早期英語教育に「効果あり」と感じている人は4割弱
『kufura』では、20代~40代の子どもを持つ男女399名にアンケートを実施。このうち、子どもに早期英語教育をしている、もしくはしていた人の割合は以下のとおりとなっています。
「早期英語教育をしている、もしくはしていた」・・・41.9%
「早期英語教育をしていない」・・・58.1%
4割の人が子どもに早期英語教育をしている、もしくはしていたようですが、このうちどれぐらいの人が「効果がありそう」もしくは「効果があった」と感じているのでしょうか。結果を見てみましょう。
「感じている」・・・35.9%
「感じていない」・・・21.0%
「どちらともいえない」・・・43.1%
最も多かったのは、「どちらともいえない」という回答でした。実際、子どもがある程度大きくなってみないと、効果を実感するのは難しいところ。また、学校の英語の授業と実際の英会話とでは異なる部分も多いため、なかなか判断がしづらいのかもしれません。
「早期英語教育で効果がありそう、もしくはあった」と感じている人は4割弱。これを多いと見るか、少ないと見るかは、人によって判断が分かれるところだと思いますが、4割弱の子どもにしっかりと効果があったというのであれば、早期英語教育はやっておいて損はない気がします。
子どもが1歳~3歳の間にスタートした人が多数
では、「効果あり」と感じた人たちは、いつごろから子どもの英語教育を始めたのでしょうか? 以下、その時期を見ていくことにしましょう。
・0歳~1歳未満・・・11.5%
・1歳~2歳未満・・・18.0%
・2歳~3歳未満・・・21.3%
・3歳~4歳未満・・・19.7%
・4歳~5歳未満・・・9.8%
・5歳~6歳未満・・・8.2%
・6歳以上・・・11.5%
このように、「2歳~3歳未満」で始めた人が最も多いという結果となりましたが、その前後の年齢で始めている人も多く、「1歳~4歳未満」で始めた人のトータルは59%と6割にのぼります。「4歳~6歳未満」で始める人が少ないことからも、ほとんどの人は子どもが「1歳~3歳」の間に英語教育をスタートしていることがわかります。
意外と多くて驚いたのが、「0歳~1歳未満」。教材を使う、CDを聞く、絵本を読み聞かせるなど、家での早期英語教育はいくらでもできそうですが、英会話スクールなどに通う場合は、こんな小さな子に対してどのように授業を進めていくのか気になるところですね。
早期英語教育は家庭でも簡単にできる!
「効果あり」と感じた人たちの子どもは、どのようにして英語を学んでいたのでしょうか?
アンケート結果で多かったのは、やはり教材など通信教育の利用や英会話スクールなどに通うといったもの。では、それ以外にどのような学習方法が効果的だったのか、いくつかご紹介していきましょう。
「普段から“これは英語で〇〇と読むんだよ”と教える」(32歳・女性)
「ときどき英語で質問したり、会話の中に英単語を入れる」(42歳・女性)
「いっしょに英語のDVDを鑑賞する」(31歳・男性)
「英語の絵本の読み聞かせをする」(49歳・男性)
「英語の歌を聞かせる」(29歳・男性)
「自分が英語を話せるので毎日教えている」(42歳・女性)
「ネイティブスピーカーと会う機会を作る」(33歳・女性)
「テレビやDVDはほとんど英語でしか見せない」(38歳・女性)
このように、日常生活の中に英語を取り入れている家庭が多く見られました。通信教育や英会話スクールはお金がかかるので、効果のほどがわからないともったいない気もしてしまいますが、絵本やCD、DVDならそれほど高くもないし、「とりあえず早期英語教育を始めてみよう」という人には手軽でおすすめだと思います。
「子どもの早期英語教育に効果あり」と感じた人が、実際に英語教育を始めた時期とやっていた学習方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか? みなさんがやっていた学習方法は、意外とだれにでもすぐに始められそうなものばかりでしたね。
早期英語教育に興味がある人、子どもにやらせるべきかどうか迷っている人。まずは、家でできることから少しずつ始めてみてはいかがでしょうか? “早期英語教育”と固く考えずに、「子どもといっしょに英語を楽しむ」といったラクな気持ちで、週末に親子そろって英語のDVDを鑑賞するなどしてみるといいかもしれませんね。