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「夫婦の寝室」一緒にしてる?それとも別々?それぞれの納得の理由 【夫に聞いた】

その日の疲れを癒すためには、睡眠がとても重要になってきます。そして質の高い睡眠を取るためには、寝室の環境も重要になってきそうですね。夫婦の場合、同じ部屋で寝ることもあるでしょうが、いくら夫婦とはいえ寝室は別!という夫婦もいます。どちらが正解ということはありませんが、それぞれに理由がありそうです。

『kufura』では20〜60代の既婚男性208人に、夫婦の寝室についてアンケートを行いました。まずは寝室が一緒か別かで、その割合を見ていきます。

「寝室が一緒」の方がやや多い結果に

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夫婦の寝室が一緒か別かでアンケートを行った結果は、以下の通りになりました。

夫婦の寝室は一緒・・・54.8%(114人)

夫婦の寝室は別・・・43.3%(90人)

同居していない・・・1.9%(4人)

寝室が一緒と別では、割合としては10%ほどの差ができています。極端にどちらかが多いということではないことがわかりました。

ではなぜ寝室を同じにする、別にするのでしょうか。ここからは、それぞれの理由を深掘りしていきましょう。まずは寝室を同じにしている理由について、アンケートの回答から事情を探っていきます。

「寝室を一緒」にする3つの理由

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寝室を一緒にする理由を見ると、大きく3つに分けられることがわかりました。

寝室を別にするだけの「スペース」がない

部屋数にも余裕はないため」(49歳/コンピューター関連技術職)

部屋数が少ないから」(50歳/その他)

部屋が狭く、少ないから」(66歳/その他)

部屋が限られているから」(57歳/金融関係)

夫婦で寝室を別にするということは、夫婦で2部屋を使うことになります。例えば子どもがいれば子ども部屋が必要になるでしょうから、夫婦で2部屋使ってしまうと部屋が足りなくなることも。寝室にできる部屋がないという大きな理由があることがわかります。

妻と一緒が「安心」する。いつまでもラブラブ夫婦

何となく気配が感じられた方が安心だから」(55歳/総務・人事・事務)

仲がいいのでいつも一緒」(61歳/その他)

妻の寝顔を見たいから」(66歳/会社経営・役員)

妻が隣に寝ているとなんとなく安心するのは、人の気配やぬくもりを感じるからかもしれませんね。それに妻の寝顔を見たいという、なんともラブラブなコメントも。

また普段から仲良しなので、寝る部屋も一緒にしている人もいました。寝室を別にするなんて考えたこともない!そんな気持ちも見え隠れしています。

いざというときに妻を守るため」(65歳/会社経営・役員)

就寝中に何かあったとき、一緒にいたほうが対処が早いし安心なので」(67歳/総務・人事・事務)

寝ている間に地震などの災害があった場合、妻が隣で寝ていた方が安全確認がしやすくなります。万一怪我をしても、すぐに対処ができそうですね。妻を守りたいという気持ちが、ひしひしと伝わってきます。

結婚してから「ずっと一緒」。それが続いているだけ

結婚当初から変えていないだけ」(45歳/金融関係)

結婚してからそのままの形です」(46歳/その他)

新婚のときからそうなので意味はない」(58歳/コンピューター関連技術職)

新婚時代からずっと一緒の寝室なので、特に別にする理由がない場合もあるようです。寝室を分ける理由がなければ、わざわざ布団やベッドを他の部屋に移動させる必要もありませんね。夫婦仲も悪くなく、お互いにしっかりと睡眠がとれているということなのでしょう。

夫婦で「別の寝室」を持つのはなぜ?

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ここからは夫婦で別の寝室を持つ理由についてみていきます。自分のためだけではなく、相手を思っての理由もあるようです。

「寝る時間」「起きる時間」が異なるから

就寝、起床時間のリズムが違うから」(52歳/総務・人事・事務)

仕事で寝る時間が違うから」(51歳/その他)

自分の仕事が朝早く、毎朝起こさないように気を遣うのが面倒なので、別々にしています」(42歳/その他)

お互いに働き方や生活のスタイルが異なると、寝る時間や起きる時間も違ってきます。例えば夫が寝る時間には妻が寝ていると、物音で起きてしまうこともあるのでしょう。

それは朝起きるときも同じのようで、旦那さんの起床時間が早いと妻を起こしてしまうことも。そうしたくないという理由で、寝室を別にすることを決めた夫もいます。

旦那さん、奥さんの「いびき」が原因

いびきをかくので、別々の部屋にしている」(67歳/その他)

私のいびきがひどすぎて睡眠妨害になる」(57歳/営業・販売)

奥さんのいびきがうるさくて眠れないため」(45歳/営業・販売)

寝ている本人はあまり気にならないいびき。でも、これから寝ようとする人にとっては、他の人のいびきは本当に気になるものですね。一度気になると、ずっと寝付けなくなることもありますから、いびきでお互いが不快な思いをしないように、寝室を分けるケースも少なくないようです。

相手を気にせずにすむ。1人の方が「熟睡」できる

1人で寝た方が安眠できるので」(48歳/公務員)

落ち着いて寝られるので」(46歳/その他)

ゆっくり落ち着いて寝たいので」(30歳/コンピューター関連以外の技術職)

いくら夫婦とはいえ、そばで人が寝ていると気になってしまうもの。寝返りをうったり体を動かしたりすると、その度に起きてしまうこともありますね。でも1人で寝ていれば、他の人を気にすることもありません。

それは妻にとっても同じなのでしょう。お互いに熟睡をするために、あえて1人を選ぶ人もいることがわかります。

 

夫婦が同じ部屋で寝るかどうかは、それぞれの夫婦の考え方や生活スタイルなどによって異なりますね。夫婦仲にしても、一緒の部屋だからいい、別だから悪いということではなく、相手を思うからこその場合もあります。夫婦がお互いに納得した形を取るのが、その夫婦にとって最善の策になりそうです。

次回は妻側の意見をご紹介します。

川崎さちえ
川崎さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイドとして、NHK「あさイチ」、フジテレビ「ノンストップ」などの情報番組に多数出演。『節約の達人 川崎さちえの ポイ活+クーポン+メルカリ スマホでおトク術』(インプレス)などの著書や、記事の執筆も手がける。

2003年、夫が子育てをするために、突然会社を辞める。翌月からの給料が0円になり、家にいながら、しかも空いた時間でできるオークションを開始する。ネットオークション歴20年以上、フリマアプリ歴10年以上の経験で培った独自の効率的な利用方法を発信し、オークションやフリマアプリの魅力を伝えている。

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