◎材料(2人分)
キャベツ | 1/6個 |
塩 | 小さじ1/2 |
卵 | 4個 |
ピザ用ミックスチーズ | 30g |
サラダ油 | 適量 |
トマトケチャップ(好みで) | 適量 |
【作り方】
(1)キャベツはせん切りにする。
(2)ボウルにキャベツを入れて塩をふって全体にまぶし、少しおいて水気がでてきたら軽く絞る。
(3)(1)に卵とチーズを加えてまんべんなく混ぜる。
(4)フライパンにサラダ油を熱し、②を広げ入れ、ふたをして中火で焼く。卵が固まったら裏返し(裏返しにくい場合はへらなどで4等分に切って返したり、初めから小分けにして焼いても)、両面をこんがりと焼く。好みでトマトケチャップをかけてできあがり。
[キャベツはこんなにエライ]
キャベツには、βカロテン、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンU、ビタミンK、食物繊維など、栄養がぎっしり。老化防止や、がんなどさまざまな病気を防ぐ抗酸化作用は、野菜の中でもトップクラスです。
キャベツに代表されるアブラナ科の野菜に含まれる酵素・イソチオシアネートは、特に抗酸化力が高く、がんをはじめ、心臓病などを予防する働きが高いと認められています。
また、キャベツに豊富なビタミンUの別名はキャベジン。おなじみの胃薬の名前は、ビタミンUに由来しています。胃粘膜を修復・保護する働きがあり、胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍に効くだけでなく、二日酔いを予防します。
ビタミンKは、骨にカルシウムが沈着するのを助けるので、カルシウムと一緒に取ることで骨粗鬆症の予防にも効果が。
イソチオシアネート、ビタミンC、ビタミンUは熱に弱いので、生でよくかんで食べることが大切ですが、加熱してもそのほかの栄養がたっぷりとれるので、さまざまな調理法でバランスよく取り入れましょう。
いしはら・にいな 1980年長崎県生まれ。2006年帝京大学医学部卒業。イシハラクリニック副院長。主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたる。わかりやすい医学解説と、親しみやすい人柄で、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍。著書は 13万部を超えるベストセラーとなった『病気にならない蒸しショウガ健康法』(アスコム刊)をはじめ、『「体を温める」と子どもは病気にならない』(php研究所刊)、『研修医ニーナの731日』(海竜社刊)等30冊を数え、韓国、香港、台湾、ベトナムでも翻訳され出版されている。日本内科学会会員。日本東洋医学会会員。日本温泉気候物理医学会会員。二児の母。
取材・文/沖田恵美 調理・写真/まなナビ編集室
(初出 まななび 2017/06/09)