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子どもの習い事選び、役立つのは先輩ママの実体験アドバイス!「ママトモ同志 #19」

コミック連載『ママトモ同志』第19話!

子どもの情操教育や運動のために、スポーツなどのクラブ活動を検討している親御さんは多いもの。とはいえ、結構ボランティア活動があったりと、親の負担が大きいクラブもあったりするんです。

そのあたり、先輩ママから情報を仕入れておくと役立ちますよ!

子どもの夢は壮大

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親の負担もあるのです

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山田シャルロッテです。

暑すぎた夏が過ぎ「スポーツの秋」ですね。子ども向けスポーツ教室の体験会なども増える時期です。検討している親御さんも多いのでは?

子どもがやりたがるものと親がやらせてみたいものが錯綜してる、など、「やる前」もいろいろ悩みますが、実際にやってみたら子どもの食いつきが悪かったり、イメージが違ったり…などなど、「やってみて」の悩みも出てくるものです。ひとまず、いろいろ体験させるといいかも。

さて、子ども向けスポーツ・文化教室の一形態として、マンガにも登場した「地域密着型のクラブ」があります。自治体など公共の助成を受けており、その分、参加費が手ごろなのが特徴。子どもにあれこれやらせてみたい……という年代では、とても重宝します。

しかし、そうしたクラブを支えている動力として「親の運営ボランティア」がある、というケースも、とても多いです。参加費が安いぶん、その安さを維持するための運営努力への大人(親)の参加がセットでついてくる、という形です。

筆者の子どもは年長から小学5年生まで、地域密着型のサッカークラブに入っていました。年長当時、なんとなく体験に参加したら、子どもが「楽しい!入りたい!」とすっかりその気になり。「うわ、参加費、安! ありがたや~」と入部した後で、親のボランティア作業がすごく多い事にようやく気づいた、という形でした。なので、意外とこういう仕組みをご存知ない方のために、今回、ご紹介してみました。

ちなみに、筆者の子どもの通っていたサッカークラブでは、ざっと、以下のような仕事がありました。

(1)学年内の当番制(月1~2回程度)……練習の見守り/試合の引率

(2)1年間の任期で担当 ……練習や会議でお借りしている小・中学校との連携/外部グラウンドの確保/少年サッカー協会とのやりとり/コーチの確保/感染症などの緊急案件対応/合宿の企画と引率/会計/広報

……ガッツリです。筆者は、年長から小4までは(1)のみで過ごしていましたが(これだけでもそれなりに大変だった)、(2)は5年生の親が分担して担当する習わしだったので、その1年間は特に、めちゃくちゃ忙しかったです。業務負担のコストを改めて考えると、月謝が高いクラブに通わせて丸投げするのと、どちらが大変かは、測りかねます。

とはいえ、筆者の場合は運営ボランティアを経験した事で、得るものも多かったです。我が子の属している地域社会の、子育てへの姿勢やシステムを、すぐそばで具体的に理解することができたし、一緒に運営に携わったママたちの中から「同じ苦難と喜びを乗り越えた、学生時代の部活友達のようなママ友」が、何人かできました。筆者は現在、そのサッカークラブとは離れた場所に引っ越したのですが、今でも連絡を取り合ったり、集まったりしています。

……というよもやま話はさておき。子どもの習い事先を選ぶときには、「子どもの嗜好」「金額」「場所」などの他、「親の運営コスト」という面も併せて考慮しましょう。民間でも「先生やコーチのサポート」が必要な場も結構あるようですし。事前にできるだけ情報を集めて、よく検討なさる事をおすすめします。

山田シャルロッテ
山田シャルロッテ

ライター&イラストレーター・漫画家。1児を高齢出産後、都内で子育て中。
仕事をしながら子どものお稽古事やスポーツ活動の委員、PTA活動などもけっこう参加するので、ママ友多数。

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