8割のママがしつけの主導権を握っている!
遊びとしつけのアンケートでは、育児にまつわる4つの項目で妻、夫、父母・義父母のうちの誰が主に担っているのかについて質問しました。
まず、「しつけ」や「あやし」に関する育児分担率は以下のようになっています。
【子どもの「しつけ」や「あやし」】
・主に妻・・・78.0%
・主に夫・・・20.5%
・自分の親や義理の親など・・・1.5%
およそ8割の家庭で、主に妻が担当しているという結果に。
しつけといっても、社会のルールを教えることや、トイレトレーニング、善悪の判断など様々。
他の家庭とのやり方の違いに悩んだり、子どもを叱りすぎて自己嫌悪に陥ったりと、気苦労の多い領域でもあります。
よく「夫は育児の“イイとこどり”のような気がする」という声があがりますが、これも苦労あっての思いなのかもしれません。
子どもと外で思い切り遊ぶのは「パパが担当」という家庭も
一方で、子どもとの遊びに関しては、パパの活躍が見られます。
【子どもの外遊びの付添い】
・主に妻・・・63.0%
・主に夫・・・33.0%
・自分の親や義理の親など・・・4.0%
【家の中での遊びの見守り】
・主に妻・・・70.5%
・主に夫・・・25.0%
・自分の親や義理の親など・・・4.5%
3割超のパパが外で外遊びを主に担当しています。夫婦で仕事を持っていると、平日にはなかなか外遊びをする余裕がありません。休日、妻が家事をしている間に夫が子どもを外に連れ出すという家庭も多いのではないでしょうか。
「パパが体を使って思い切り遊ぶと、子どもがよく寝てくれる」というメリットも良く聞かれるものです。体力のある男性ならではの強みではないでしょうか。
勉強のチェックは主にママ
続いて、子どもの勉強チェックについての分担率は以下の通り。
【宿題や勉強のチェック】
・主に妻・・・78.5%
・主に夫・・・19.5%
・自分の親や義理の親など・・・2.0%
約8割の家庭で、「主に妻」という結果になっています。学校の宿題には、“まるつけ”や押印、コメント書きなど親が関わる場面が少なくありません。
また、長期休暇中に「宿題をサポートする」というタスクもあります。常日頃から子どもを見ていないと、勝手がなかなかわからない分野なのではないでしょうか。
今回は、遊びとしつけの育児分担率についてお届けしました。
パパかママが家事をしている合間に、どちらか一方が子どもと思い切り遊んだり、宿題を見る余裕があればベストですが、現実はそうもいかないようです。
1人で育児を担っていると、他の子との発達の度合いを比べてしまったり、1つの価値観に縛られたりして、心が苦しくなることがあります。自分以外の家族のメンバーも、子どものしつけを担う気持ちを持ち、共有していきたいですね。