1:偶然ならしかたないけど……子ども抜きで2人きりで歩くのはなるべく避ける
新書『PTA、やらなきゃダメですか?』(著・山本浩資)の中には、こんなシーンがあります。PTA会長に選ばれた山本さん。良くも悪くも保護者から注目を集めやすい立場になったわけですが、ママ友社会の掟に精通した奥様からこんなアドバイスを受けます。
<女性と2人でいるだけで、変な噂がたつので気をつけて>
地域の中では、どこで誰がどんな目線で見ているかわかりません。2人だけで肩を並べて歩く姿は、“あらぬ誤解”を与えてしまうことがあるようです。
ちょっと息苦しい世の中ですが、そういうものだと理解しておいたほうがよさそうです。
2:独身時代のモテの必殺技“ボディタッチ”は絶対NG!
「○○ちゃんパパって、めっちゃおもしろい!」とお友だちのパパの肩に両手を乗せて、大笑い。
これは、合コンならいいでしょう。そして、あなたのキャラが理解された会社の飲み会でもギリギリ許される。
しかし、ママ友社会では「友だちのパパになれなれしい」というレッテルを貼られてしまう恐れがあります。絶対にやめたほうがいいでしょう。
3:LINE、メール、電話番号を交換……には要注意
「育児のことでいろいろ聞きたいことがあるんで」と、お友だちのパパから、LINEのIDを聞かれてしまった……。
さて、あなたならどうしますか? もしかしたら、そのパパは、育児や家事の負担が重く、家族にも相談できずに悶々としている可能性もゼロではありません。
でも、彼が一番に相談するべきは、“子どものお友だちのママ”じゃありません。その後も顔を合わせることを考えると、断るのはとても難しいことです。
もし交換してしまって、頻繁にテキストメッセージが届くようになったら、こちらから少し距離をとる道を選んだ方がいいでしょう。
4:相手をほめておだてすぎない! そして、ほめ言葉に浮かれない
もしかしたら、お友だちのパパは、あなたの“外の顔”の舞台裏を知っている夫が口に出さないような言葉でほめてくれることもあるでしょう。
でも、「△△ちゃんママ、うちの子のクラスのママの中で、一番優しそうですね」なんて言われて、浮かれてはいけません。
逆に、夫の家庭での姿を知り尽くしたあなたにとってみたら、友だちのパパの“外の顔”が、協力的で“ステキなパパ”に見えることがあるかもしれない。
でも、「○○ちゃんパパって、ほんとステキですよね」という安易なほめ言葉は使わない方が無難です。
以上、子どものお友だちのパパと交流するときにやらない方がいいことでしたが、いかがでしょうか?
ママ友同士のある程度の距離感も大切ですが、同じく難しいのが“パパ友”との距離感。
人は、仲良しの友人よりも“顔見知り”のゴシップが大好きで、「ここだけの話だけどね。あの2人この前楽しそうに歩いてるの見ちゃった!」なんてウワサはあっという間に広がっていくからです。
皆さんは、子どものお友達のパパとの距離感に悩んだこと、ありますか?
【参考】
※ 山本浩資(2016)『PTA、やらなきゃダメですか?』(小学館新書)
2016/11/5 BizLady掲載