、なんとなくMサイズを選んでいるという人も多いでしょう。
しかし、えりんさんによると、洋服のデザインや“なりたいイメージ”によって選ぶサイズを変えたほうがいいこともあるそう。
「普段Mサイズだから全てMサイズを選んで素敵に見えるわけではありません。“どんな風に見せたいか”をイメージしてサイズを選ぶと、ぐっと雰囲気のあるスタイルになります。
例えば、抜け感のある感じでゆったり見せたいなら、Lサイズを。ボリュームのあるボトムスと合わせるなら上半身はコンパクトなSサイズを選んでみるとか。プチプラな洋服はサイズ展開も豊富なので、いろいろ試着して納得のサイズを探すといいと思います」
筆者も、服を買う時はいつも無条件にMサイズや9号を選んでいました。たしかに、Mサイズのニットでも、実際に着てみると裾のところが少しもたつくデザインのものがあり、フワッとしたスカートと合わせたときになんとなく野暮ったい印象になってしまったことがあります。
たとえシンプルでオーソドックスなカットソー1枚でも、毎回サイズ選びに妥協しないことが、センスアップにつながるんですね!
2:ちょっとしたアレンジで見違える! ただ着るだけでなく、“着こなす”ことが重要
“ただ着る”だけでなく、簡単なひと手間を加えることで洗練された雰囲気になるそう。
「プチプラ服は、“着るだけで様になるように作られた服”とは違い、基本的に作りがシンプル。なので、“ちょっと気崩す”のがお洒落に見せるコツです。例えば、シャツの袖や、デニムの裾はきっちり折らずに無造作にまくってたくし上げる。今のトレンドなら、シャツはボタンを3つくらい開けて、後ろに引き気味に着て前だけウエストをインする。こうするとプチプラ服でもこなれて見えます」
3:子育て中ママは“きれいめ”と“カジュアル”な要素をミックスさせる
動きやすさを重視してカジュアルになりがちなママには、きれいめアイテムのミックスがおすすめ、とえりんさん。
「30~40代が、全身カジュアルアイテムで揃えて上品に見せるのは少し難しいかも。そんなときは、1点だけ“きれいめアイテム”を投入してみましょう。ボーダー×デニムなら、足元はパンプスに。ヒールがムリな場合は、バレエシューズや足の甲が見えるポインテッドのフラットシューズを選べば、女性らしく見えます。ボーダー×スニーカーなら、ボトムスはこの春トレンドのカラースカートなども素敵です。ミモレ丈のフレアタイプなら、品良く見える上に足さばきもよく、子どもと一緒でも大丈夫!」
4:個性は小物で! カラフルな靴やスカーフ、帽子で脱無難
シンプルな洋服は飽きがこないしコーディネートしやすいけれども、ともすると無難になりがち。
「シンプルなプチプラ服は、他の人と被ったりして個性を出すのが難しい。こんなときはぜひ小物で遊び心を。ありきたりなニットでも、首元にスカーフを巻いたり、カラフルな靴を合わせると無難にはなりません。マリンキャップやベレー帽などの帽子も、かぶるだけで簡単におしゃれに見せてくれるのでおすすめ」
とくに帽子は、ヘアアレンジが苦手だったり、髪をセットする時間がないほど多忙な女性にもピッタリかもしれませんね。
以上、パーソナルコーディネーターのえりんさんに聞いた“プチプラ服をお洒落に見せる”コツでしたが、いかがでしょうか?
これからの季節のお買い物の参考にしてみてくださいね!
【取材協力】
えりん・・・「35歳ママのプチプラを品良く着こなしたいファッションブログ」アメブロ公式トップブロガー、パーソナルコーディネーター。3歳男の子のママ。産後、ファッション迷子になり記録代わりに始めたブログでプチプラファッションに目覚める。「プチプラでも、品良く」をモットーに、大人の女性向けのスタイルアップできるコーディネートを提案。骨格スタイルアドバイザー2級、パーソナルコーディネーター(R)資格保有。パーソナルコーディネーターとしては、クライアントの買い物に同行して商品選びのサポートも行っている。
2017/3/14 BizLady掲載