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「嬉しくなかったアドバイス」せっかくだけど、かえってモヤモヤしたのはこんなこと

毎日の生活の中で、小さいことから大きなことまで尽きない日々の悩み。何か解決策を見出そうと誰かに相談したときに、思いもよらず“嬉しくない”アドバイスを受けたことがある方もいるかもしれません。

今回『kufura』では、20〜50代の女性76人に「人からしてもらって嬉しくなかったアドバイス」を聞きました。具体的にどんな言葉が嬉しくなかったのか早速見ていきましょう!

こんなアドバイスは嬉しくなかった!

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1:気持ちを「否定・軽視」された

「でもね、と否定されたとき」(37歳/主婦)

「気にしない方がいいよと言われたこと。気になるからしょうがない」(37歳/主婦)

「家族に、そんなことで悩むなよ、私ならさっさと決めるけどって言われた。気持ちを否定された感じで、相談しにくくなった」(43歳/主婦)

「友達から働き方のアドバイスをされたが、それぞれの考え方の違いがあるので、素直に受け止められなかった」(52歳/主婦)

「何とかなると言われたとき。何ともならないから相談しているのに適当に答えられた感じがして嫌だった」(41歳/主婦)

「義理弟夫婦の子どもがうちにしょちゅう来てうるさくて困っていると言ったら、それは仕方ないよと言われてガッカリしました」(54歳/主婦)

「心配の意味で“大丈夫?”と声をかけてもらうけど、実際には100%で活動しているし、ネガティブにとらえてしまう」(24歳/その他)

「悩んでる時に、“まあそういうこともあるよね”と流されたこと。相談しなければ良かった」(35歳/その他)

自分は本気で悩んでいるから相談してみたのに、思っていたよりも大したことがないと気持ちを軽んじられた、否定されたときに嬉しくなかったという声が、今回のアンケートでは一番多い結果になりました。何かアドバイスをもらうときには、まずは自分の気持ちを理解してほしい、寄り添ってほしいという気持ちが根底にあるのかもしれませんね。

2:「上から目線」「説教や押し付け」

「ダメなおじさんに説教された」(35歳/会社経営・役員)

「アドバイスと一緒に説教されたのが嫌だった」(26歳/コンピューター関連技術職)

「とにかく説教が嫌です。自分はやれないしできないのに、そんなの気にしないとか、流せばいいと簡単に言われること」(45歳/主婦)

「やはり母からのアドバイスで、理屈が無く“母からそう言われたから”では納得いかないモノばかりです」(54歳/その他)

「上手くいかないことを悩んでいて、努力したことないでしょと言われたのはもやっとしました」(40歳/その他)

「健康状態が悪かったとき、もっと悪い場合だってあるのだからそれくらいで済んでありがたいと思わなきゃと言われたこと。十分ショックを受けているときにそんな心のゆとりはない」(50歳/総務・人事・事務)

相談をしたら説教で返ってくるというのは大ショックですね。本気で悩んでいるから聞いたのに、思ってもみなかった形で押し付けられると、さらに気持ちのダメージが大きくなりそうですね。

3:「デリカシー」のない言葉

「社長にもっと愛想がないとモテないと言われた。ほっといてくれ、と思った」(27歳/学生・フリーター)

「甘い物が好きなのに、甘い物ばかりだと血糖値が上がりすぎると言われ、食べられなくなった」(48歳/営業・販売)

自分が気にしていることや触れてほしくないところに触るようなひと言は要らぬアドバイスだという声も多く聞かれました。特に見た目について触れるのは昨今の時代的にもお互いに気をつけたいところですよね。

4:「余計なお世話」「的外れで無意味」な返答

「価値観違いすぎる家庭のアドバイス」(31歳/その他)

「長々と具体性のないアドバイス」(43歳/企画・マーケティング)

「仕事について、余計なお世話だった」(36歳/総務・人事・事務)

「立場や環境が違うのに自分の経験に基づいたアドバイスをくれるとき」(44歳/主婦)

「アドバイスと言うか、結果を見てからあれはこうだったからこうした方が良いとか言ってくるのは結果論でイラっとする」(59歳/総務・人事・事務)

自分の悩みと共通点のないアドバイスや、具体性に欠けるものもイラっとするようです。行き過ぎると大きなお世話と捉えられるので、ポイントを押さえてアドバイスしてほしいですよね。

妊娠、育児や家事「モヤっとイラっと」させられたひと言

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今回のアンケートの中で、状況別で見てみると、特に「妊娠、育児、家事」についてイラッとしたアドバイスをもらったという声が多くあがりました。

「妊婦は病気じゃないから動いたほうが良いよと、悪阻で死にそうな時にアドバイスもらったこと」(45歳/主婦)

「時代錯誤の育児を義母に押し付けられたこと」(46歳/その他)

「育児のアドバイス。子どもによって個性や特性が違うから意味がないと思う」(40歳/主婦)

「赤ちゃんの育児中に、すぐ抱っこするから泣くんだよ。だからすぐに抱っこするなと旦那と義母と実母に言われたこと。特に旦那は泣き声にイライラしてたしサイレントベビーにしろってことかとイライラした」(42歳/主婦)

「育児について実の母からアドバイスをよくもらうが、時代が違うため指導されている内容とは異なり、説明しても理解してくれないので、やめてくれと思っている」(39歳/営業・販売)

「子どもの進路について実母からこの高校が良いと言われたこと」(49歳/主婦)

「実母から掃除の手順にいちいち小言を言われる。こちらは効率重視で色々同時進行しているので、ひとつひとつに細かく指示されると流れが狂う」(48歳/その他)

妊娠や育児、家事について、周りの家族からのアドバイスがモヤっとしたという声が多くあがりました。年上の家族は自分の経験をアドバイスしがちですが、その時々の状況や時代も違っているので、必ずしも当てはまるものではないのでしょうね。もちろん時には嬉しいアドバイスということもあるのでしょうが、関係性が近い分、ポイントがずれるとモヤっと、イラッとさせられるのかもしれません。

こんなアドバイスも困った!

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「臨機応変に動きなさい。人それぞれ思う動きが違うので難しい」(27歳/その他)

「自分のことは棚に上げて指摘をされたこと」(45歳/金融関係)

「旦那と喧嘩した時に義母は私の味方としてアドバイスしていたけど、実は裏では息子の方が可愛いかったらしい」(53歳/主婦)

アドバイスする側は良かれと思って言っていても、視点がずれていたり、それぞれの価値観を押し付けるようなやり方は、人の気持ちを逆撫ですることもあるのかもしれませんね。

 

いかがでしたか? 悩みの種類はいろいろですが、人に対して優しい気持ちを持って寄り添ったアドバイスをすることで、人の気持ちを柔らかくすることも可能です。困っている人が元気に前向きになれるような言葉を送ってあげたいですね。

橋浦多美
橋浦多美

大学卒業後OLから25歳でアナウンサーへ転職。テレビ、ラジオ、司会等を中心に現在はフリーのアナウンサーとして活動中。得意分野は家計経済で、暮らしがよくなるお金との付き合い方を日々考えています。FP、宅建士、ビジネスマナー検定、食生活アドバイザーなどの資格を保有。双子男児の母。

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