親が思わず笑ってしまう反抗期の瞬間
null子どもが親に逆らう態度を強く示す“反抗期”。
2~3歳頃の“イヤイヤ期”に相当する“第一次反抗期”と、ティーンエイジャーの頃の“第二次反抗期”が広く知られています。
実際の子育て現場では、子どもの自我や自意識の発達とともに反抗的な態度が目立つ時期があり、5~6歳頃からの“中間反抗期”、小学校中学年頃の “プチ反抗期”といった言葉も使われています。
つまるところ、いつだって子どもは親の思い通りになんてならない……ということになるわけですが、今回は、親が思わず笑ってしまった“反抗エピソード”をご紹介します。
幼児期、児童期、思春期の3つの時期に分けてお届けします。
イヤイヤ期まっただなか!「2~3歳」の反抗エピソード
null「イヤイヤ期なので何でもイヤイヤします。ただの“あまのじゃく”なだけなので、反対のことをいうと思い通りに動いてくれます」(37歳・営業・販売)
「2歳のイヤイヤ期の頃は何もかもが嫌でイライラしたが、寝顔はかわいかった」(39歳・主婦)
「息子が3歳くらいの時に『関係ねーし』と言いたかったのだと思いますが、『かんけいねーち』としか言えなくて、キュン死してました」(44歳・総務・人事・事務)
“イヤイヤ期”とはよく言ったもので、2~3歳ころの子どもは「やだ」「いや」という自我を頻繁に示します。まだまだ甘えん坊なこの時期、心に余裕がある時間帯には子どもが自我を育む過程を楽しむことができそう。
甘えと反抗のアンバランスさがかわいい!「児童期」の反抗エピソード
null続いて、小学校の頃のエピソードをご紹介します。
「自分で弁当作ると言ってきた、7歳」(41歳・総務・人事・事務)
「娘が9歳のとき、私(母)に向かって『くそジジイ』と言ったこと。『ジジイじゃないし』と思って笑ってしまった」(49歳・その他)
「10歳頃『ボク、プチ反抗期だから!』と言ってワガママを言っていた。プチというのが可愛かった(笑)」(48歳・主婦)
「『甘えてばっかりいるとだめだよ』と怒ると『だって甘えたいんだからしょうがないでしょ』と逆ギレされた。つい最近のこと。9歳の娘です」(47歳・主婦)
「10歳男の子。『俺はもう抱っことか卒業する』と毎晩繰り返す」(39歳・その他)
「何かと友達の口癖で『理不尽』といってくるが、話を聞きながら、娘が言ったことをそのままオウム返ししたら、『あっ自分が理不尽だ』と気づいた様子。お互い見つめ合いながら笑ってしまいました」(36歳・総務・人事・事務)
児童期にはわけ知り顔で言い返したり、家庭の方針に逆らうこともしばしば。
一方でまだ甘えたい気持ちも残っていて、そのアンバランスさに思わずニヤッとしてしまうようなエピソードが寄せられました。
自意識がヒリヒリ!「思春期」の反抗エピソード
null中学校に入ってからのエピソードです。
「反抗期はあまりないけど、友達の前ではツンツンして家に帰ると『ごめんねー』と抱きついてくる中2男子がかわいいです」(45歳・企画・マーケティング)
「語気あらく生意気なことを言った後に『あれは本心でないからね』とわざわざ弁解しに来たとき」(43歳・営業・販売)
「普段は『お母さんと一緒にいるところを見られたくない』と言っている娘、学校の面談の前に『少しは見栄えを良くしてほしい』と毎晩私の髪をブローしてくれた。参観が終わった瞬間にそのサービスもなくなったけど」(49歳・主婦)
「中学生の頃、家族で外食するのも恥ずかしいような時期だったのに、必ずついて来ていたこと」(49歳・主婦)
「14歳、外では無視なのに、家ではしゃべる」(40歳・総務・人事・事務)
自意識が研ぎ澄まされる思春期。
イライラしたり、クールにふるまったり、親の前でも機嫌がコロコロと変わります。今まで通りの“家の中の顔”と、ちょっと虚勢を張った“家の外の顔”の差を見ると、その一生懸命さを見てちょっとほっこりすることもあるようです。
今回はさまざまな年代の“反抗期”エピソードをご紹介しました。
親にとって腹のたつこともある“反抗期”。
皆さんのエピソードを見ていると、自我爆発の“イヤイヤ期”から自意識全開の思春期までの間に、何度も逆らったり甘えたりしながら、親から自立していくことがわかりますね。