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寂しさを感じる人は「ラジオ」を聞こう! TBSラジオ橋Pが語る魅力

仕事に疲れて帰ってきた夜。暇だけど何もしなくない……、テレビを観る気力もないけど無音じゃ寂しい。そんなときは、ラジオを聞いてみるのはいかがでしょうか。目を使わないので、家事をしたりスマホをいじったりしながらも楽しめます。

満員電車でも情報がチェックできる「聞く朝刊」

——じつは私、TBSラジオの大ファンなんです。ただ、周りの人でラジオを聞いている人が少なかったので、今回のインタビューを通じて、ラジオの良さを多くの人に知っていただければと思っています。そもそもですが、ラジオはどんな方がメインリスナーなんでしょう?

橋本:日中は、自営業の人や、家事をしている人、車に乗る仕事の人など、何かをしながら聞いていただいていることが多いですね。生活の中に溶け込むメディアだと思います。

会社員だと、日中は仕事で聞けない人も多いかと思いますが、『radiko.jp』(WEB/アプリ)や『ラジオクラウド』(アプリ)を使えば、放送中の番組はもちろん、過去の番組も遡って聞けますよ。

——ラジオと言うと電波が入らなくて音声が途切れがちになる……というイメージがあるかもしれませんが、アプリならスマホの通信が届くところならどこでも聞けるのはいいですよね。

橋本:個人的には、ラジオ受信機がおすすめなんですけどね。昔と比べて機械も進化してますし、TBSラジオはAM(954)だけではなくFM(90.5)でも聴くことができるので受信状況がよければパーソナリティの息遣いまで聞こえるほどクリアな音質になりますよ。

——どの番組を聞けばいいか、初心者は迷うと思います。橋本さんのおすすめを教えてください。

橋本:まずは通勤時間が入りやすいんじゃないでしょうか。満員電車で手が塞がっていても、ラジオなら耳だけで楽しめます。朝は『森本毅郎・スタンバイ!』という6時半〜8時半の番組で日々のニュースをわかりやすくお伝えしています。「聞く朝刊」という感じですね。

ニュースは「本音で報じる」ことを大切に

——毎日ニュースをチェックするのは働く女性としては大切ですが、結構大変です。聞くだけでいいのは手軽でいいですよね。

橋本:夕方は『荒川強啓 デイ・キャッチ!』(月〜金、15時30分〜17時46分)、夜は『荻上チキ・Session-22』(月〜金、22時〜23時55分)でニュースを扱っています。いずれの番組も表面的な報道ではなく「本音」で報じることを大事にしていると思います。

ひとりランチが楽しくなる『ジェーン・スー 生活は踊る』

——ニュースより「雑談」を楽しみたい人におすすめなのはどの番組ですか?

橋本:お昼休みに少し時間ができた人にオススメなのが、手前味噌ですが僕が担当している『ジェーン・スー 生活は踊る』(月〜金、11時〜13時)。12時7分ごろから人生相談のコーナーが始まります。ひとりランチで寂しいときなどに、ぜひ聞いてみてください。ラジオって、寂しさを感じている人におすすめしたいメディアなんです。

——ラジオは、どんなところが「寂しさを感じている人向き」なのでしょうか?

橋本:ラジオは、1対1のメディアだと思うんです。テレビだと「一緒に観る」という楽しみ方もあると思うんですが、ラジオはひとりで聞くことが多いかなと。

あるとき、ひとり暮らしで観ていないテレビをつけっぱなしにしている人に理由を聞いたら、「無音じゃ寂しいから」「BGMとして流してる」と言われたことがあります。だったらラジオのほうが、楽しめるかもと思いました。生放送が多いので、「気配」を感じられると思いますよ。BGMになることを想定してつくられているので、何かをしながらでも聞けますし。

TBSラジオは「雑談のうまい豪華な人材」が揃っている

——ラジオは何かをしながら、ぼんやり聴くということにも適していますよね。

橋本:そうですね。ぼんやり聞きながらでもいいように、同じコーナーが20分を超えないようにとか、最初に言ったことを最後にまとめるとか、リスナーの方にとってわかりやすくなる工夫をしています。パーソナリティの方々にも「いろんな状況で聞いている人がいるよ」とお伝えして。

あと、帯でパーソナリティを務める方は、「毎日、一緒にいても嫌にならないタイプ」かどうかを大切にしています。冒頭で申し上げた通りラジオは生活の中に溶け込むメディアなので、リラックスして聞いていただくため、説教臭くはならないようにということには気を配っています。

5年間『たまむすび』を担当されていたフリーアナウンサーの赤江珠緒さん(現在は産休中)も、疲れた気持ちをラクにしてくれる方でしたね。

——たしかに『たまむすび』は、赤江さんがちょっとミスをしても見守るような雰囲気があって、聞いていて落ち着くなと感じていました。

橋本:もちろん「話がおもしろいかどうか」も、大前提として意識しています。深夜の『JUNK』(月〜金、25時〜27時)では、伊集院光さん、爆笑問題さん、山里亮太さん、おぎやはぎさん、バナナマンさんが日替わりでパーソナリティを務めています。

僕が立ち上げた番組だと、『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』(土 22時〜24時)は、話題の音楽や映画などエンターテイメントについて宇多丸さんが斬り込む番組。「知らなかった映画だけど観たいな」など、発見があると思いますよ。

TBSラジオは全体的に、雑談のうまい豪華な人材が揃っている、という感じです。そんな人たちが寄り添ってくれるので、一度聞き始めるとハマるはず。ぜひ聞いてみてください!

『radiko.jp』『ラジオクラウド』アプリの使い方も簡単!

実際に編集部でも『radiko.jp』『ラジオクラウド』をダウンロードしてみました。ともに無料で使用できます。

『radiko.jp』は画面が「ライブ」「タイムフリー」にわかれています。いま放送されているものが聞けるのが「ライブ」。「タイムフリー」は、過去1週間の番組を遡って聞くことができます。一度再生ボタンを押すと、その番組を3時間以内で聞き終わらないといけないため、その点は注意です!

『ラジオクラウド』は、番組をダウンロードできるアプリ。Wi-Fi環境で落としておくことが可能なので、通信制限が気になる人におすすめです。『radiko.jp』の「タイムフリー」は過去1週間までしか遡れませんが、番組によってはさらに過去に放送された番組も聞くことができます。著作権の問題で音楽は流れませんので、シーンに合わせて『radiko.jp』と『ラジオクラウド』を使い分けるのがよさそうです。

以上、TBSラジオの橋本プロデューサーに聞いたラジオの魅力でしたが、いかがでしょうか?

今まで縁がなかったという人も、ぜひ聞いてみてくださいね!

 

【番組情報】

※ TBSラジオ AM 954+FM90.5

※ ジェーン・スー 生活は踊る(月~金   11:00 – 13:00)

※ 都市型生活情報ラジオ 興味R(月曜 18:00 – 19:30)

※ ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル(土曜  22:00 – 24:00)

※ 森本毅郎スタンバイ!(月〜金 6:30 – 8:30)

 

【参考】

※ ラジオクラウド

※ radiko.jp

2017/4/28 BizLady掲載

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