東京タワー=修学旅行の思い出!
null「修学旅行のときにバスの中から東京タワーを見て、“おぉテレビで見るものだー”と感動した思い出がある」(42歳女性/主婦)
「田舎育ちなので300メートルを超す高さのものは家から見える山だけ。中学校の修学旅行で東京タワーへ行ったとき下から反り返って見上げるとひっくり返りそうになるほど高くて驚いた記憶がある」(62歳男性/その他)
「修学旅行で東京タワーに行き、興奮しながらお土産を買った。数十年前のことなのに買ったお土産の品名もなぜか今も覚えている」(57歳女性/その他)
「修学旅行で行ったとき喧嘩していた友達と仲直りした場所」(33歳男性/その他)
今回のアンケートでまず多かったのは、修学旅行の思い出。初めての東京タワーでその存在感や眺めに感銘を受けた!……との声が続出しました。ただでさえ東京タワーは印象的ですが、その感動を友達とワイワイ共有することによって、ますます心に深く刻み込まれたのではないでしょうか。
東京タワーのここに感動!
null修学旅行以外にも、東京タワーを訪れたときのインパクトについて語る声は数多く寄せられています。
「外国人の友人が来たときに連れていって、想像以上に興奮、感動していて、こちらも楽しめたこと」(51歳男性/その他)
「遠くから見ていると周囲の高層ビルに囲まれて小さくみえていたが、実際タワーの下に行ってみるとそのスケールの大きさに驚いた。60年以上も昔によくこんなものが建築できたものだと感心」(64歳男性/企画・マーケティング)
「何十年も前のことだが、展望台の床がガラスになっている部分に立って見下ろした時のことを覚えている。赤い骨組みがとても迫力があってこういう見せ方があるのか、と思った」(55歳女性/主婦)
「東京に在勤していた時に数回訪れました。首都東京のスケールの大きさに目を見張ったものです。また、夜間にライトアップされたタワーはおとぎの国の世界のようであり、幻想的な印象を受けました」(65歳男性/その他)
「ライトアップされているときはとてもきれいで華やかだけどライトが消えた瞬間の暗闇にそびえ立つタワーに圧倒されたのを覚えている」(56歳男性/その他)
東京タワーが完成したのは1958年12月23日。当時は今とは事情が大きく異なり機械なども乏しく、なんとほとんどが職人の手作業でわずか1年半で完成させたのだそうです! そうした背景を知ると、東京タワーがますます偉大に感じられますよね。
友人、恋人や家族と…大切な人との東京タワーの思い出
null「東京に暮らす友人と会い、一緒に東京タワーに登り、ちょうど切り絵アーティストさんがイベントをしていたので、それぞれ切ってもらった。嬉しくてその後も数年大事にとっていた」(54歳女性/その他)
「恋人と展望台まで登って写真を撮影したこと。別れた今でも写真は残している」(47歳男性/その他)
「父子家庭でタクシー運転手だった父が、私たち3人兄弟を遊びに連れて行ってくれるときは、決まって都内の夜のドライブだった。車で走り、その場所で降りるだけで中に入ることはなかったが、東京タワーを下から見上げた感動は今でも鮮明に覚えている」(65歳男性/営業・販売)
「大学生の時、田舎から母親が出てきてくれて、東京タワーに行き、展望台まで登った、その翌年にその母親が亡くなった。最後の思い出」(67歳男性/営業・販売)
旅行にせよお出かけにせよ、どこへ行くかよりも誰と行くかによって印象は大きく変わりますよね。東京タワーを見るとふと大切な誰かの顔を思い出し、懐かしい気分に浸ってしまうという人も少なくないのでは?
東京タワーの“階段”の思い出
null「何年か前に1度だけ行ったことがあり、そのとき子どもたちと、外階段を上がったのが唯一の思い出です。自分の足でのぼると楽しいです」(65歳男性/その他)
「若いとき、勢いで東京タワーを階段で下ったら、膝が笑った」(52歳女性/総務・人事・事務)
「若い頃階段のぼりに挑戦して挫折したのを思い出します」(66歳女性/主婦)
「40代の頃歩いてのぼった。まだ体力があったなあ。今はどうか?」(63歳男性/その他)
「関西に住んでいた時のお友達親子が泊まりにきて、初めて東京タワーにお出かけしました。当時小学生だった子どもたちは元気いっぱいで、帰りは階段で降りたいと言うので、東京タワーの上から下まで降りたことが懐かしい想い出です」(53歳女性/主婦)
東京タワーでは敢えてエレベーターを使わず、約600段のオープンエア外階段を昇り降りすることも可能。公式ページによれば、約12~13分程度のコースで、幼稚園くらいのお子さんでも、15分ほどで昇りきってしまうとのことです。
体力的にかなりきついと感じる人もいるようですが、自分のペースで景色の変化を楽しめるのは屋外ならではの特権で、のぼりきったときにはきっと爽快感や達成感があるはず! 運動不足の解消にトライしてみてはいかがでしょうか。
東京タワーにまつわるちょっと残念な思い出も…
null「高所恐怖症なのに展望台(メインデッキ)に上がり、そちらは楽しかったが、家内に勧められてそれよりも高いトップデッキへ上ったら恐怖で記憶が残っていない」(66歳男性/その他)
「子どもの頃、親に連れて行ってもらい高くて泣き出したことを思い出します」(58歳男性/その他)
「東京に住んでいた時、高校時代の友人が東京に来て一度行ってみたいというので一緒に行ったが、曇り空であまり景色が見えずがっかりした」(65歳男性/その他)
「綺麗な夜景を見ながらプロポーズして断られた事」(60歳男性/その他)
たしかに高所恐怖症ぎみの人にとっては、東京タワーは鬼門!? あとは、せっかく訪れたのにあいにくの天候で眺めがイマイチだったりなど、期待を寄せた分だけ、ガッカリも大きいかもしれません。
その他、こんな思い出も…
null「孫が病気で地方から急遽よびだされたとき。バスの中から夕日に照らされた東京タワーが寂しげで不安に感じました」(63歳女性/その他)
「死にたいほど辛かったとき、たまたま東京タワーを見て、とてもキレイだったので、もう少し頑張ってみようと思った」(58歳男性/その他)
「東京タワーと聞くと、映画『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』を思い出します。青春時代に地方から東京に来た自分にとっても、夜の東京タワーを見るたびに故郷を思い出し、センチメンタルになります」(67歳男性/その他)
「娘が試験のときに東京タワーを見て合格を願ったこと」(64歳女性/主婦)
「東京で単身赴任生活の最後、新幹線から見た東京タワーを見て、ようやく家族とまた生活できると実感できた」(59歳男性/その他)
「東京タワーに行ったことはないけど、映像で見慣れてるせいか何となくイメージが残ってて知ってる所みたいな気がする」(58歳女性/主婦)
「東京タワーに行ったことはないが、未だにスカイツリーよりも東京のシンボルだと思っている」(56歳男性/その他)
人工的で無機質な鉄塔なのに、なぜかエモい……。東京タワーを目にすると、さまざまな感情がかきたてられてしまうこともあるようです。
また、今回のアンケートでは、東京タワーに行ったことがないけれど、親しみやすさを感じたり、東京のシンボルとしてとらえていたりする声もかなり寄せられました。日本人にとって東京タワーはそれだけ特別な存在なのかもしれませんね。
以上、東京タワーにまつわるエピソードをご紹介しました。現在ではスカイツリーをはじめ、高層な建物は珍しくなくなりましたが、やはり東京タワーの存在感はすごい! 首都圏にお住まいの人、東京旅行の予定がある人はふらりと訪れてみてはいかがでしょうか?
成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。