そこで、今回は『スカイマーク』の担当者にインタビュー。「顧客満足ナンバーワンの秘密」や「コラボ付録作成の舞台裏」、「ピカチュウジェットにはどうやったら乗れるのか」など、気になるあれこれを教えていただきました。
「荷物は生卵を扱うように」を徹底
nullお話を伺ったのは『スカイマーク』労務室・そらとぶピカチュウプロジェクト事務局の森松慶子さん。雑誌『幼稚園』とのコラボ付録もご担当されたそう。
―『スカイマーク』さんは、LCC(ローコストキャリア)とも、JALやANAとも違うMCC(ミディアムコストキャリア)という立ち位置で、「安価ながらも快適な空の旅が体験できる」と大きな支持を得ていますよね。何度も顧客満足ナンバーワンになるほどの人気の高さは、どこから来るのでしょうか?
「飛行機の運航には、普段お客様と接する客室乗務員や旅客スタッフの他、飛行機の誘導や荷物の積み込みをするグランドハンドリングスタッフや整備士など、さまざまな人が関わっています。
その中で弊社の大きな特徴は、グループ会社を作らず、運航に関わる全ての職種を自社で採用しているという点ですね。そのため、スタッフ間のコミュニケーションが密にできて、定時運航率1位にも繋がっていると思います」(以下「」内、森松さん)
「今回の『幼稚園』の付録でも、飛行機に関わるお仕事がイメージしてもらえるよう、代表的な5つの職業それぞれの紙人形をつけているので、ぜひ親子で“こんな仕事があるんだね”などと話しながら遊んでみていただきたいです」
―それがサービスへの満足度の高さにも繋がっているんですね。
「預け荷物をコンテナから機内に積み込む際も、“バラ積み”と言って、手作業でひとつひとつ入れています。“生卵を扱うような気持ちで”大事に積み込む、というスタイルを徹底できるのも、全員が自社スタッフだからこそかもしれません。
ちなみに、スカイマークでは預け荷物がお一人様20kgまで無料なんですよ。個数制限は無く、1個につき50cm×60cm×120cm以内のサイズまで無料で預けられます」
たとえばLCCの飛行機に乗る場合。預け入れの荷物は有料だったり、重量制限が厳しかったりで、荷物が多くなる子ども連れには悩むところ。一人につき20kgまで無料はありがたいですね。
音声まで本物ボイスを実装!「こだわり付録」誕生の舞台裏
null6月28日に発売した雑誌『幼稚園』8・9月号の付録「スカイマークコラボ ひこうき & くうこうジオラマセット」。こちらは、
・全長約33センチのビッグサイズ「音声つき飛行機」
・「そらとぶピカチュウプロジェクト」デザインの荷物運搬車&コンテナ
・働く人たちが描かれた紙製の人形
・空港や滑走路が描かれたポスター
のセットです。
―雑誌の対象年齢は4~6歳ですが、この付録は幅広い“飛行機好き”の方に話題ですよね。特にこだわったところやこの付録に込めた思いなど教えてください。
「音声には特に力を入れました。“今日もスカイマークをご利用いただきありがとうございます”という機内アナウンスや、普段は聞けない管制塔とのやりとり“Skymark, ready for pushback.” “Pushback approved.”(離陸に向けて機体を移動させる際のもの)など、飛行機マニアの方も驚くような充実のサウンド5種類をコンパクトに詰め込んでいます。
機内アナウンスは、本物のフライトアテンダントの声をこの付録のために新規で収録。管制塔とのやりとりや離陸音なども、訓練で使用するフライトシュミレータで使われている音声を使用したリアルなものになっています」
―たしかに音声がとてもリアルで、大人でもわくわくしますね! 筆者の幼稚園児の息子も、ちょうど先日初めて飛行機に乗ったばかりで、この付録で一緒に遊んだところ、気に入って何度も何度もボタンを押していました。
「弊社のスタッフも、やっぱり子どもの頃から飛行機が好きだったという人が多くて。付録を通して飛行機との楽しい想い出ができたら、それがきっと興味を広げるきっかけになって、将来の“好き!”に繋がっていきますよね。
音声以外にも、例えばエンジンが正円ではなく下側が平たくなっていたり、羽の先が真っ直ぐではなく上に向かって折れ曲がった形になっていたりと、細かい部分も本物の飛行機にできるだけ近付けています。ぜひ本物と見比べてみてくださいね」
「『幼稚園』編集部の方や、弊社の付録担当チームメンバーと一緒に、“子どもだましではなく、できる限り本物に近いものを作ろう”と試行錯誤しながら細部まで練ったので、読者さんの反応が今から楽しみです」
人気の「ピカチュウジェット」にはどうしたら乗れる?
null―今回の付録でも、ピカチュウが描かれた荷物運搬車(トーイングトラクター)やコンテナがついていますが、『スカイマーク』さんは、そらとぶピカチュウプロジェクトの「ピカチュウジェット」も大人気ですよね。
「数社あるピカチュウジェットのうち、『スカイマーク』では黄色と水色の2機を運航しており、全国の路線で飛んでいます。どの便がピカチュウジェットになるかはランダムで、乗ってみてのお楽しみ。全29機のうち2機なので、確率は15分の1くらいでしょうか。
前日の0時からは公式サイトで運航情報も公開しているので、満席の多いハイシーズンでなければ、ピカチュウジェットを狙って購入することもできるかもしれません。夏休みシーズンは、一番近い空港まで出かけてピカチュウジェットを展望フロアから眺める、なんていうお出かけもいいですね。
普段は見えない底の面にもポケモンやモンスターボールが描かれているので、上空をピカチュウジェットが飛んでいたらぜひご注目ください」
―「ピカチュウジェット」を見かけたり、運良く乗れたりしたら、お子さんとの旅もより思い出深いものになりますね。
「もう1つ、子育て世代の方にぜひ知っていただきたいのが『お子様一人旅サポート(スカイキッズ)』というサービスです。これは、満6歳~11歳までのお子様が同伴者なしで旅行する際に、出発空港から到着空港まで、スカイマーク係員がお手伝いさせていただくというもの。
おじいちゃんおばあちゃんの家にお子さんだけで帰省する、というケースも多く、ドキドキしながら一人で旅しておじいちゃんおばあちゃんに迎えられるという微笑ましい光景を目にすると、我々スタッフまで嬉しくなります」
―そんなサービスがあるんですね! 普段、なかなか子どもだけで移動するような機会も少ないので、きっとお子さんにとっても特別な体験になりそうです。
最後に、この記事を読んでいるみなさんに向けて、一言メッセージをいただけますか?
「今回の付録は、飛行機が好きなお子さんはもちろん、空港に来たことがないお子さんや一緒に遊ぶ保護者の方も含めて、それぞれに“面白い!”と思ってもらえるように、ディテールまでこだわったものになっています。飛行機にもっと詳しくなって、より飛行機を身近に感じられるきっかけになれば嬉しいです」
「スカイマークコラボ ひこうき & くうこうジオラマセット」が付録の『幼稚園』8・9月号は、現在発売中! 書店やオンライン書店で手に入るので、ぜひチェックしてみてくださいね。
【協力】スカイマーク株式会社
(c)Pokémon. (c)Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
※1 2023年度JCSI(日本版顧客満足度指数)調査「国内長距離交通部門」
※2 国土交通省航空局発表「航空輸送サービスに係る情報公開」の特定本邦航空運送事業者に係る情報における、2017年~2022年度の定時運航率(全便のうち、出発予定時刻以降15分以内に出発した便数の割合)
【書誌情報】
『幼稚園』2024年8・9月号(6月28日発売・1,290円税込・小学館)
話題沸騰! ユニークな企業コラボ付録に加え、子どもに大人気のキャラクターがわんさか登場する雑誌『幼稚園』。遊びと学びが1冊にぎゅっ!と詰まっています。
2024年8・9月号の付録は航空会社のスカイマークとコラボした「ひこうき & くうこうジオラマセット」。飛行機は全長33センチのビッグサイズで、ボタンを押すとアナウンスやエンジン音が流れます。
座席などの細部までこだわった本物そっくりなデザインで、はたらく人たちの人形や、空港や滑走路が描かれたポスターつき。おうちで飛行機のお仕事を体験して遊べます。