質問「墓についての悩みはありますか?」
まず、「墓についての悩みがあるか」という質問への答えは、「ある」が71%、「いいえ」が29%。男女別では女性の77%が「ある」と答えたのに対し男性は60%と差が開きました。
「ある」と答えた人を年代別でみると、女性で最も多いのは50代の50%、次いで60代の28%。男性では60代の49%が最も高く、次いで70代の27%とのこと。
つまり、墓への悩みは、女性が男性より多く、悩み始める時期も10歳ほど早いということです。女性のほうが平均寿命は長いものの、墓問題には敏感なんですね。
なお、どのような悩みがあるのかについての自由記述形式の回答では、「墓が遠隔地にあることが負担」、「将来、墓守をする人がいない」といった悩みを挙げる人が多かったとのことです。
質問「配偶者と同じ墓に入りたいですか?」
次に、“配偶者と同じお墓に入ること”について、7つの選択肢で尋ねたところ、全体では以下のような結果になりました。
第1位:「当然だ」・・・38%
第2位:「その他」・・・19%
第3位:「結婚していない」・・・14%
第4位:「悩む」・・・10%
第5位:「仕方がない」・・・9%
第6位:「できれば避けたい」・・・6%
第7位:「絶対に嫌だ」・・・4%
配偶者と同じ墓に入るのが“当然”という人が4割近くもいて、他方で否定的に見ている人は1割程度と少数派のようです。
しかし、これを男女別でみるとかなり様相が……。
「死んでもずっと一緒!」派が多いのは“夫or妻”のどっち!?
ご覧の通り、男性は「当然だ」が54%と半数を超えたのに対し、女性は30%にとどまるという結果に……。
また、男性では「仕方がない」と「悩む」はともに5%、「できれば避けたい」と「絶対に嫌だ」は各1%であるのに対し、女性は「悩む」13%、「仕方がない」11%、「できれば避けたい」8%、「絶対に嫌だ」5%。
女性は男性よりも配偶者と一緒にお墓に入りたがっていない傾向がうかがえます。
“配偶者と同じお墓に入ること”について、世の旦那様たちにとっては悲しい男女の温度差が浮き彫りになってしまいました。『kufura』世代にとっては、お墓に入るなんてまだまだ先のこと……というイメージもあるかもしれませんが、この機会にお墓について夫と話してみるのもよいかもしれませんね。
【参考】
※ シニア世代へのアンケート – 株式会社朝日新聞社アンケート調査概要
調査期間:2017年9月8日~10月5日
調査対象:男性148人、女性273人の合計421人。年代別では、49歳以下10%、50代35%、60代38%、70代14%、80歳以上3%
調査方法:インターネット調査