寝室のエアコンの温度、誰に合わせる?
nullまず、「夏の夏の寝室のエアコンの設定温度を誰に合わせていますか?」と質問。結果は以下の通りでした。

夫に合わせる・・・52人(20.6%)
妻に合わせる・・・74人(29.4%)
子どもに合わせる・・・38人(15.1%)
別室で寝ている・・・67人(26.6%)
その他・・・22人(8.7%)
今回聞いた中では、寝室の温度は妻の希望に合わせて決めている家庭が最も多いと分かりました。その次に多かったのは寝室を別にしているとの意見です。次いで、夫に合わせる、子どもに合わせると続きます。
別室の場合を除き、体感温度の違いによりいろいろな不都合が出ることも。実際にどのように感じているのでしょうか。
暑がり夫が多いが逆パターンも?「夫に合わせている」家庭
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夫が暑がりで温度を下げたい場合
「私は寒がりなんですが、夫は暑がるので、私は長袖のパジャマを着て寝てます! 寝室別にしたいです……」(56歳女性/主婦)
「夫が暑がりで、必要ある?と思う気温でもエアコンをつけるのでストレスです」(37歳女性/主婦)
「夫は暑がりなので夫に合わせ、私は肌布団を着かけます。それで一件落着」(52歳女性/主婦)
「とにかくできるだけ涼しくしたい」(42歳男性/コンピューター関連以外の技術職)
夫の方が暑がりの場合には、エアコンの設定温度も低めを好みます。同じ部屋で寝ている妻は、寒くて寝付けなくなることや、寝ていても体が冷えて、途中で起きてしまうこともあるかもしれませんね。
そんな妻は冷え対策として長袖のパジャマを着用したり、薄手の布団を1枚多くかけたり。暑い場合は温度を下げるしかありませんが、寒い場合は対策がしやすいという考え方なのかもしれません。
「最初は私に合わせた温度だが、寝てから電源切るのをやめてほしい」(66歳男性/その他)
最初は強めに冷やしておいて、途中で切るようにしているという人もいます。朝方冷えるのを避けたいという気持ちも分かりますが、近年の熱帯夜はずっと温度が高いままの状態が続くことも多いので、「寝た時は快適だったのに、夜中に汗びっしょりで目が覚める」という事態になることも。
夫が寒がりで温度を上げたい場合
「妻が暑がりで、いつも設定温度を低めにしているが、寝入ってしまったらこっそり温度を上げている。なので結局は自分に合わせている」(66歳男性/企画・マーケティング)
「夫がエアコン嫌いであまりつけたがらず、つけてもあまり低くは設定しない。私には暑い」(58歳女性/その他)
一方で夫が暑がりではない場合には、エアコンの設定温度も高めに。妻が寝るまでは温度を低めにしていても、その後は温度を上げて自分にちょうど良い温度にするという意見もありました。寝入るまでの時間を心地よく過ごして欲しいとの気遣いからでしょうか。
扇風機をプラスして調整する人も…「妻に合わせている」家庭
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「私は汗だくになるほどの暑がりで、夫は痩せていて寒がり。私に温度設定を合わせてくれるが、あまり低いと寝相が悪くて布団をかけていない私が風邪をひくからと高めに温度設定されている。そのため、暑がりの私はクーラーの入っている部屋でも汗をかいている。私はいつも寒いくらいにしておいて欲しいと思う」(54歳女性/その他)
「私は暑がりで夫が寒がりだから、私に合わせた温度にして、エアコンの風が当たらない場所に寝てもらっている」(51歳女性/主婦)
妻が暑がりで夫が寒がりのパターン。寝る位置を工夫する、エアコンの風が当たらない場所を選んで寝るなどの対策をしているようです。暑がりの妻としては不満もあるでしょうが、夫の優しさも垣間見えます。更年期障害の影響で寝汗をたくさんかく女性もいるので、そんな場合は特に配慮してもらえるとありがたいですね。
「あまり涼しすぎると風邪をひくので、妻の私に合わせた高めの温度にしている。それでも暑かったら扇風機で調整してもらっている」(43歳女性/主婦)
「自分が寒がりで高めに設定している。夫は文句を言うけれど、小型扇風機で対応してもらっている」(43歳女性/主婦)
妻が寒がりで設定温度を高くすると、夫が暑くて眠れなくなることも。解決策として扇風機を活用している家庭もあります。妻に風が当たらないように調整しながら、快適な寝室環境を作っている様子です。
「私が寒がりなので、私に合わせてもらっています。夫には慣れてもらいます」(39歳女性/その他)
「自分が勝手に変えたら怒られるので仕方なく妻に合わせた温度」(57歳男性/研究・開発)
完全に妻主導の温度設定の家族。
「基本妻に合わせていますがいつも丁度いい感じなので不満はありません」(42歳男性/その他)
妻に合わせた温度で特に不満がない夫もたくさんいました!
温度高めも低めも「子どもに合わせている」家庭
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「子どもが暑がるから低めの設定にしているが、寒くて仕方がない。自分だけ布団をかぶり夏でも長袖で寝ている」(40歳女性/その他)
「温度を低めにしているが、子どもはそれでも汗をかいている。子どもがくっついてくるので自分だけ布団をかけるのも難しく、冷え性の私にとっては寒い」(29歳女性/主婦)
「子どもが汗をよくかくので少し低めに設定している。自分は寝るときにエアコンを使うと体調が悪くなりやすいのでしっかりと布団をかぶって寝る」(35歳男性/コンピューター関連以外の技術職)
「子どもが暑がりなので、低めに設定して、自分は長袖長ズボンを履いて寝ている」(39歳女性/主婦)
「自分は暑がり、奥さんと子供は寒がりなので、寝るときは自分には扇風機を向けています」(49歳男性/コンピューター関連技術職)
子どもと一緒に寝ている家庭では、子どもに合わせる人が多数。子どもは寝汗をかきやすいので、大人にとっては寒いと感じる温度になることも多いようです。対策としては大人がパジャマを長袖にしたり布団を1枚多くかぶったり。子どもに快適な睡眠をとってほしいという親心ですね。
ペットに合わせる家庭も!
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「長毛の愛犬の体調を優先した温度設定です」(59歳男性/その他)
「飼い犬に合わせて低めに設定している。寒くて布団をかけて寝ているが、毛皮を着ている飼い犬のことを考えると仕方がないと思う」(50歳女性/主婦)
「猫に合わせてエアコンをつけているようなもの」(68歳男性/デザイン関係)
犬や猫などのペットと同質で寝ている場合は、自分たちよりもペットの体調を優先することもあるようです。自分たちにとっては寒いと感じる温度でも、ペットが快適ならそれでいい! ペットも大切な家族と考えていることがわかりますね。
寝室を別にすればエアコン問題はなくなる
null「温度の差があるし、いびきをかかれるのがストレスなので別々に寝ている」(53歳女性/主婦)
「家族それぞれの部屋で寝ているので不満はない」(68歳女性/主婦)
「夫婦間で温度が異なるので、夏は別々の部屋で寝ている」(61歳女性/主婦)
「夫の好みで設定すると寒すぎるから寝室を別々にした」(59歳女性/主婦)
「夫婦別室で寝ているので、お互い快適な温度で寝られる」(48歳男性/研究・開発)
寝室を別にする夫婦も少なくありませんが、お互いにストレスなく寝るにはこの方法もアリ。室温だけではなく、いびきの問題もあったりします。ちなみに、「別室で寝ているので温度問題はない」と答えた人は50代以降の人が多かったです。子育てがひと段落し、なるべくストレスなく寝たいという気持ちになる年代ともいえるかもしれません。
暑さ寒さもあるけれど、電気代という大きなハードルも
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「もう少し電気代を考えた温度調節にしてほしい」(64歳男性/総務・人事・事務)
「エアコンの電気代に対してうるさいので、使うことをためらう」(58歳男性/公務員)
「妻が節電のために設定温度をかなり高めにしている。電気代がかかっているのに快適でないという状況になって、却って無駄になっているので考え直して欲しい」(61歳男性/総務・人事・事務)
「妻が温度を下げ過ぎて電気代がかかる」(54歳男性/コンピューター関連以外の技術職)
家にいる時間が長い場合は24時間エアコンをつけっぱなしになることもあり、気になるのが電気代。「どうせつけるならケチらずしっかり冷やしてほしい」「そんなに下げたら電気代がかかるだろう」両方の意見がありました。
ここ数年の物価高、光熱費の高騰によって、エアコンが使いにくくなっているのは事実。とはいえこの暑さですから、エアコンなどを利用してきちんと温度を調整しないと、熱中症や体調不良になる可能性も高くなってしまいます。
自分や家族の体調や温度に対する感じ方などを踏まえて、適切にエアコンを使っていきたいですね。

フリマアプリ・ネットオークションガイドとして、NHK「あさイチ」、フジテレビ「ノンストップ」などの情報番組に多数出演。『節約の達人 川崎さちえの ポイ活+クーポン+メルカリ スマホでおトク術』(インプレス)などの著書や、記事の執筆も手がける。
2003年、夫が子育てをするために、突然会社を辞める。翌月からの給料が0円になり、家にいながら、しかも空いた時間でできるオークションを開始する。ネットオークション歴20年以上、フリマアプリ歴10年以上の経験で培った独自の効率的な利用方法を発信し、オークションやフリマアプリの魅力を伝えている。