アンケートの結果はこちら
nullQ1:「入浴したくない(シャワーのみも含む)」と思うことはありますか?

よく思う・入浴しないこともよくある・・・44人(13.2%)
よく思う・入浴しないこともたまにある・・・53人(15.9%)
よく思う・入浴はほぼしている・・・24人(7.2%)
たまに思う・入浴しないこともたまにある・・・53人(15.9%)
たまに思う・入浴はほぼしている・・・44人(13.2%)
思わない・入浴はほぼしている・・・115人(34.5%)
Q2:「冬の入浴回数(シャワーのみも含む)」はほかの季節より減りますか?

大きく減る・・・42人(12.6%)
少し減る・・・93人(27.9%)
減らない・・・198人(59.5%)
アンケートの結果、「たまに思う」を含めて約65%(218人)が「入浴したくないと思う」と答える結果になりました。さらに約45%(150人)は入浴をスキップすることがあることが明らかに。また、約40%(135人)が他の季節と比べて冬の入浴回数が減るとも回答。
どんなに疲れていても1日の終わりに意地でもシャワーを浴びたい派の筆者にとっては意外な結果! 果たして、入浴をためらう理由とは一体……?
「入浴をしたくない」と思い入浴をスキップする理由はこちら
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まずは過半数を占めた「入浴したくないと思うことがある」と答えた人の理由をご紹介します。
「家から出なかった日や翌日に人と会う予定がない日は面倒なので入らない」(28歳女性/主婦/たまに思う・入浴しないこともたまにある)
「服を脱ぐことや着替えを用意するということさえ億劫に感じるくらいに疲れている日はそのまま寝る」(48歳男性/営業・販売/たまに思う・入浴しないこともたまにある)
「深酒をした後のお風呂は転倒などが何かと怖い」(65歳男性/その他/たまに思う・入浴しないこともたまにある)
「ロングヘアを乾かすのが大変なので、汗をかいたと思う日以外はあまり入浴しない」(51歳女性/その他/たまに思う・入浴しないこともたまにある)
「水道代を節約したいので」(38歳男性/その他/たまに思う・入浴しないこともたまにある)
「深夜に仕事から帰宅することが多く早く寝たいから」(52歳男性/営業・販売/入浴しないこともたまにある)
「入浴後のスキンケアが手間」(34歳女性/総務・人事・事務/たまに思う・入浴しないこともたまにある)
寄せられた理由の多くに共通点として見られるのが、入浴に際しての面倒くささ。帰宅した後にお風呂に入る体力がなく億劫に感じられたり、髪の毛のドライやスキンケアが手間に感じられたりと、入浴のハードルが高くなっていることが伺えます。確かに、疲れ切って帰宅した後に入浴は自分を奮い立たせるある意味の大仕事。お風呂やシャワーと、睡眠などを天秤にかけた結果の決断となっている様子です。
たとえ面倒くさく感じても!? お風呂はほぼ毎日入る人の理由
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続いては入浴したくないと思いつつも「入浴はほぼしている」と答えた人の理由をご紹介します。
「時間がかかるし入るまでも面倒だが、入らないと頭皮などのべたつきが気になるのでスッキリするために入る」(43歳男性/総務・人事・事務/よく思う・入浴はほぼしている)
「早く気持ちよく寝たいからこそ入る」(64歳女性/主婦/たまに思う・入浴はほぼしている)
「スタイル維持のために熱い湯船に浸かることが若い頃からの習慣。お風呂で身体も心もさっぱりすっきりリセットすることが日々のルーティン」(45歳女性/その他/たまに思う・入浴はほぼしている)
こちらはお風呂をスキップしがちな人と比べて、入浴で得られる気持ちよさが勝っている様子。仕事柄、丸1日デスクワークという日もある筆者ですが、外出がなくてもやはり1日の終わりにシャワーを必ず浴びたい派。「シャワーを浴びないと1日が終わらない気がするから」と漠然と思っていましたが、皆さんのコメントを見ていると真の理由は気持ちよさと癒しにあることに気がつきました!
もちろん入浴を苦に思わず、「お風呂に入る時間が好きなので入浴したくないと思ったことがありません。心も体も癒される大事な時間なので毎日入っています」(43歳女性/その他/思わない・入浴はほぼしている)、「入浴は歯磨きと同じで、入浴しないと何となく気持ちが悪い」(60歳男性/その他/思わない・入浴はほぼしている)という考えの人もいました。
冬の入浴回数は他の季節よりも減る?

合わせてアンケートで聞いた冬の入浴回数について「減る」と答えた人の意見もご紹介します。
「汗をあまりかかないし、外出が減るため汚れたという意識があまりないから」(52歳男性/その他/大きく減る)
「毛量が多くシャンプーや乾かすのが大変。冬場に濡れた髪を放置すると風邪をひきそう」(46歳女性/主婦/少し減る)
「ヒートショックが怖いから」(26歳男性/学生・フリーター/少し減る)
「冬の間は契約しているプロパンガスの値段が上がるので」(38歳女性/主婦/少し減る)
「お風呂に入らない日はホットタオルで体を拭いて済ませる。足だけボディーソープで洗うことも」(44歳女性/主婦/少し減る)
「夏は暑いので毎日入るが、冬は2日おきくらいでいいと思っている」(22歳女性/学生・フリーター/大きく減る)
寄せられたコメントにはどれもその人にとって合理的な理由があり、ただ面倒くさくて入らないというよりも入らない選択をしていると言えるものばかり! 光熱費を心配するコメントも見られ、全体的な物価も値上げ傾向にある中で一理ある意見です。せっかく体が温まっても、湯冷めで体調を崩してしまったり、光熱費でお財布が寂しくなってしまってと考えると、入浴についても考えもの。また、ホットタオルやドライシャンプーなどのアイテムに慣れておくことで、災害時や屋外でのアクティビティにその経験が生きる時がくるのかも……!?
今回は、今話題の「風呂キャンセル」事情について深掘りしました。入浴したくないと思うことがある人にも必ずお風呂に入るという人にも両者それぞれの理由があり、ふむふむと頷ける意見が多く集まりました。中には水道代や光熱費をネックに感じている人もいて、世相を反映しているといえるのかもしれません。お風呂に入るか否かそのものの論争よりも、理由を深掘りすることがこんなにも興味深いとは! まずは自分の衛生状態に着目して冬場のお風呂問題と向き合えたらいいですね。

三上 六花(みかみ ろっか)。ライター。
美容ジャーナリストのアシスタントを経て独立。持ち前の旺盛な好奇心をアンテナに美容ワールドを探索中。
映画と漫画をこよなく愛し、帰宅後は隙あらば即エンタメタイムの多趣味人。週に15番組ほど聴く、生粋のラジオリスナー。