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天ぷら風で食べごたえ満点 「たけのこの揚げ焼き 」

天ぷら粉をまぶして少なめの油で揚げ焼きするだけで、外はカリッと、中はホクホク! 低カロリーで淡白な味わいのたけのこは、油を合わせるとぐんと満足感のあるメインおかずに。天ぷら風で食べごたえ満点。

◎材料(2人分)

たけのこ(ゆでたもの) 150g
めんつゆ(3倍濃縮) 大さじ1
天ぷら粉 適量
サラダ油 適量
粉山椒 少量

【作り方】
(1)たけのこは食べやすく切り、ポリ袋に入れてめんつゆをからめ、30分おく。
(2)(1)に天ぷら粉をまぶす。
(3)フライパンにサラダ油を深さ2~3㎜入れて熱し、(1)をこんがりと揚げ焼きする。
(4)器に盛り、粉山椒をふる。あれば木の芽を飾ってできあがり。

 

[たけのこはこんなにエライ]

ゆでたたけのこについている粉のような白いものは、アミノ酸の一種・チロシン。代謝をアップさせて細胞の老化を抑えるほか、神経伝達物質のドーパミンやノルアドレナリンなどの原料となり、脳を活性化させる成分です。

ドーパミンやノルアドレナリンが大きく作用しているのが、“やる気”や“集中力”。チロシンをとってドーパミンとノルアドレナリンを十分に分泌させることで、やる気が出て集中力が高まるだけでなく、うつ病や認知症などの予防や改善に効果があるといわれています。

食物繊維も豊富で、独特の歯ごたえは食物繊維の一種・セルロースによるもの。食物繊維は便秘の予防・改善はもちろん、余分なコレステロールの吸収を抑えて体外に排出する働きがあり、動脈硬化の予防にも役立ちます。また、たけのこに多く含まれるカリウムは、体内の余分な塩分の排出を促してくれるので、高血圧予防にも効果的です。

■監修■石原新菜いしはら・にいな 1980年長崎県生まれ。2006年帝京大学医学部卒業。イシハラクリニック副院長。主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたる。​わかりやすい医学解説と、親しみやすい人柄で、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍。著書は 13万部を超えるベストセラーとなった『病気にならない蒸しショウガ健康法』(アスコム刊)をはじめ、『「体を温める」と子どもは病気にならない』(php研究所刊)、『研修医ニーナの731日』(海竜社刊)等30冊を数え、韓国、香港、台湾、ベトナムでも翻訳され出版されている。日本内科学会会員。日本東洋医学会会員。日本温泉気候物理医学会会員。二児の母。

 

取材・文/沖田恵美 調理・写真/まなナビ編集室

(初出 まななび  2017/05/31)

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