◎材料(2人分)
たけのこ(ゆでたもの) | 200~300g |
にんにく(薄切り) | 1片分 |
オリーブオイル | 大さじ1 |
しょうゆ | 少量 |
【作り方】
(1)たけのこは根元は厚めの輪切り、穂先は縦に大きめに切る。
(2)フライパンににんにくとオリーブオイルを入れて弱火に片分、にんにくが色づいてカリッとしたら取り出す。
(3)(2)のフライパンに(1)を入れて中火でこんがりと焼き色をつけ、しょうゆを回しかける。器に盛り、(2)のにんにくチップを散らしてできあがり。
[たけのこはこんなにエライ]
ゆでたたけのこについている粉のような白いものは、アミノ酸の一種・チロシン。代謝をアップさせて細胞の老化を抑えるほか、神経伝達物質のドーパミンやノルアドレナリンなどの原料となり、脳を活性化させる成分です。
ドーパミンやノルアドレナリンが大きく作用しているのが、“やる気”や“集中力”。チロシンをとってドーパミンとノルアドレナリンを十分に分泌させることで、やる気が出て集中力が高まるだけでなく、うつ病や認知症などの予防や改善に効果があるといわれています。
食物繊維も豊富で、独特の歯ごたえは食物繊維の一種・セルロースによるもの。食物繊維は便秘の予防・改善はもちろん、余分なコレステロールの吸収を抑えて体外に排出する働きがあり、動脈硬化の予防にも役立ちます。また、たけのこに多く含まれるカリウムは、体内の余分な塩分の排出を促してくれるので、高血圧予防にも効果的です。
取材・文/沖田恵美 調理・写真/まなナビ編集室
(初出 まななび 2018/05/04)