祖父母・親・子「三世代での外食でよく行く店」TOP5…本当はどんなお店がよい!? 普段聞きづらい、じいじ・ばあばの本音も

「中華が多いです。丸テーブルで、真ん中が回るところだと、みんなで食べやすいので」（54歳女性／主婦）

「中華料理。大皿をみんなで一緒に取り分けて食べる」（77歳男性／営業・販売）

メニューが多く、円卓を囲んで食事ができる中華料理店が第5位。大皿料理をみんなでシェアする中華は、人数が多ければ多いほど、いろんな種類を少しずつ味わえる楽しさがありますよね。「今日はみんなで集まったから中華にする!?」というのは納得の流れかもしれません。

「親のことを考えて、行きつけの和食店を選ぶ」（46歳男性／その他）

「和食で個室のあるところ。落ち着いて、ゆっくり食べたいから」（66歳男性／営業・販売）

親子だけの食事とは違って、おじいちゃん、おばあちゃんが一緒のときは和食をチョイスするという声も。大人向けの純和食だけでなく、お子様セットや和洋折衷的な料理などメニューのバリエーションが豊富なお店であれば、三世代がそろって楽しむことができますよね。

「焼肉屋。皆が焼肉が好きで食べ放題プランがあるので。それぞれ好きな肉をお腹一杯食べられるので好んでよく行きます」（76歳男性／その他）

「焼肉屋。お肉以外にもスープやデザートなども充実しているため」（39歳女性／会社経営・役員）

焼肉店のなかでも特に食べ放題プランのあるお店が人気のようす。お財布の心配をすることなく、一同が心ゆくまでお肉やサイドメニューを堪能できるのが醍醐味ですよね。食欲旺盛なお子さんを含む三世代ならば、迷わず焼肉店へGO！

「ファミレス、小学生から高校生まで孫がいるので、いろいろあるところがいい」（78歳男性／その他）

「ファミレス。騒がしくしてもあまり気遣わなくてよいから」（37歳女性／総務・人事・事務）

「ファミレスが多い。それぞれ好きな物を食べられるところがほとんどだから。とにかく孫と一緒に食事できることが幸せだから。メニューなどにあまりこだわらない」（83歳男性／その他）

和洋を問わず、メニューの多彩さが随一のファミリーレストランは安定した人気。どの年代が訪問してもハズレがなく好みのものがありそうなのはありがたいですよね。また、あまり片肘を張らずに済むという点も、三世代での食事の行き先に選ばれやすい一因のようです。

「回転寿司。孫がレーンで運ばれてくるお皿をとるのを、楽しんでいる」（64歳女性／主婦）

「回転寿司。好きな物が選べて頼んだ物の待ち時間が少ないから子どもがいると助かる」（42歳女性／主婦）

「回転寿司店。最近の店はお寿司だけでなく、から揚げやうどん、ラーメン、アイスなどのデザートもあって、三世代で行くにはとても便利です」（76歳女性／主婦）

三世代で外食する際に行く店の断トツ人気は回転寿司店。寿司が回るというエンタメ感、好きなネタを各自が選べる柔軟性、そしてお寿司以外のメニューもバラエティに富む点など、小さいお子さんから高齢者まで満足できる要素が満載です。「店選びに困ったら、とりあえず回転寿司！」という家庭も多いのではないでしょうか。

「居酒屋。メニューが豊富なので」（75歳男性／その他）

「ショッピングモールのフードコート。それぞれ好きなものを選べるから」（59歳男性／デザイン関係）

「ビュッフェ。お正月やお盆などに集まる場合、それぞれ食べたいものや食べられる量が違うので好きな物を好きなだけ食べられるから」（51歳女性／主婦）

「食べ放題の店。たくさん食べることができるし、子どもも勝手に好きなものを食べてくれるから」（35歳男性／その他）

上位ランキングでも同様の傾向がみられましたが、大勢で食事に行く以上、みんなの総合的な満足度が高まるように、各人が自由に食べたいものを選べる店が支持されやすいみたいですね。

「かになどゆっくり豪華なものを食べたい」（66歳女性／主婦）

「うなぎ。3世代ともに好きというのもあるし、せっかくみんなで行くなら贅沢しようという感じになることが多いから」（40歳男性／その他）

「割烹料理店。我が家では滅多に食べることができないから」（76歳男性／その他）

せっかくみんなで集まったのだから……とちょっと奮発する声も聞かれました。普段なかなか食べられないごちそうで、かつ三世代の好みが合っていれば申し分ないですよね。

「孫娘から聞いて、SNSで人気だったり評判が良かったりする店に行く」（80歳男性／その他）

「何かの記念日に行くことが多いので個室のある落ち着いた店に行く」（75歳男性／その他）

「座敷部屋のある店。孫が遊び回ることができるから」（65歳男性／その他）

「親が高齢で足が痛むので歩かなくてもよいところ、椅子に掛けられるところに行く」（58歳男性／会社経営・役員）

何を選ぶかよりも、食べる環境を重視する声もありました。居心地のよさも食事のおいしさを左右する要素ですから、こられの意見にも納得ですよね。

ところで、三世代での外食においては、お店選びは孫や子が決めることが多いのではないでしょうか。全員が満足いくようなお店を考えて選んでも、その気持ちは嬉しいものの、心の中では別なお店がよかった……とひそかに思っていることも!?　普段聞きづらい、おじいちゃん、おばあちゃんの本音もリサーチしてみました。

「孫たちは焼肉が好きなので、食べ放題の焼肉店に行くことが多いのですが、自分はそんなに食べられないし、本当は美味しい小鉢を少しずつ色々食べられる和食のお店に行きたいです」（71歳女性／主婦）

「よく一緒に食事に行く孫は、どうしてもハンバーグやイタリアンなど洋風のものを好みますが、高齢な我々夫婦はどうしてもあっさり系の和食を好みます」（73歳男性／コンピュータ関連以外の技術職）

「まだ孫が小さいので、外食はそば屋、うどん屋がほとんど。本当は私も妻も好きな寿司屋に行きたいが、孫が生魚が苦手で無理やり行ってもかっぱ巻きぐらいしか食べないのでかわいそう」（67歳男性／その他）

「孫達は回転寿司に行きたがりますが、落ち着いて会話を交わす事もできませんので私はもう少し落ち着いて食事ができるお店に行きたいと思っております」（72歳女性／その他）

「いつも行くのは孫を中心に考えてファミリーレストランだが、賑やかなので落ち着けるレストランで食べたいと思う」（72歳男性／その他）

「孫たちと一緒に行くのであればどこでもいい。それがじいじとばあばだと思います」（71歳男性／その他）

「今は焼き肉店が多いが、いつかは孫と京都旅行して高級料亭に行きたいです」（67歳男性／その他）

本当は肉よりも魚が食べたかったり、こってりよりもあっさりが好みだったり……。また、回転寿司店やファミレスはにぎやかすぎるので、静かな環境で会話や食事をじっくり楽しめるお店を希望する声が聞かれました。

ただ、孫が小さいうちはお店の選択肢が限られてしまうのは、おじいちゃんおばあちゃんだって百も承知。自分が行きたいお店に行けないのが不満というわけではなく、いつか孫が成長した暁に一緒に訪問するのを楽しみにしている人もいるようです。

以上いかがでしたか？　「うちもそうそう！」と共感したり、「次はその選択肢でいってみようかな」という選択肢が広がったり、さまざまな意見がありそうですね。次回、三世代で食事に行くときのご参考にしてみてはいかがでしょうか。