子どもを介したお付き合いで、よく見かける光景
null「こだわり」コントロールの秀逸なルール
null山田シャルロッテです。
ママたちには「子どものために」と、いろいろなこだわりがあるもの。
乳児期の完全母乳保育から始まり、「子どもの口に入るもの」については、特にこだわるママもいらっしゃいます。
こだわることは個々の主義で自由ですが、
あまりにこだわりが強いと、周囲に気を使わせたり、
その話題の時だけ、周囲にハレモノに触るような空気が流れることも……。
それでもこだわりを通したい、という強い気持ちがある方はそうすべきですが、
筆者が育児中にお会いして感心したのは、漫画の江美子さんタイプのママ。
「こだわりはあるし、ふだんはそのこだわりを貫いているけれど、
アレルギー対応のように絶対にしなければならない、という事ではなく、
あくまで自分の主義なので。
周囲にはむしろ、私が“こだわっていること”を知られないくらいで、いいと思う。
世の中にはいろいろな人がいるので、
子どもにも“こだわりとの付き合い方”を学んでおいてほしい、という意味でも、
私は、適度にこだわりたい」
……なるほど!
江美子さんタイプのママは、オーガニック食品へのこだわりを、以下のように決めている、と言っていました。
(1)ひとさまから頂いたおやつなどは、オーガニックでない場合も頂いてもOK(漫画で紹介した部分)。
(2)旅行などのイベント時は、オーガニック以外の食品を試しても良い機会。
(3)子どもが小学生以上になったら、ママの選んだおやつに、時に本人の選ぶもの(オーガニック以外も可)を適宜、加える。
“人付き合い”のほかにも、「体や心が育ってきたら、子ども自身が考える機会も尊重したい」のだそう。
育児に“こだわり”を持つ際は、その“こだわり”の目的まで明確にしておくと、
ご本人も、お子さんも、周囲も、その場ごとでの迷いが少なく、気持ちよく過ごせるかもしれません。
ライター&イラストレーター・漫画家。1児を高齢出産後、都内で子育て中。
仕事をしながら子どものお稽古事やスポーツ活動の委員、PTA活動などもけっこう参加するので、ママ友多数。