hitomiさんがランドセル選びにこだわった点は?
ランドセル選びは娘さんが年長の秋頃だったというhitomiさん。どこにポイントをおいてランドセルを選んだのでしょうか?
「まずは“6年間使うんだぞ”ってところです。
今のランドセルってキラキラするのがついてたり可愛いものが多いんですよね。でも“1年生だったら似合うかもしれないけど、6年生になったときにそれが似合うのか、恥ずかしくないか”ということを考えました。
娘には買う前それだけ伝えたんですけど、まぁわかってなかったですね(笑)。あとは色とデザイン。もちろん丈夫さも。娘の納得の上で決めました。」
目先のことだけでなく、先々のことを考えて判断することは重要です。
『WooRis』では小学生以上の子どもをもつママへ、ランドセル選びに失敗したと思うエピソードを尋ねたところ、実際に
「女の子のランドセルなんですが、ピンクやちょっと派手目の色を選んで失敗したかなと思いました。今まだ使用していますが、学年が上がるにつれて娘が恥ずかしい気持ちにならないか気になります。」(30歳女性)
というような意見も聞かれました。
大人が年相応のファッションを身にまとうように、子どもでも小学1年生と6年生はずいぶんと違いますので、先を見通して選びたいですね。
小学校に入学してから
娘さんがランドセルを背負っている姿を見て、昔の自分を重ねて、母の喜びを感じることも多いそう。
「娘がランドセルを背負ってルンルンしている姿を見て、昔の自分を思い出したり、子どもだけじゃなく自分の成長も感じたりしましたね。
昔私の曲を聴いてくれていたファンのみなさんも、私と同じように年を重ねて、同じお母さんになっている人もいます。
そういったみなさんと気持ちを共有するために、子どもの曲を作ろうとNHKに逆オファーしたのが、今『みんなのうた』で流れている『夢運んだランドセル』という曲です。
ランドセルに限らずで、子どもがいると運動会のような行事がいろいろありますよね。
その中で“私もああだったなぁ”、“ああいうところは娘も私に似てるな”って、例えばリレーで遅いのは私と一緒だなとか(笑)。そういう風に昔の自分と重ね合わせられるのが、親になって嬉しいことだなと思うようになりました。」
子どもを見ていて昔の自分とシンクロした経験をおもちのママも多いのではないでしょうか?
ランドセルもその一つ、鮮明に覚えている方はなかなかいないかもしれませんが、自分がしてきたように6年分の思い出を詰めるものだと思うと、大切に選びたいですね。
4月に年長になるお子さんのご家庭では、そろそろランドセルについて考える頃でしょう。ぜひ参考にしてみてください。
【取材協力】
※ hitomi ・・・1976年生まれ。1994年11月デビュー。歌手活動やモデル活動の他、アパレルや美容ケア商品のディレクションなども手掛けている。最近では『三十雑穀ベジ』という食品をタマチャンショップと共同開発した。そして現在NHK『みんなのうた』2月〜3月放送曲の『夢運んだランドセル』を配信シングルとしてリリース中。
2016年10月22日には第3子が生まれ、現在3児の母。
2017/3/3 WooRis掲載