プロカメラマン直伝!子どもの写真の撮り方テクニック12
null(1)まずは子どもを自由に遊ばせて、その隙に撮影
「はい、チーズ」とポーズをさせずに、遊んでいる様子を撮影してみてください。子どもの自然な表情を納めることができます。
(2)子どもの位置をあえてセンターからずらす構図にする
記念写真は人物を真ん中にもってきたくなりますが、子どもの位置を変えただけで、こんなにおしゃれに見えます。Instagramのような正方形の写真にもこの構図は有効なので、ぜひ試してみてください!
(3)子どもの目線に合わせて、低い位置から撮ってみる
ふだんより目線の位置を下げるだけで新鮮な一枚に仕上がります。同じ目線になると、きっと子どももリラックスできるはず。ビーチで撮る場合、水中カメラや防水ケースに入れたスマホなら濡れるのも心配せず撮れますよ。
(4)たまには手元などのパーツに寄ってみる
つい子どもの顔を入れて撮りたくなりますが、子どもらしく小さなプクプクとした手は今の時期だけのもの。写真に収めておけば、将来よい思い出になるはずです。グアムなどのビーチリゾートなら光がきれいだから、パーツだけに寄った写真でも絵になります。
(5)上から撮って、背景をすべて海にする
もし海で撮るなら……海を背景に撮ると、キラキラして幻想的な雰囲気に見えます。(2)のテクニックも併用し、子どもの位置を中心より右にずらしています。
(6)風も気にせず、連写してみる
女の子なら、風で髪の毛が揺らめいて、ドラマティックな写真が撮れることもあります。ですが、こればかりは風のタイミング次第なので、連写して偶然のベストショットを狙うのが正解です。
(7)グッと近くに寄ってみる
写真を撮ろうと思うと、つい頭のてっぺんまできれいに入れたくなるところですが、それを気にせず、思いきり近寄ってみてください。髪の毛や肌の質感まで感じられる、イキイキとした写真になりますよ。
(8)今度は、思いきり引いてみる
旅先の美しい背景を最大限に生かし、余白をたくさん残したカット。まるでポスターみたいな写真が撮れますよ。天気のいい日にぜひチャレンジしてみてください!
(9)その旅先らしい背景を利用してみる
たとえば、この写真を撮影したグアムなら、南国ビーチらしいヤシの木や花を入れて。
(10)後ろ姿を撮ってみる
子どもの無防備な後ろ姿ってとってもかわいいんです。これも、「後ろから撮るよ~」と言わずに、(1)のテクニックも使い、自然な様子を撮るのがおすすめです。
(11)レイを使って「前ボケ」を入れてみる
プロカメラマンが撮影でよく使うのが「前ボケ」です。「前ボケ」とは、被写体よりも手前にあるものを意図的にぼかすテクニックのこと。この場合は、カメラのレンズのすぐ近くでレイ(首にかける花輪)を持ってもらい、子どもにピントを合わせると、レイが自然にボケてくれ、フレームのような効果を発揮してくれます。
(12)子どもが飽きてきたら、お菓子を投入!
納得のいくかわいい写真が撮りたいと思っても、子どもは飽きてくるし、疲れてきますよね。そこで、休憩がてらお菓子を投入。すると、子どもはたちまちイキイキとした表情に! 食べている姿もかわいいので、ぜひ撮ってみてください。
教えてくれたのは……プロカメラマン 羽田 徹さん
Profile/有名ファッション雑誌のモデル撮影を手がける人気“イケメン”カメラマン。子どもをあやすのが上手なので、いい表情の写真が撮れると経営のスタジオも大人気。
写真スタジオInfo/「メモリーズフォトスタジオ」
撮影/羽田 徹(biswa.) モデル/ココ、エマ
【参考】
高橋香奈子(2018)『子連れGUAM~ラクチン・ストレスなし・子供も自分も楽しめるいちばん近い海外リゾート~』(ワニブックス)
12回の子連れグアム旅行、約20回の子連れ海外旅行の経験を生かし、完全ママ目線・旅行者目線でつくられた1冊。子連れに向いたホテル選びのポイントから、飛行機内での過ごし方、旅行の持ち物リスト、現地での過ごし方、買い物&レストランスポット情報まで、すべて著者が実際に子連れで訪れ、ママのフィルターで納得したものだけ厳選して掲載。こんなに子連れ目線で、かゆいところに手が届くガイドブックはこれまでになかったと大好評で、即、重版出来。ファッションエディターならではのおしゃれでわかりやすい誌面も話題に。