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女性236人に聞いた、最新「お歳暮事情」。悩みごとや喜ばれる贈りものは?

年の瀬が近づき慌ただしいこの時期、「今年はお歳暮どうしよう?」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。

そこで『kufura』編集部では、20~50代の女性236人を対象に、お歳暮についてアンケート調査を実施。興味深い結果が得られました。

「お歳暮を贈る」と答えた人は、4人に1人!

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最初の質問は、「今年はお歳暮を贈りますか?」というもの。結果はこちら!

贈る予定・・・25.4%

贈らない・・・63.1%

考え中・・・11.4%

「贈る予定」と答えた方は、おおよそ4人に1人。

2年前に同様のアンケートをとった際は「贈る予定」が31.3%だったので、どうやらこの2年で減少傾向にあるようです。

贈る相手、第1位は「妻側の両親」

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では、「贈る予定」と答えた方は、誰宛てにお歳暮を贈っているのでしょうか。アンケートの結果は以下のようになりました。

第1位:妻側の両親・・・27票

第2位(タイ):夫側の両親・・・23票

第2位(タイ):両親以外の親族・・・23票

第4位:会社の上司・部下・・・12票

第5位:友人・・・10票

第6位:恩師など世話になった人・・・7票

第7位:取引先・・・4票

両親などの“親族”がトップ3を独占、なかでも多かったのは「妻側の両親」でした。会社関連の知り合いや友人に贈っている人は、比較的少数派のようです。

お歳暮についての“悩みごと”は?

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何を贈るかや、お返しをどうするかなど、何かと悩むことの多い“お歳暮”。気持ちはありがたいけれど、正直面倒に感じてしまう……という瞬間もありますよね。

みなさんから寄せられた、「お歳暮のやりとりで悩んだこと」をジャンル別にまとめました。

選ぶのに苦労する

「実家は良いが義実家は好みがよくわからないので選ぶのが大変」(39歳女性/公務員・団体職員)

「何を送ろうか迷って時期がどんどん遅れること」(28歳女性/その他)

「おいしくなくて明らかに安いものが送られてくると、送り返すものに困る」(45歳女性/パート・アルバイト)

「こちらの名産品を送っているが、毎回同じ物は……、と思いながらも他に思いつかないので同じ物を送っている」(57歳女性/その他)

贈るつもりがなかった相手から届く

「フェイスブックで知り合った(会った事はない)年配の方から毎年お中元・お歳暮を頂くのですが、正直毎年困ってます。頂くのでもちろん、頂いたものより少し価格帯を下げてお返ししてます」(48歳女性/主婦)

「本当はそんなに贈ってもらわなくても良いのに、贈って下さる方もいるので。気持ちは嬉しいけど返すのも大変なので、正直困ります」(47歳女性/自営業)

「やり取りするのが面倒なのに送られてきたらこちらもお返ししないといけないというのが煩わしい」(40歳女性/事務職)

届いたものを持て余す

「好みではないジュースを貰い持て余してしまったことがある。申し訳なく思いながら結局捨ててしまいました」(51歳女性/その他)

「同じものが違う親戚から届いた」(42歳女性/主婦)

「飲まないのにビールをもらうこと」(27歳女性/主婦)

「お茶、湯飲みでいれる茶葉ですね。複数からもらったので使い切れなくて困りました」(45歳女性/主婦)

「幼い頃から実家に届くお歳暮が毎年内容が同じで、あまり美味しくない和菓子なので消費に困ってる」(23歳女性/パート・アルバイト)

“趣味にあわない”と伝えるのが難しい

「夫の親が毎回同じビールを贈ってくれてたんですが、私はお酒はのまないし、夫はそのビールが好みじゃなく。でも夫は親に遠慮して“好みじゃない”と言えず、だいぶたってから、私がかわりに言いました。他のビールより高いからと選んでくれていたらしく、もっと早く言えばよかった」(54歳女性/主婦)

「お酒が好きだったが、飲まないようになった後も届いてしまい、それを伝えることができずにいる」(42歳女性/事務職)

やめどきがわからない

「毎年2回、1件だけあげたりもらったりをしています。辞めたい、本当に辞めたいです。本気で何の意味もないと思っています」(48歳女性/主婦)

「本当は贈りたくないのに、実家から毎年届くので、返すのが大変」(59歳女性/研究・開発・技術者)

「疎遠になった元上司に、贈り続けているモヤモヤ……。どうやめればいいか」(51歳女性/その他)

「関係性がだんだんと薄れてきた時に、どのタイミングでやめていいのか難しく、ずっと贈り続けてしまう」(44歳女性/公務員・団体職員)

「実家と義実家間でのお歳暮。お互い自分の子の前では、お金の無駄だからしなくていいのに……と言いながら続けている」(40歳女性/パート・アルバイト)

こちらがいらないと思っていても、届いてしまうとなんだか返さざるをえないのがお歳暮の難しいところ。そんなときは、「贈りあっていたがお互いやめることにしてスッキリしました」(35歳女性/パート・アルバイト)のように、相手も自分も同時にやめる、という方法も。

もらって嬉しかったもの

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「悩みつつ、でもやめる勇気はない……」という時は、いっそ贈りもの選びを全力で楽しんでみる道もあるかもしれません。

せっかくあげるなら、相手に喜んで欲しいと思うのが人情。「贈られて嬉しい贈りもの」には、どんな傾向があるのでしょうか。

自分では選ばない高級なもの

「カニ缶。自分ではなかなかかえないので」(39歳女性/主婦)

「高級牛肉の焼肉セット。絶対に自分でスーパーで選ばないので本当に嬉しかった」(36歳女性/その他)

「高級なお酒のセット。自分で買わない種類のお酒なので嬉しかった」(39歳女性/公務員・団体職員)

「高級海苔のセットはめったに食べることができないので欲しいなと思います」(49歳女性/専門職(医師・看護師・弁護士など))

「鴨鍋セット。とても美味しかったのと自分ではまず買わないから嬉しかったです」(55歳女性/主婦)

「海鮮セット。ホタテやいくら、トロ、ウニなどの詰め合わせでお刺身としても海鮮丼にしても食べれた」(34歳女性/事務職)

「高級なはちみつ。自分では買わないので」(38歳女性/契約社員・派遣社員)

消費しやすい食材

「美味しいうどんセット。高い安い関係なく美味しいのが確実なので最高でした」(45歳女性/パート・アルバイト)

「桃16玉、梨10キロ、お米30キロ」(44歳女性/自営業)

「ご当地の美味しいお味噌。こちらでは知らなかったので嬉しかったです」(58歳女性/自営業)

「ハムやソーセージのセット。自分で買うと高いし、よく食べるものなので、もらえると嬉しい」(40歳女性/主婦)

「佃煮とかご飯のお供になるようなもので日持ちするのはおかずの足しになるのでうれしい」(51歳女性/主婦)

「缶やペットボトルのジュースの詰め合わせ。気負いせずに受け取れる価格で、消費もしやすい」(27歳女性/専門職(医師・看護師・弁護士など))

「梅干し。そのままでもご飯にも合うし、いいものを買おうとすると高いから」(31歳女性/企画・マーケティング)

「レンジでチンしてできる焼き魚の冷凍セット。グリルも洗わなくていいし、魚も簡単に食べられるし嬉しい」(43歳女性/主婦)

華やかなお菓子、珍しいお菓子

「お菓子のセット。自分では買わない高級なものなので美味しくいただいた」(50歳女性/主婦)

「レディボーデンのアイスクリームセット。普段高いアイスを大量に買うことは無いので狂喜乱舞した」(57歳女性/その他)

「外国の高級チョコレート詰め合わせ。宝石箱みたいでわくわくした」(57歳女性/主婦)

「高級なフルーツゼリーのセット。SNSで話題の、実店舗を持たないお店のもので、なかなか自分で買う機会はないので嬉しかった」(23歳女性/パート・アルバイト)

「缶入りクッキー。色んな種類が入っているので、わくわくする」(40歳女性/パート・アルバイト)

食べもの以外で嬉しかったもの

「洗剤。お菓子とかもうれしいけど、好みの物じゃないこともある。でも洗剤はどんな種類のものでもはずれがないと思います」(54歳女性/主婦)

「やはり“商品券”は嬉しいです。実用的ですので」(53歳女性/主婦)

「いただいたカタログギフトで、ビジネスバッグを注文した。本当に使いやすかったです」(51歳女性/パート・アルバイト)

“ワンランク上の美味しいもの”、もしくは“消費しやすいもの”が人気のようです。食べものが多い中、それ以外のお歳暮もちらほら。選ぶ際に、参考になりそうなものはありましたか?

 

「いっそ思い切ってやめてしまう」というのもひとつの選択肢ですが、お互いに嬉しい気持ちになれるなら、贈り続けることだって立派な選択肢。実際、「お歳暮について悩んでいることはない」という方や、「贈られてくるのを楽しみにしている」というコメントも多数見受けられました。

あたりまえですが、人によって感じかたは様々。できるだけ相手の本音を引き出しつつ、ベストな形を探っていきたいですね。

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