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情報共有に手作りマスク…こんな時こそ!最近「ママ友の存在に助けられたこと」を聞きました

新型コロナウイルスの感染拡大につき、平時とは異なる生活が続いています。見えないウイルスと闘いながら、家庭の中の“日常”を保つには、情報、物資、心の癒しの3つが必要不可欠です。子育て中のお母さんたちの中には、地域の子育てネットワークを通じて、それらを得ている方も少なくないようです。

今回は、「ママ友の存在に助けられたことがある」と回答した20~50代の子育て中の女性86人にアンケートを実施。

どんなことで助けられたのか具体的に聞いてみました。

1:地域の最新情報を共有できた

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現在は、子どもを交えて会ってママ友と長い間話すことが難しくなっています。とはいえ、メールやLINEで生活必需品の調達方法、地域の感染者情報についての情報共有が非常に役立っているとの声が25人の女性から寄せられました。

「トイレットペーパーが品薄のとき、ここにあったと情報をくれた」
(36歳・主婦)

「たまたま会ったとき、トイレットペーパーがなくて困ってると言ったら『あそこで売ってたよ』と教えてくれたこと」(43歳・主婦)

「あそこのドラッグストアにはマスクがあるそうと情報を教えてもらった」(47歳・主婦)

「給食が無くなり、破棄しなければならなくなった地域の卸売の食材を購入できるという口コミ情報をもらった。売る方も買う方も助かる」(43歳・その他)

「こっちから何もアクションを起こさなくても、習い事の情報、小学校の情報、今必要な情報を色々なママ友からLINE等で送ってもらえて、とても嬉しかった」(35歳・主婦)

スーパーやドラッグストアで欠品しがちな商品が調達できる場所や、地域の感染者情報は今、必要な情報ですよね。同じ地域に住んでいる者同士で、情報を共有している女性が多いようです。

2:マスクを譲ってくれた

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マスクが品薄な状態が続いていますが、入手できずに困っているときに手を差し伸べてくれたママ友にまつわるエピソードです。

「ハンドメイドが得意なママ友が子ども用マスクを作ってくれた。材料費プラスのお支払いはさせてもらいました」(43歳・その他)

「マスクが小さいものしかなかったが、大人用と交換してくれた」(38歳・営業・販売)

「子どもがマスクを付けたがらなかったが、かわいいキャラクターの布でマスクを作ってくれて、つけるようになってくれた」(25歳・総務・人事・事務)

「手作りマスクを家に送ってくれた。子どもが難病で入院しているためありがたかった」(44歳・主婦)

「マスクがなかった時に、うちにあるからとおすそ分けしてくれた」(42歳・その他)

“買い占め”のニュースがセンセーショナルに報じられますが、実際には品薄な状況に適応すべく、手作りをしたり、譲り合ったり、譲ってもらった優しさに癒されながら現状を乗り切っている家庭は多いのではないでしょうか。

3:不足した生活必需品を譲り合えた

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トイレットペーパーや、除菌・消毒剤など、品薄になっている商品を譲ってもらえたという声も。

「トイレットペーパーが品切れのときに分けてもらった」(44歳・主婦)

「トイレットペーパーがあと一つとママ友に話したところストックを譲ってもらえた」(48歳・主婦)

「消毒ジェルを少し分けてもらえた」(35歳・その他)

「除菌スプレーの譲りあい」(49歳・その他)

困ったときに“ギブ&テイク”できる相手が同じ地域内にいるのは、とても心強いですね。

4:メールやLINEで励まし合えた

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誰もが、大なり小なりの我慢を抱えている時期です。直接会って話せなくても、デジタルツールで励まし合っている女性もいました。

「直接会うことはお互い控えているけど、LINEでのやり取りで何気ない会話や情報交換」(34歳・主婦)

「メールで状況を聞いたり励まし合った」(32歳・主婦)

「LINEでやり取り。お互いに励ましあった」(43歳・主婦)

「会えない日が続いているが、少年団のママ友と子どもを交えた『zoomテレビ電話』でみんなの元気な顔を見せ合った。久々に癒された」(38歳・その他)

不安は1人で抱えるよりも、誰かと共有すると癒されることもありますよね。似たような立場の相手と悩みを吐き出し合うことで、心の負荷が軽く感じられることもあるのではないでしょうか。

5:いざとなったら「助けるよ」と言ってくれる気持ち

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感染予防の配慮をしながら子どものケアを協力し合っている家庭もありました。

「家にばかりいられないので、マンション敷地内の公園で遊ばせることにしました。ママ友と順番に見守ることにして、お互いの負担を減らすようにしています」(30歳・総務・人事・事務)

「私が持病のため動けなかった時に、子どもをウォーキングに連れ出してくれた。家の中に閉じこもってばかりで子どもの健康が心配だったのでありがたかった」(43歳・その他)

「家に遊びにおいで、と言ってくれる気持ち」(32歳・その他)

実際にはかなわなくても、「いざとなったら預かるよ」と言ってくれるその気持ちに助けられたとの声も。

以上、今回は、ママ友の存在に助けられた経験についてお届けしました。

時々刻々と流れるニュースにちょっぴり心が疲れてきた筆者は、皆さんのアンケートを集計しながらとても温かい気持ちになりました。

助けたり、助けてもらったりするママ友関係は、保育施設や習い事、PTAなどを通じて普段からコツコツ続けてきた地道なコミュニケーションのたまもの。困ったときに共感し合って、近所に住む者同士で助け合う豊かなコミュニケーション術は、地域に根差した女性の強みかもしれませんね。

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