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「熟年離婚」を考えたことのある夫は約3割!既婚男性300人の本音とは?【夫編】

長い時を共に過ごしている、ベストパートナーであるはずの妻。結婚した当初は一生添い遂げるつもりだったのに、長い年月を重ねるうちに、少しずつ気持ちに変化が出てくることもあるのでしょう。最近増えているといわれる「熟年離婚」について、内心考えていたりするのでしょうか? 夫たちの本心はいかに? 

今回『kufura』 では、既婚男性300人に「熟年離婚」についてどう思っているのかを聞いてみることに。早速ご覧ください!

ズバリ「熟年離婚」を考えたことがありますか?

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今回のテーマ「熟年離婚」について、考えたことがあるかどうかを聞いてみたところ、回答は以下のようになりました。

よくある・・・18人(6.0%

少しある・・・74人(24.7%)

ない・・・208人(69.3%)

アンケート結果によると、「よくある」「少しある」を合わせて約3割の方が「熟年離婚」を考えたことがあるようです。妻側に行ったアンケートでも約3割が「熟年離婚を考えたことがある」と回答しており、その割合はほぼ同率でした。

では、「考えたことがある」と回答した人の本音から見ていきましょう。

「熟年離婚」を考えたことが“ある”その理由とは?

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1:価値観や意見の相違がちらほら…

「合わないことが多く喧嘩が絶えないから」(45歳/総務・人事・事務/結婚15年目)

「価値観が違うまま一緒にいても大丈夫なのかと考える」(31歳/その他/結婚10年目)

「価値観、行動規範の違いの妥協・我慢に疲れた」(75歳/その他/結婚45年目)

「お互いに頑固になって意見が合わないことがあるから」(51歳/コンピューター関連以外の技術職/結婚22年目)

「生活のリズムも違うし、物事に対する考え方も違うため、一緒に居るとストレスが溜まるため」(70歳/その他/結婚44年目)

妻との価値観の違いや生活リズムの相違から、この先の離婚を考えているという声もありました。一緒にいることがストレスにつながるという意見もあり、疲労が色濃く出ている方も。現状を変えたいという気持ちが表れている結果になりました。

2:自分の好きに生きたい。一人が気楽…

「一人で過ごしたいこともあるため」(39歳/研究・開発/結婚5年目)

「ずっと我慢を続けるよりは、一人になって自由を手に入れたいと考えることがある」(44歳/営業・販売/結婚2年目)

「自分の好きなように生きた方が良いとお互いが感じたならばありだと思う」(62歳/医師/結婚35年目)

お互いが自分の好きに生きたいと思うことが、“一緒にいない方がいい”という選択肢に繋がるのではないかという人も。一人になれば自由を感じられるという気持ちも見られました。

3:一人で暮らすのは不安…

「一人暮らしはさみしい感じがするから」(76歳/その他/結婚45年目)

「自分の生活に不安を感じる」(67歳/その他/結婚10年目)

「子どもが成長した後二人でどう暮らしていくか、不安があるため」(47歳/研究・開発/結婚20年目)

「一人で何もできない人と一緒にいると、自分の老後が心配になる」(68歳/その他/結婚30年目)

前出の一人になりたいという意見とは反対に、一人では寂しさを感じるという声も。この先のライフスタイルの変化を見据えて“不安がある”という声もありました。

その他:いろんな思いがあり複雑です

「必要とされていないから」(65歳/その他/結婚35年目)

「離婚されないように気を遣う」(59歳/研究・開発/結婚25年目)

「定年したら自分の好きなことをやりたい」(61歳/公務員/結婚30年目)

「自分で年金が使える」(48歳/営業・販売/結婚8年目)

「それぞれお互いの道で生きた方が幸せになるのかと考えたから」(57歳/その他/結婚11年目)

相手から必要とされていないのではないか、逆に離婚を切り出されないように気を遣う、お金の問題など様々な意見がありました。

「熟年離婚」は考えたことが“ない”。その理由とは?

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続いては、「熟年離婚」を考えたことが“ない”という方の声です。妻といいコミュニケーションが取れているという声の他に、現実的な声もありました。

1:妻のことが好き「これからも一緒にいたい」

「じゅうぶん幸せだから」(62歳/パート・アルバイト/結婚28年目)

「一緒にいることに幸せを感じているから」(32歳/総務・人事・事務/結婚5年目)

「大切なパートナーだから」(51歳/その他/結婚17年目)

「妻を愛してるから」(68歳/その他/結婚39年目)

「これからも一緒に過ごしたいから」(63歳/総務・人事・事務/結婚38年目)

夫婦関係は順調で、今までもこれからも仲睦まじく生きていきたいという声も多く上がりました。積み重ねた信頼関係や愛情がしっかりと根付いている結果ですね。

2:必要がなく、考えたこともない

「想定すらしたことがない」(63歳/総務・人事・事務/結婚32年目)

「妻との関係はよく、離婚を考えたことがありません」(70歳/その他/結婚44年目)

「わりあいいい感じでいるので離婚という言葉自体が浮かばない」(71歳/その他/結婚44年目)

「家庭内は何も問題なく夫婦円満であり離婚は考えたこともない」(77歳/その他/結婚38年目)

「離婚することはまったく考えられない」(43歳/営業・販売/結婚15年目)

妻といいコミュニケーションが取れているので、「離婚」の“り”の字もないという声も。夫婦円満で何よりですね。

3:経済的な不安があるので…

「理由関係なく金がかかるから」(56歳/その他/結婚27年目)

「離婚したい気持ちはないわけではないが、世間体や財産分与の問題もあり、我慢している」(69歳/公務員/結婚42年目)

「二人とも収入面から生活できなくなる」(69歳/その他/結婚40年目)

「遺産相続、生活費が心配」(68歳/その他/結婚36年目)

「定年退職後は年金以外に、妻の塾経営による収入で安定して生活が送れている。いまさら離婚なんて何のメリットはなく昔も今も考えたことはない」(78歳/その他/結婚52年目)

積み重ねた時間の分、財産やまとまったお金もあり、それらを今さら二つに分けることに抵抗感があるという意見もありました。逆に二人で力を合わせて経済面で切り盛りしていきたいという声もありました。

4:家事ができないので…

「食事などの生活活動が一人では大変だから」(71歳/その他/結婚38年目)

「一人になると日常生活が大変だから」(75歳/総務・人事・事務/結婚45年目)

「一人では料理を含め家事の一切できないので妻なしでは生けて行けない。また妻とも現状は一緒に旅行に行ったりして夫婦関係はうまく行っている」(77歳/その他/結婚51年目)

普段から家事を妻に任せっきりということなのでしょうか? 家事の面で、自分の生活能力が乏しいことから、離婚はしたくないという声も。妻側からは聞こえてきにくい声の一つかもしれませんね。

その他:老後への希望も含めて…

「穏やかな生活を過ごすことをともに考え知恵を絞っているから」(72歳/公務員/結婚48年目)

「この年になって相手なくして生活していくのは寂しすぎるし、子どもたちに申し訳ない思いがする」(80歳/その他/結婚52年目)

「年齢を重ねて、男は一人じゃダメな人間だと思う。一人暮らしもいいかもって思うけども」(75歳/その他/結婚39年目)

いろんな思いがあるのでしょうが、様々な観点から、今の時点では、離婚については考えられないという方も。寂しさが前面に出るという声も聞かれました。

 

いかがでしたか? 現実的なことも理想的なことも、夫婦の数だけいろいろあるのでしょう。前回は妻に「熟年離婚」について聞いています。あわせて読んでみると、妻と夫の意見が合致することや、全然噛み合わないところなどに驚きがあるかもしれません。ぜひ比べながら読んでみてくださいね。

橋浦多美
橋浦多美

大学卒業後OLから25歳でアナウンサーへ転職。テレビ、ラジオ、司会等を中心に現在はフリーのアナウンサーとして活動中。得意分野は家計経済で、暮らしがよくなるお金との付き合い方を日々考えています。FP、宅建士、ビジネスマナー検定、食生活アドバイザーなどの資格を保有。双子男児の母。

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