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最後の手段はジャンケン!? 保育園の役員決めシーズンに見られる光景「ママトモ同志 #29」

コミック連載『ママトモ同志』第29話!

春……それは保育園や幼稚園の役員決めが行われる季節。早くやっておきたい派、できる限りギリギリまでやりたくない派、友達と一緒じゃないと嫌派など、いろんな人の思惑が交差します。

立候補してくれたのはいいけれど…

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忙しいのは皆同じ

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山田シャルロッテです。

子ども関連に限らずですが、コミュニティの「お役目」決め、正直、めんどくさい……という事、多いですよね。でも誰かがやらないわけにはいかない。いつか順番が回ってくる。……だったら、自分の生活サイクルの中で、「今ならできそう」ってタイミングでやっちゃっとくのが無難、という事が多いと思います。後回しにすると、大変な時期に引き受ける羽目になったりして、よりめんどうですからね。

「どうせなら仲いい人と」って、先に根回しして引き受ける、というのもアリ。とはいえ、漫画のケースのように、別の人とつとめる事になる場合もあります。

筆者の経験上、どういう形でも、こういう「お役目」を引き受けた場合、まあ終始「めんどくさい」のは同じなんですが、最終的に「やったなりのメリット」もありました。主なメリットは以下です。

 1:そのコミュニティの仕組みや大事な部分が、「お役目」をしなかった時よりはよくわかる。

子ども関連の「お役目」だったら、我が子がお世話になってるコミュニティの運営が、全くわからないよりは、わかったほうが安心です。意外な発見があったり、不測の事態でどう動けば早道なのか…など、効率的なルートが把握できたりして。知らないよりは知ったほうが絶対にいい、という事、「お役目」をやったなりについてきます。

2:良い関係を築ける相手が見つかりやすい。

「お役目」って、他の人たちと仕事を一緒にやるのと同じなので、一緒にミッションにあたっていく間に、「この人は信頼できるな」と思える相手が見つかりやすいです。それが「こういうお役目を一緒に引き受ける事がなければ、仲良くならなかったかも?」という相手だったりすると、思いがけずめちゃくちゃ嬉しい。今まで知らなかったジャンルの知識をもらえたり、何かの時に相談できる相手になることもあります。

まあ、中には、こうした持ち回りの「お役目」を「絶対に引き受けない」というタイプもいます。本当にやむを得ない事情がある場合は周囲も納得しますが、「ただただ、めんどくさいから避けてる人」って、周囲にもわかりますよね。「周囲にどう思われようが、引かれようが、やらない」という人には、大人同士、無理にでも何かやらせる…とは、最終的にはならないと思いますが……。誰かが断わった分は他の誰かにしわよせがいくものですし、筆者個人としては前述のようなメリットも感じたので、「最低限は引き受ける」を推しております。

山田シャルロッテ
山田シャルロッテ

ライター&イラストレーター・漫画家。1児を高齢出産後、都内で子育て中。
仕事をしながら子どものお稽古事やスポーツ活動の委員、PTA活動などもけっこう参加するので、ママ友多数。

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