館長 角野栄子さんは、ジブリ映画や実写映画化もされた児童文学『魔女の宅急便』シリーズや『おばけのアッチ』シリーズなど数々の文学作品を手がけた、国際アンデルセン賞作家です。
私は5歳の頃、映画館で観たジブリ映画『魔女の宅急便』がきっかけで魔女の宅急便シリーズがとても気に入り、角野栄子さんの著作を読みはじめました。
また、ご自身のライフスタイルを紹介する番組『カラフルな魔女~角野栄子の物語がうまれる暮らし』やインスタにアップされるおしゃれなファッションを楽しみにしているファンでもあります。
そんな角野さんの世界観があふれる『魔法の文学館』、さっそく館内を見ていきましょう!
子どもも大人もわくわくするしかけの展示
null角野栄子さんの好きな“いちご色”で彩られた館内。
一歩足を踏み入れると、『魔女の宅急便』に登場するコリコの街をイメージしたゾーンが広がります。
街の建物についた窓をひとつひとつ開けてみると……、様々なしかけが登場!
「次はなにが出てくるんだろう」と、子どもも大人もわくわくできること間違いなしです。
他にも楽しい扉があるので、ぜひ探してみてくださいね!
「文学館」の名の通り、充実の蔵書と読書体験
null角野栄子さんの著書はもちろん、世界中の絵本がたくさん集まった図書スペースが1階と2階にたっぷりありました。
本を読むことが、より素敵な体験になるような工夫がちりばめられていました。
読書スペースには、子どもが大好きな小さなお家のような場所がいくつもありました。
オープンな読書スペースには、オリジナルのウサミミチェアが。このウサミミチェア、よく見ると、大中小の3種類あるのも素敵な心配り。
ちなみに、ミュージアムショップで購入もできます(※受注生産となります)。
明るい時間は、公園の芝生に出て本が読める、こんなキットの貸し出しも行っているそう。
青空の下で本を読む体験は、きっと素敵な思い出になるはず。
まるで絵本の中に入ったような体験ができる「黒猫シアター」
null館内には『黒猫シアター』という、インタラクティブなしかけで、客席の大人も子どもも一体となって没入できるシアターがあります。
「絵本の中に入ってみたい」という子どもの頃の夢が叶いました。
入場チケットに時間指定が印字されるので、その時間にはシアターへ!
数々の名作が生まれたアトリエを再現
null2階の一角には、角野栄子さんのアトリエを再現したスペースが。
どこからやってきたのか想像するのも楽しい雑貨たちに、角野さんの好奇心の幅広さが伺える本棚。
角野さんが普段目にしているものをじっくり見ることで、頭の中を少しだけ覗けるような嬉しさがあります。
角野栄子さんの貴重なコレクションが見られる企画展示室
null2階には企画展示室があり、現在は「魔女まじょ展」が開催中。
“魔女の家”をテーマに、角野さんが世界中で集めた魔女の人形やグッズが並んでいます。
著作『魔女に会った』を制作する際に、世界各地をたずね、魔女にまつわるお祭りなどを研究した角野さんのノートは、展示期間中ページの入れ替えがあるそうです。
こちらの企画展は、2024年4月8日(月)まで開催中です。
眺めのいい空間で、作品にちなんだフードやドリンクを楽しめる「カフェ・キキ」
null2階の奥には『カフェ・キキ』があります。大きな窓の外には、広い空と悠々と流れる旧江戸川が。
外の景色を眺めながら、ゆったりとしたお食事タイム、カフェタイムが楽しめそうです。
『魔法の文学館』の入館自体が日時指定の予約制なので、カフェが大行列……!なんてことにならないのも、子連れで行く際には嬉しいところ。
読んだ絵本が題材になったメニューを前に会話もはずみそう!
『おばけのアッチ』シリーズにちなんだメニューが多いので、カフェに行く前に読んでおくと、より楽しめそうです。
ここでしか買えないレアグッズがたくさん!グッズショップ
null『魔法の文学館』のグッズ売り場は、ここでしか購入できないものから絵本、雑貨まで多様なグッズを取り扱っています。
まず、目に飛び込んでくるのが、アッチとリンゴちゃんグッズ。
絵本の中から飛び出してきたようなかわいさです。
お料理が得意なアッチにちなんだ、かわいいアイシングクッキーや、アッチのお友達ドララちゃんの服の模様のトートバッグも発見!
また、キャラクターグッズ以外にも、角野栄子さんのファッションのファンに嬉しいグッズのコーナーもありました。
角野栄子さんの眼鏡をモチーフにしたペンや、愛用のアトリエコートやバッグ、アクセサリーの販売も。
他にもオリジナルのお菓子やポストカード、絵本や書籍、公式カタログの販売もあり、充実の品揃えでした。
ぜひ現地へ足を運んでチェックしてみてくださいね。
まとめ どんな時におすすめ?
null『魔法の文学館』がある、なぎさ公園は、遊具コーナー、無料でポニー乗馬体験ができる「なぎさポニーランド」やかわいい電車型の園内バス「パノラマシャトル」、ピクニックにぴったりな芝生のゾーンもあるので、1日のんびり過ごせそうです。
また、遠方からの方は、東京ディズニーランドからも近いので、ディズニーランドで遊んだ翌日に訪れるのも良いかもしれません。
1日ゆったり本に親しみながら過ごす休日はいかがでしょうか。
『魔法の文学館』(江戸川区角野栄子児童文学館)
所在地:東京都江戸川区南葛西7-3-1なぎさ公園内
オープン:2023年11月3日(金・祝)
開館時間:9:30〜17:30(最終入館16:30)
休館日:火曜日、年末年始(12月29日〜1月3日)
入館料:一般(15歳以上)700円<500円>、こども(4歳〜中学生)300円<200円>
※<>内は江戸川区在住、在勤、在学者割引料金。入館の際に証明できるものを提示。
※日時指定の事前予約制。
事前予約、チケット購入方法や詳しい情報はこちらをご覧ください。
公式サイトhttps://kikismuseum.jp