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【節約の達人テク その4】料理も安く早く!「電子レンジの賢い節電テク」Q&A

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忙しい働き主婦にとって、電子レンジは家事をラクにするツールの代表格ですよね。でも、節電を意識しながら使っているかどうかは疑問が残るところ。じつは意外と効率的な使い方ができていないのかも!?

そこで今回は、節約アドバイザーの和田由貴さんに“電子レンジの電気代の賢い節約方法”について教えていただきました。

電子レンジの温め機能、500wと1,000wでは電気代はどれだけ違う?

Q1.電子レンジで温める時に、500w、1,000wなど選択肢がありますが、ワット数が低いほうが節電できますか?

A1.ワット数は、どの強さでも電気代はあまり変わりません! 高ワットで素早く温めたほうが安くなります。

 「電子レンジのワット数は、じつはイコール消費電力ではありません。電子レンジは、“定格高周波出力”という単位で、物をあたためるエネルギーや強さを表しています。

どのくらい消費電力がかかっているかは、電子レンジの横に“定格消費電力”と書いてあるので、そこを見ればわかります。

例えば、定格高周波出力500wと1,000wでは2倍エネルギーが違いますが、実際にかかる消費電力はほぼ同等か1.2倍程度のため、早く温まる1,000wのほうが節電と言えます。ただ、温めるものによって、使い分けたほうがいいものはありますね。

ごはんを温めるようなときは、早く、強めでいいと思いますが、例えば、堅いバターを柔らかくするような、ちょっとデリケートなものは、ワット数を抑えてゆっくり温めたほうがいいと思います」

 

電子レンジで「上手に解凍」するには?

Q2.解凍は時間がかかるので、電気をたくさん使っているのでは?

A2.最近の機種によっては上手にできるものも! あらかじめ冷蔵庫に移しておくことで節電対策も。

「かつて主流だったターンテーブルタイプの機種は、センサーが重さで判断する“重量センサー”が多かったため、あまり解凍が得意ではありませんでした。でも、最近のものは温度センサーなどがついていて、温度を察知して解凍するので、けっこう優秀ですよ。

節約としては、使うぶんだけ冷凍庫から冷蔵庫に移すことがおすすめです。夕食に使うお肉を解凍したいというのであれば、朝や昼のうちに冷凍庫から冷蔵庫に移しておけば、一気に電子レンジで解凍しなくても済むので節約になります」

 

Q3.食材を冷凍するとき、知っておきたい節電テクは?

A3.食材を凍らせるときは、「平べったい丸」にしてください!

「電子レンジの特性として、四角いものの角に熱が集中するという特性があります。ですので、解凍を考えるのであれば、凍らせるときに、四角ではなく、丸く形づくりましょう。それも団子状ではなく、“平らな丸”にすると解凍が上手にできます。

例えば、ごはんを四角くラップに巻いて冷凍すると、角ばかりが解凍され、中央は凍ったままになってしまうこともあります。

ごはん専用の冷凍保存容器は、よく見ると中央がちょっと凹んでいたりします。真ん中に凹みをつくることで、温めるときのムラを防ぐ作りになっているんですね。

お肉でもごはんでも“解凍は平べったい丸”がポイントです」

 

 鍋で茹でるvsレンチン、どちらが節約になる?

Q4.野菜は鍋で茹でたほうがお得ですか? それともレンチンがお得ですか?

A4.電子レンジのほうが節電になってお得! ただ、電子レンジは水を多く使う調理の加熱が苦手です。

「電子レンジは、水の分子同士がぶつかり合う“摩擦熱”によって温めています。そのため、水気が少ないものはすぐに温まるという特性があります。

例えば、ブロッコリーを切ってそのまま容器に入れてチンすると、すぐに蒸し野菜風になって上手にできますが、ブロッコリーを大量の水に入れて電子レンジで加熱すると、とても時間がかかります。

電子レンジは水が多く入っているものを煮込むことは苦手です。逆に、火が通りにくい食材を電子レンジでやわらかくしてから煮物にすると、鍋での加熱時間が短く済むのです。

電子レンジもガスも、特性を活かして上手に使い分けたいですね」

 

最近の電子レンジは「省エネ化」が進んでいて優秀!

Q5.電子レンジは、省エネ化が進んでいますか?

A5.新しいタイプの電子レンジの待機電力は、“ほぼゼロ”です。

「古いタイプの電子レンジの待機電力は、じつはすごくかかっています。しかし、新しいタイプのものはほぼ待機電力ゼロと、とても優秀です。

例えば、新しいものは、扉を閉じて食品を温めてしばらくするとスイッチを触っても反応しなくなり、もう一度開けないと電源が入りません。それは待機電力ゼロになっている状態です。標準仕様で節電につながるようになっているのです」

 

電子レンジ内部の「お掃除」も節電対策に!

Q6.電子レンジのお掃除も、節電対策になりますか?

A6.庫内の飛び散りに熱が加わると、無駄なエネルギー消費に。常にきれいにしておきましょう。

「電子レンジの中で食材が飛び散ることがありますが、その飛び散りにも電波があたり、熱が加わってしまいます。するとそこにも無駄なエネルギーが使われてしまうので、常にきれいになるようにキープしておきましょう」

 

毎日の食事の支度には欠かせなくなった電子レンジ。電子レンジの得意分野を活かして、上手に節電につなげましょう。

まとめ

  1. 電子レンジのワット数は、どの強さでも電気代はあまり変わらない。高ワットで素早く温めたほうが安い
  2. 最近の機種によっては上手にできるものも! あらかじめ冷蔵庫に移しておくことで節電対策を。“平べったい丸”の形で凍らせておくと、解凍時間が短く済む
  3. 水分が少ないものの加熱は電子レンジがお得! 水分が多いものはガスが効果的
  4. 新しいタイプの電子レンジは省エネ化が進み、待機電力がほぼゼロに
  5. 庫内の飛び散りに熱が加わると、無駄なエネルギー消費に。常にきれいに!

 

(※情報は2017年10月現在のものです)


 

節約アドバイザー

和田由貴(わだ ゆうき)

日本女子大学家政学部卒業。消費生活アドバイザー、家電製品アドバイザー、食生活アドバイザーなど、暮らしや家事の専門家として多方面で活動。2007年環境大臣より「3R推進マイスター」委嘱。著書に『和田由貴のシンプル節約術』(あさ出版)ほか。2子の母で現役の節約主婦。

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